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出産のため、がれきの村々をぬけて保健所へ

インタビュー

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マット・クルック プラン・インターナショナル 国際本部 広報担当

マット・クルック
プラン・インターナショナル
国際本部 広報担当

2015年4月25日に発生したネパール大地震では、9000人が亡くなり、10万人が避難を余儀なくされました。現地で支援活動に従事した、プランの国際本部のマット職員に、災害時、もっとも困難を強いられる妊産婦や子どもたちへの思いを語ってもらいました。

地震直後の混乱の中、出産

ナムディキさんは出産のため、重いお腹を抱えてネパールの丘陵地帯を2日間歩き、保健所にたどり着きました。驚いたことに、それはあのネパール大地震の直後のことです。彼女の暮らすドラカ郡は、もっとも被害のひどい地域でした。土砂崩れで道路はふさがれています。がれきの山と化した村をいくつも通り抜けなくてはなりませんでした。「前にも2回ほど通ったことがあるから、道は分かりました」。私の驚きをよそに、彼女は言いました。

彼女がやっとの思いでたどり着いた保健所は古く、壁には地震による亀裂が走り、電気は通じていません。医師たちが使っている器具は、ナイチンゲールも驚くような旧式のものばかりです。

そんな危険で不安定な状況でも、彼女は無事に3人目の子どもを出産しました。私は、「レジリエンス(回復力)とは、生き抜くことである」と学びました。

地震も奪えない、子どもたちの夢

続く余震や、家や学校を失ったことで、子どもたちは不安に襲われていました。そんななか、プランが開設した「子どもひろば(子どもにやさしいスペース)」で、私は20人ほどの子どもたちとともに過ごしました。一緒に絵を描いたり、ふざけたり。彼らは私の大きな鼻をからかいます。

私は確信しました。たとえ、家や学校、家族や友だちを失っても、子どもたちは自分らしくあり続ける方法を探しているのです。彼らの夢や目標、希望は、地震が襲ってきても失われることはありません。

地震から1年経ち、国際社会からの支援は減ってきています。しかし、ネパールの復興への道のりはまだまだ険しく、長いのです。私たちは、“連帯”を大切に、被災地を支え続けなければなりません。

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