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【経過報告】カンボジアの学校が踏み出した自立への一歩~地域主導型の小学校給食プロジェクト~
カンボジア
グローバル・プロジェクト
(更新)
給食が再開した学校で
プラン・インターナショナルは、2021年4月からカンボジアのシェムリアップ州で、「地域主導型の小学校給食」プロジェクトを実施しています。貧しい農村地域の小学校への食材の供給や人材育成を通じて、学校給食の運営を定着させてきました。新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、長期にわたり学校が閉鎖されましたが、現在は通常の授業とともに、給食の提供も再開しています。
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今回は、学校給食を、将来的に地元政府と学校が自主的に運営できるようにするためのプロセスをご紹介します。
地域主導による学校給食の運営にむけて
雨水を利用した手洗い場。給食の前に利用します
学校給食の運営・継続には、さまざまな準備が必要です。食材とそれを保管するための倉庫や管理人のほか、安全な水、かまどや調理器具を備えた調理室、衛生設備や調理人など多岐にわたります。これまで、インフラ整備や食材の供給、倉庫係や調理人への給与の支払いは、プロジェクトの一環として支援してきました。今期の支援対象である286校では、すでに改善を繰り返しながら順調な給食運営が続いています。給食に加えて、各対象校での学校菜園の導入も支援しながら、徐々に運営の主体をプランから地域に委ねていく段階に入っています。
各学校が自力で食材調達をできるように
これまで給食用の食材(米、魚缶詰、豆、塩、植物油)は、プロジェクトのなかで提供されてきました。学校菜園の導入によって給食のメニューが増え、栄養バランスもさらに良くなっています。
次なる目標は、学校自らが食材を調達できるようになることです。これは、学校にとっては、コミュニティ全体を巻き込む一大事業です。プランは対象校から117校を選定し、各校が米やタンパク源となる食材を自力で調達できるようにするための指導を行いました。
学校菜園の世話を担う子どもたち
- 学校は給食に必要な食材の種類や量を特定し、経費を計算します。それによってかかるコストがわかります。
- 供給業者を入札で決定します。公平性を保つため、学校運営委員会、コミュニティリーダー、地域行政などで構成される入札委員会を組織します。学校への納品に関心を持つ地元の農家、養鶏業者、畜産業者を集めた説明会を経て、入札を実施。女性の参加を奨励した結果、最終的に選定された業者のうち約6割が女性となりました。
給食費用は学校と地元政府が負担
プランから地域へ活動の主体を移管するためには、資金面での自立が不可欠です。すべての費用を学校と地元政府が担っていかなければなりません。給食を安定して提供し続けていけるよう、学校では児童の親から少額の費用を徴収し、さらに学校運営委員会の予算から一定額を充てる準備を進めています。プロジェクト開始当初から連携を密に活動してきた地元政府は、各学校に補助金を交付することを明文化する手続きをしています。
現地では、活動の運営をプランから地元政府や地域の人々の手へ委ねていくための大きな一歩が踏み出されました。コロナ禍で延期されていた、地元政府の能力を強化する活動を開始し、対象校の支援も順次、地元政府へと委譲していきます。今後の学校、学校を取り巻くコミュニティ、地元政府、それぞれの変化にご注目ください。
引き続き皆さまの温かいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
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