ページの先頭です

ページ内を移動するためのリンク
本文(c)へ
グローバルナビゲーション(g)へ
サイトのご利用案内(i)へ

「学校でのジェンダー平等促進」プロジェクトを開始しました~ラオス~

プラン一般プロジェクト

更新)

2017年7月に新しいプロジェクトが始まりました。女の子だから教育のチャンスが奪われる…。世界にはそんな現実がまだ多く残されています。このプロジェクトでは、ジェンダー平等を促進し、子どもたちが性別を問わず、自分の可能性を信じて学べる学校づくりを目指します。

ラオスの北部ボケオ県パウドン郡は、住民の80%が少数民族で、国内で最も貧困率が高い地域のひとつ。男の子を優遇する風潮が根強く残っているこの地域では、女の子の教育は軽視されがちで、学年が上がるにつれて、早すぎる結婚や妊娠による中途退学も多くなります。教師のジェンダー平等に関する知識も不足しています。また、学校が遠くて通えない子どものために寮が必要ですが、不足しています。このため、多くの生徒は、親が建てた竹の小屋で暮らしています。トイレや給水設備も不十分で、思春期の女の子にとっては、特に厳しい環境です。

プロジェクトを担当する日本人職員と現地職員がこの取り組みへの思いを語ります。

プロジェクト担当者からのメッセージ

写真:日本:プログラム部 長島 千野(ラオス駐在)
日本:プログラム部 長島 千野(ラオス駐在)
2016年12月よりボケオ県に赴任しています。このプロジェクトでは、女の子と男の子が平等な環境のなかで安心して学べるように、中学・高校10校で教師、生徒、保護者へのジェンダー平等についての研修や設備の改善を実施します。最初のワークショップで従来のジェンダーに基づく思い込みを考え直した生徒からは「学んだことを周りに伝えていく役割があります」という頼もしい声があがりました。あたりまえと思ってきたことが、別な視点で見ると違ったものに見えるという気づきは、今後の活動の成果につながる大切なことです。主体的な彼女ら・彼らの姿に、期待が膨らむとともに、その支援に携われる事に大きな喜びを感じます。
写真:ミラオス: 教育アドバイザー ソムサイ・インタソン 
ラオス: 教育アドバイザー ソムサイ・インタソン 
プロジェクトは、少数民族で貧困世帯出身の女の子が中等教育を受けられるように支援しています。現在は、中学校・高校に進学できても、施設が不足していたり、衛生面・安全面に問題があり中途退学に繋がっています。また、ラオスの文化で、個人的な悩みや問題を周りの人たちに話すことがあまりできないので、思春期の女の子が抱える問題、ジェンダーに基づく差別や暴力について誰にも話ができないまま退学してしまう女の子がいます。そのような状況を改善するため、ジェンダーに配慮した施設の整備をしたり、先生や保護者へジェンダー平等やジェンダーに基づく暴力についてのトレーニングをするだけでなく、生徒たちが主体的に活動し、オープンに話し合いができるような子どもクラブの活動も行います。
私自身、プランに入る前は社会科の教師として働き、学生寮の管理をしていた時期もあり、自分の学生時代の経験からも生徒たちが置かれている厳しい状況がよく分かります。教育環境を整え、貧困層の女の子たちを支援するこのプロジェクトに、日本の支援者の方々がご協力してくださり、大変感謝しています。

関連リンク

あなたの寄付で、誰かの人生に可能性が生まれる。

寄付をする

  • 説明会 「プラン・ラウンジ」
  • イベント・キャンペーン カレンダー
  • プラン・ブログ
  • 寄付金控除について
  • マイ・プラン・ページ
  • 国連グローバル・コンパクト

メールマガジン

プランの活動や最新情報を
お送りしています。

ご登録はこちら

公式SNS

世界の子どもたちの今を発信中

  • lineアイコン
  • Instagramアイコン
  • YouTubeアイコン