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【経過報告】「差別をなくすジェンダー教育」プロジェクト~ルワンダ~
アジア
ガールズ・プロジェクト
(更新)
プラン・インターナショナルは、2016年7月から、「差別をなくすジェンダー教育」プロジェクト(ルワンダ)を実施しています。現在までの活動の進捗をご報告します。
背景
ルワンダでは「暴力は男らしさである」との伝統的な考えが根強いため、女性への暴力が許容されやすく、多くの女の子が、男の子や男性から暴力の被害にあっています。ジェンダーに基づく暴力には、からかいや暴言も含まれます。女の子が安心して通えるはずの学校でもそれは同様です。
そのため、生理用品の入手もままならない貧困層の思春期の女の子にとって、生理のときに学校に行くことはとても勇気がいることです。男性教師たちは女の子のデリケートな問題について無関心だったり、男の子がからかいの言葉を投げたりするからです。
寄付の募集を締め切りました。ご支援いただきありがとうございました。
活動のハイライト
*参考 国際ガールズ・デー2016 ルワンダの女の子が綴る日々のできごと Girls Diary from Rwanda
対象中学校3校から150人の女子生徒を招へいし、1泊2日のキャンプを開催しました。キャンプには、地元の警察官や行政官が講師として招かれ、女の子の権利や尊厳、ジェンダーに基づく暴力の防止方法について話しました。参加した女の子たちは真剣に耳を傾けていました。また、学校を中途退学し、10代で親になった女の子28人と男の子12人に職業訓練を実施。女の子は縫製の技術を、男の子はレンガ積みの技術を学び、将来の自立につながりました。
プロジェクト開始1年目に設置した「女子部屋」には、引き続き、生理用品や石鹸、予備の下着や制服などがおいてあります。今学期で520人の女の子が女子部屋を利用。生理の時に休憩することができると好評です。今後も、男の子と女の子が協力して、女の子が安心して学べる学校環境を整備していきます。
寄付の募集を締め切りました。ご支援いただきありがとうございました。
現地の声
以前は、お金がなくて、生理用品を買えませんでした。どこで買うかも知らなかったのです。そのため、生理の期間中はとても大変な思いで過ごしていました。しかし、プロジェクトを通じて、貯蓄グループに参加するようになってから、生理用品を買えるようになりました。自分の生理のサイクルについても理解し、安心して生理の期間を過ごすことができています。また、貯蓄グループで得た資金で、豆を育て、ニワトリとヤギも飼育できるようになりました。今では、経済的に自立していると感じています。家族も私を誇りに思ってくれています。たくさんの学びと機会を与えてくださったプランや皆さまに感謝します。
(バレリアさん、18歳)