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ワークショップを通して考えるジェンダーと保健~コロンビア~

ウガンダ

家計の安定

更新)

「子育て・家族計画サポートプロジェクト」を実施しているコロンビアのスクレ県シンセレホ市では15歳から19歳の女の子の妊娠率、妊産婦死亡率がともに全国平均より高い傾向にあります。プロジェクトでは、性と生殖に関する健康、ジェンダーの平等と男女の公平な役割分担についての意識啓発、10代で母親となった女性と家族への育児や家族計画のサポートを進めており、現在、支援を受け付けています。

“ジェンダー”について考える~若い世代を対象にしたワークショップ実施

写真:若い男女を対象としたワークショップ

若い男女を対象としたワークショップ

10代の妊娠率の高さの背景には、「伝統的な男らしさ」を強調する男性優位の思想(マチスモ)による男女間の格差との関係が窺えることから、ジェンダー平等について考えるワークショップをこれまでに12歳から23歳までの女の子(142人)と男の子(95人)を対象に実施しました。男性が複数のパートナーを持つことに寛容な社会的背景を一例に取り上げながら、学校などでジェンダー平等について考える必要性が話し合われました。学校もプロジェクトに協力して、授業に性教育の時間を設けてより多くの子どもたちが適切な時期に性について考えるきっかけを得られるように工夫をしています。

ワークショップに参加した13歳の男の子のスティーブンは、「10代の妊娠を予防することの大切さ、それと私たちがもっている人権という理念について学びました。自分の選択を慎重に行い、自分自身を大切にすることが大事だと思います」と感想を述べました。

また、同じく13歳の女の子のヘレンは「このプロジェクトはとても面白いです。性について学ぶことは大切だと思います。なぜなら性行動には責任が伴うので、慎重にならなくてはいけないからです。特に妊娠や性感染症などは自分たちの身体に関わります。どうやって責任感をもって相手と人間関係を築いていくかという問題についても学ぶことができました」とワークショップが貴重な学習の機会となったことを語りました。

親たちも若者の性について考える

プロジェクトでは、親たちに対してもワークショップを開催しています。これまでに参加した人の数は、女性(123人)と男性(5人)の合計128人。性別による役割の固定化と人権侵害の関係性や男女のこれからの関係のあり方などが話し合われました。若者のグループと比べて男性の参加者が少ない傾向にあることを受け、仕事を持つ親たちも参加できる日程での開催、男性の考え方に対応する内容づくりなど改善を加えていく予定です。また、演劇を導入して、参加者の関心を引くワークショップ形式を採用して、地域の人々の理解を深める取り組みを進めます。

写真:性別役割と人権について学ぶ参加者

性別役割と人権について学ぶ参加者

写真:参加者同士での意見交換

参加者同士での意見交換

今後は、ワークショップのさらなる展開に加えて、10代の母親へのカウンセリング、母子保健に関わる行政の担当者と地域の関係者への研修活動などを進めていきます。

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