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子どもの栄養改善と食糧確保プロジェクト~マラウイ~

マラウイ

更新)

毎年の洪水と干ばつにより、慢性的な食糧不足と子どもの栄養不良が蔓延するマラウイ。2015年1月の大雨では、川の氾濫による洪水が発生し約100万人が被災、農地4万2000ヘクタール相当の農産物の収穫ができず、市場に流通するはずの10万トンの穀物を失いました。現在実施中の「子どもの栄養改善と食糧確保」プロジェクトでは、食糧の安定供給、乳幼児の栄養改善、そして災害におけるリスク軽減活動の三つの柱を中心に活動しています。

食糧を安定的に供給するための新しい作物の栽培

1つ目の柱となる活動は農業トレーニングです。対象地域で主に栽培されているのは大量の水を必要とするメイズ(とうもろこし)です。しかし、干ばつになると十分な水が確保できないことから、メイズほどは水を必要としない作物の栽培が必要となります。このため、キャッサバ、さつまいも、豆類の栽培を新たに試みることにしました。

栽培トレーニングには地域の代表として合計375人(男性190人、女性185人)が参加し、技術を学びました。新しい試みですが、参加者たちからは「必ず成功すると思う」という前向きな感想が多く寄せられました。参加者たちは、今後、栽培を始めるとともに、地域で暮らす約1500世帯の人々に新しい作物の栽培方法を普及させていく予定です。

地元の食材を活用して、乳幼児の栄養改善

2つ目となる柱の活動は、地元の食材を使った栄養価の高い食事を作るための料理教室です。地域の代表として、親や保護者たち合計150人(男性80人、女性70人)が献立や調理法について学びました。参加者たちは自分たちが学んだことを地域の人々に教えていく役割を担います。

住民の1人は、「これまで私は息子が学校に出かける前にビスケットだけを食べさせていて、いつも『お腹がすいた』と私に訴えていました。トレーニングに参加した人が、地元の食材で作れる栄養価の高い料理法を教えてくれました。教わった献立の揚げバナナや卵を混ぜたおかゆなどを食べさせるようになって、息子は少し体重が増えたような気がします。空腹を訴えることも少なくなりました」と話します。

料理を学ぶ女性たち

料理を学ぶ女性たち

子どもたちは完成した料理をたくさん食べました

子どもたちは完成した料理をたくさん食べました

災害リスク軽減にむけた防災チームの立ち上げ

頻発する自然災害に備えるため、既存の子ども保護委員会など、村のグループを拡大して、新しく防災チームを立ち上げました。立ち上げにあたり、150人の参加メンバーたちは自然災害の知識や期待される役割に関するトレーニングを受けました。今後、各グループがそれぞれの地域でハザードマップや避難計画の作成、具体的な防災活動を実施することが期待されています。

トレーニングに熱心に参加する防災チームのメンバーたち

トレーニングに熱心に参加する防災チームのメンバーたち

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