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【完了報告】「少数民族の子どもの教育」プロジェクト~ラオス~

グローバル・プロジェクト

ラオス

更新)

グローバル・プロジェクト活動報告

プラン・インターナショナルが、2019年12月からラオスで実施してきた「少数民族の子どもの教育」プロジェクトは、2022年12月に完了しました。

プロジェクト背景

ラオス北部の山岳地域にあるウドムサイ県には、少数民族の人々が多く暮らしています。子どもたちは普段それぞれの民族固有の言語で日常生活を送っていますが、小学校に上がると公用語のラオス語で授業を受けることになります。それまで、ラオス語を学ぶ機会のなかった子どもたちは、授業についていけずに留年したり、途中で学校を辞めてしまったりすることが問題となっています。

写真:ラオス語を学ぶ機会のなかった子どもたち

現地から、3年間の活動の様子をまとめた動画が届きました。活動に参加した子どもたちや住民たちの声、地域にもたらされた前向きな変化をご覧ください。

「少数民族の子どもの教育」プロジェクト完了報告(ラオス) / プラン・インターナショナル(6分24秒)

活動内容

少数民族の子どもたちの学力が大きく向上

プロジェクトでは、3年にわたり、少数民族の子どもたちが小学校入学前にラオス語などの基礎学力を身につけることができるよう、学習環境の整備を行ってきました。
幼稚園の教室やトイレ、手洗い場などの衛生設備の建設、教材や玩具、屋外遊具の支給により、教室内外の環境を整備。教師トレーニングを通して、ラオス語を母語としない子どもたちへのラオス語の教授法や、学校でのジェンダー平等の推進などについて指導。また、保護者が教育の重要性を理解し、子どもたちの健全な成長をサポートできるよう、啓発活動を行いました。その結果、より多くの子どもたちが定期的に幼稚園に通うようになり、子どもたちの学力にも向上が見られました。特に幼稚園のない村で行った就学準備コースの成果は目覚ましく、活動前に18点だった学力テストの平均スコアは56点に大きく改善しました。基礎的なラオス語を習得した子どもたちは、授業をよく理解できるようになったため、活動前に比べて小学校1年生終了時点の学力も伸びました。

主な活動の成果

地域 ウドムサイ活動地域 パクベン郡
期間 3年1カ月(2019年12月~2022年12月)
主な支援内容と対象
  • 幼稚園の教室・トイレ建設(幼稚園9園)
  • 学習教材、図書、玩具、備品の支給(幼稚園22園、小学校30校)
  • 教師トレーニング(幼稚園・小学校の教師264人、うち女性127人)
  • 保護者向け啓発セッション(3671人、うち女性2350人)
  • 夏休み期間の就学前コースの実施(9村)
  • ※このプロジェクトは、外務省(NGO連携無償資金協力)の支援のもと実施しました。日本人職員が現地に赴任し事業統括を行いました。

地域のこれから

プロジェクトで実施してきた活動は、現地政府と村に引き継ぎました。対象幼稚園のうち2園はパクベン郡で初めてのモデル幼稚園として認められたため、今後はこの2園を中心として、他の多くの幼稚園に同様の取り組みが広がっていくことが見込まれます。プロジェクトの成果や学びは広く国内外の教育関係者に共有し、より多くの人々に役立ててもらえるよう働きかけていく予定です。

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