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【完了報告】一口100万円プロジェクト「産科病棟建設プロジェクト」~カメルーン~
カメルーン
(更新)
2018年4月に募集した一口100万円プロジェクトカメルーンにおける「産科病棟建設プロジェクト」が完了しました。ご支援をくださった皆さまに、心よりお礼申し上げますとともに、プロジェクトの成果を、写真や現地からの声とともにご報告します。
背景
カメルーンの5歳未満児死亡率は出生1000人当たり80人※と、世界的にみても高く大変深刻な数です。保健・医療サービスの欠如により、妊産婦が産前産後に適切なケアを受けられないことや、新生児の栄養不良がその大きな原因となっています。特にカメルーン東部のベルトゥア活動地域のドウメ地区の乳児(1歳未満)死亡率は100人以上と、国平均(53人)の約2倍となっており、出産により命を落とす母子があとを絶たない状況でした。
ドウメ地区の病院には衛生的な分娩台やベッド、医療備品が不足しており、妊産婦は産前産後に適切なケアを受けられていませんでした。また、給水設備も整っておらず、衛生状態も悪い状況のため、妊産婦が安心して出産できる環境の整備が必要でした。
- ※ユニセフ子供白書2017
活動のハイライト
活動内容
産科病棟、小児科病棟、入院棟、入院患者用台所の計4つの建物を修繕し、給水施設と医療備品を整備しました。医療従事者への新生児ケアのトレーニング、コミュニティ住民への「産前産後健診」や「性と生殖に関する健康と権利」への意識啓発活動もあわせて実施し、母子の健康増進をはかりました。
おもな活動と成果
地域 | カメルーン 東部州ベルトゥア活動地域ドウメ地区 |
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期間 | 2018年7月~2019年12月 |
おもな支援内容と対象 |
ドウメ地区の妊産婦2000人、新生児、出産適齢期の女性3000人
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支援者の声
このプロジェクトが成功して、現地の人々にとってよいスタートとなり大変満足しています。(R・Hさん 神奈川県)
2020年7月から、カンボジアで新たな「一口100万円プロジェクト」の募集を開始しました。「【カンボジア】乳幼児の栄養と教育改善プロジェクト」の詳細はこちらをご覧ください。
現地の声
クリスティーンさん、17歳/住民
「産前産後健診の講習会に参加してから、赤ちゃんと私自身の予防接種の日をきちんと守って接種を受けています」
ロジャーさん、56歳/ドウメ地区議会議長
「子どもと若者たちのためにしてくださったすべてのことに感謝しています。若者の性と生殖に関する行動も改善されると思います。そして整備された病院は彼らのケアを適切にしてくれることでしょう。ご支援に心よりお礼申し上げます」