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エボラ危機~終息へのプランの取り組み~
ギニア
シエラレオネ
リベリア
緊急支援
(更新)
シエラレオネ、ギニア、リベリアの3カ国で、2万4000人以上の感染者と1万人以上の死者を出したエボラ出血熱は、感染拡大が始まってから1年が経過しました。プランは、雨季の到来に備えて、エボラ出血熱対策の強化を訴えています。
雨季に備えた対策
3カ国の地域では4月から5月にかけて雨季に入るため、遠隔地の人々は、道路の浸水で病院や学校、保健センターなどに行けなくなることが危惧されています。脆弱な保健システムにより医療施設への医薬品の供給が滞るなど、地域の人々の需要に応えられない事態も予想されており、対策が急がれます。
子どもたちを中心とした地域の回復を支援
その一方で、国際的な支援が功を奏し、学校再開など通常の生活が取り戻されつつある地域も増えてきています。プランは、エボラ出血熱の恐怖や差別により引き裂かれた地域の再建には3年から5年はかかると見ており、子どもへの影響が深刻な地域を中心に支援を行う予定です。教育、子どもの保護、水と衛生、家計への支援などのプログラムを通じて、子どもと周辺の大人たちのニーズに応えて、感染流行前の生活の回復と今後の感染対策の強化を進めます。
不可欠な保健情報の普及
プランは、あらゆるメディア媒体を通じて、感染拡大防止に役立つ情報の普及に貢献してきました。リベリアでは、特にラジオを中心とした情報提供が効果をもたらし、ギニアやシエラレオネでは、地域の人々が集まる場所での埋葬時のアドバイスといった啓発活動を通じて地域を中心とした草の根的な活動が広まっています。
プランは、政府や国際機関との連携を継続しながら地域ごとに築かれた信頼を活かして、エボラ出血熱の終息と、地域の人々が以前の生活を取り戻すための活動を続けます。