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ネパール大地震から3カ月~子どもたちの優先課題を聞き取り調査~

ネパール

緊急支援

更新)

写真:子どもたちから意見を聞き取るスタッフ

子どもたちから意見を聞き取るスタッフ

写真:子どもたちの意見は有益です

子どもたちの意見は有益です

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2015年4月25日と5月12日の2度にわたる大地震から3カ月が経ちました。被災した子どもたちは300万人に上るとみられ、想像を超える喪失感と痛みをかかえながら、雨季がもたらす新たな困難にも直面しています。

プランは、震災後の5月下旬から6月上旬にかけて、セーブ・ザ・チルドレン、ワールド・ビジョン、ユニセフとともに大きな被害をうけた14郡に暮らす1800人の子どもたちに聞き取り調査を行ないました。調査に参加した子どもたちは、最優先で支援を必要とすることがらとして、適切な仮設住居、教育、安全な飲料水、保健衛生をあげました。また調査から、家族や友人の喪失、住居や地域への壊滅的被害、将来への見通しが立たないことなどが原因で、多くの子どもたちが強い悲しみや不安感、安全への懸念をかかえていることが明らかになりました。

聞き取り調査から分かった子どもたちの意見

人道的支援物資が数十万人の被災者のもとに届けられている一方で、子どもたちの声が示すように、多くの被災者が雨露をよける覆いをはじめ基本的な物資や保護を必要としています。ネパール政府は復興計画を素早く策定しましたが、被害の大きさを考えると復興には長い歳月がかかると見込まれます。被災した子どもたちや家族が今置かれている状況を乗り越えるための支援が不可欠です。

仮設住居

震災による建物の損壊で、数十万人の子どもたちと家族が仮設テントで暮らしています。雨季の雨をしのぎ、厳しい冬を乗り越えるには不十分なしつらえです。子どもたちは適切な仮設住居への支援を最優先で求めています。

<今後の主な取り組み>

  • 仮設テント支給の資金規模拡大、必要な素材と道具の確保と配布継続
  • 耐震基準に則った家屋の再建

教育

子どもたちは復学と学業の継続への願いを明確にしています。また、校舎が安全性と耐震性を備えていることを願っています。学習支援の一環として、2015年7月7日時点で1793カ所において仮設の学習スペースを設置しましたが、学校に戻れていない100万人の被災した子どもたちすべてを収容するにはまだまだ数が足りません。その一方で、倒壊または損壊した校舎の再建作業が急がれます。

<今後の主な取り組み>

  • 学校に通えていない子どもたちの人数に見合った仮設学習スペースの設置と学習教材などの支給
  • 国際的な耐震基準と防災対策に則った学校再建、防災対策の実施

保健衛生

給水設備、保健施設、トイレなどへの広範囲にわたる被害により、安全な飲料水や基礎的な保健サービスを受けられていない被災者が多数に上ります。子どもたちは、汚染した水の使用や屋外排泄、不衛生で密集した生活環境に対して保健衛生上の不安を覚えています。

<今後の主な取り組み>

  • 2~3年は利用可能で耐震性を備えた保健施設の整備
  • 家庭でのトイレの再整備、仮設住居でのトイレ整備

子どもの保護と心のケア

子どもたちが震災による大きな悲しみと不安をかかえていることが分かりました。子どもたちは、恐怖感や不安感、家事の負担感、また特に女の子は性暴力や搾取へのぜい弱さを吐露しています。

<今後の主な取り組み>

  • 性暴力などを防止するための監視機能整備
  • 将来の災害への備えとしての子どもの保護の強化

災害リスク軽減

今回の地震により、ネパールで防災対策を強化する必要性が明らかになりました。聞き取り調査では、子どもたちの多くが地震の性質、地震発生時の行動について教えられていませんでした。ネパールで起こりうる災害は地震のほかに地滑り、洪水などもあり、子どもたちの意見を取り入れた地域の防災対策が重要です。

<今後の主な取り組み>

  • 今後の災害に備えて、復興計画に被災からの回復力を備えたまちづくりを盛り込む

子どもの参画

子どもたちの意見には大人が見落としがちな視点が備わっており、復興や防災の計画策定に非常に有益なことが分かります。災害支援についての子どもたちへの包括的な聞き取り調査は初めての取り組みでしたが、子どもたちの切実な意見を、中央や地方政府などあらゆるレベルで策定される計画に反映させることはとても重要です。

<今後の主な取り組み>

  • 子どもたちの復興計画、施行、地域再建などへの参画の強化

絵で体験を表現する子ども

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