【経過報告】「女性性器切除から女の子を守る」プロジェクト～エチオピア～｜国際NGOプラン・インターナショナル　寄付・募金で世界の女の子を支援

【経過報告】「女性性器切除から女の子を守る」プロジェクト～エチオピア～

プラン・インターナショナルは、2017年7月から、「女性性器切除から女の子を守る」プロジェクト（エチオピア）を実施しています。現在までの活動の進捗をご報告します。

背景

「女性性器切除（Female Genital Mutilation、以下FGM）」は通過儀礼・結婚の条件として、幼児期から15歳ごろまでの女の子の性器の一部を切除する有害な慣習です。エチオピアは施術率が高い国のひとつです。2004年以降、この慣習は違法とされていますが、心身に及ぼす弊害が一般の人々にはまだ十分に理解されておらず、施術が今も広く続けられています。

写真：集団でFGMを施術された女の子たち

寄付手続きに進む
ガールズ・プロジェクト毎月 1000円～すでに選択しています。
画面右側の「未完了の寄付手続き」ボタンより手続きにお進みください。

一回分の寄付はこちらから一回分の寄付をすでに選択しています。
画面右側の「未完了の寄付手続き」ボタンより手続きにお進みください。

活動のハイライト

コミュニティ対話セッションで発言する女性 / ©プラン・インターナショナル

この日は30人強の参加者が集まった / ©プラン・インターナショナル

トレーニングを生かしファシリテーターを担う男性 / ©プラン・インターナショナル

対話セッションを終えた参加者たち / ©プラン・インターナショナル

学校では生徒会やクラブで同様の対話を行う / ©プラン・インターナショナル

ガールズ・クラブのメンバー / ©プラン・インターナショナル

今年もFGMの根絶のための国際デーを祝う / ©プラン・インターナショナル

活動内容

3年プロジェクトの2年目の今期は、前年までに各学校やコミュニティで行った意識啓発活動を継続的に行うことで、より強固に住民たちが「FGMにNOと言う環境」を積み上げることができるよう取り組んでいます。たとえば、25村をさらに複数のグループに分け、各村で計110回の対話セッションを行い1200人が参加しました。また、各村から男女ひとりずつのファシリテーターを選定し、FGMや女の子の権利に関する知識とグループ対話の促進に関するトレーニングを行いました。トレーニング修了者たちが、地域住民を集めて定期的な対話セッションを行うことで、村人一人ひとりがFGMに関して深く考える場になっています。学校では生徒会やクラブ活動を通して子どもたち1357人を対象にトレーニングを実施しました。

現地の声

写真：アマレックさん

アマレックさん、14歳、レク・ジュニア小学校生徒会
「私は3年間生徒会に属し、今は会長をしています。この活動を通して、自信をもって自分の考えを話せるようになりましたし、FGM、早すぎる結婚などの伝統的な悪習から自分を守る方法も学びました。さらに、学んだ内容は私の姉妹や両親にも伝えています。活動に参加する前は両親から教わることもなかったので、FGMなどの悪習がどのように女の子たちに害を及ぼすかを知りませんでした。両親は、私が生徒会を長く続けていることを喜んでくれていますし、私もとても重要なことだと思っています。トレーニングのおかげで私はFGMを受けず済みました。これからもそうですし、私は自立していると感じることができます」

一回分の寄付はこちらから一回分の寄付をすでに選択しています。
画面右側の「未完了の寄付手続き」ボタンより手続きにお進みください。

寄付手続きに進む
毎月 1000円～画面右側の「未完了の寄付手続き」ボタンより手続きにお進みください。