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熊本地震緊急支援~防災用品を配布~

熊本地震緊急支援チーム
番場慎也

日本

更新)

2017年1月に、熊本地震緊急支援の復興に向けた活動として、南阿蘇村、益城町、御船町を訪問してきました。

防災用品の配布

震災後の2016年6月、プラン・インターナショナルは熊本県南阿蘇村で被災された方々の心のケアを目的としたドラム演奏とダンスを子どもたちとともに行いました。その後、熊本県南阿蘇村教育委員会とさらなる支援について検討をしてきましたが、このたび、村内全ての小中学校(小学校5校と中学校1校)で子どもたちがこれから安心して学校生活を送ることができるよう、防災用品の配布支援を決めました。

今回支援したのは、防災ずきん(282個)と防災用ヘルメット(40個)、マスク・救急用品・小型ラジオ/ライト・乾電池などが入った非常時用の持ち出しセット(35個)です。学校で定期的に行っている避難訓練などでも活用し、地震や噴火など、いざという時に備えることができるようになります。

2017年1月27日に6校で配布。うち、ドラム演奏会を行った中松小学校、白水小学校、南阿蘇西小学校では、当時参加した子どもたちがみな覚えていてくれ、うれしい再会となりました。

写真:両併小学校での配布の様子

両併小学校での配布の様子

写真:防災ずきんについて説明

防災ずきんについて説明

プランの途上国での活動を紹介する授業を実施

翌1月28日は、地震後避難所になっていた益城町広安西小学校のPTA主催による、熊本地震復興のための「広西親子あったか体験教室」で、講師を務めました。

「世界が広がる国際理解講座~途上国の子どもたちを助けること」と題し、途上国の子どもたちの状況、日本との違い、なぜ学校に通うのかなどを参加者と一緒に考えました。

写真:広西親子あったか体験教室での授業

広西親子あったか体験教室での授業

参加した15人の児童や保護者から、「地震後は海外からも支援が寄せられ、他国に以前より関心を持つようになった」、「学校で授業を受けている環境を当たり前と思わず、一日一日を大切に過ごし、夢に向かっていきたい」などの感想があがりました。

連携団体でボランティア

最終日の1月29日は、プランが熊本緊急支援で連携してきた「Project九州」の活動の視察を兼ねて御船町西往還仮設住宅での活動に参加しました。

「Project九州」は、九州各地の心理士が立ち上げ、避難所や仮設住宅集会所で、ものづくり活動などによる心の支援を行っている臨床心理士を中心とした支援グループです。プランとは2016年7月から連携し、県内各地の避難所にて住民の孤立を防ぎ、自発性や意欲を促進するための参加型の活動を行っています。

この日は仮設住宅にお住まいの約30人が集会所に集まり、交流を深めていました。

写真:みんなで一緒にホットケーキを作りました

みんなで一緒にホットケーキを作りました

写真:手製の下駄箱のペンキ塗り

手製の下駄箱のペンキ塗り

今回、これまでの熊本地震の支援で活動した子どもたち、保護者、学校の先生、仮設住宅にお住まいの方々、支援団体のスタッフ、行政や地元企業など、さまざまな立場の方々と話をしました。

緊急支援の場合、ニーズは災害発生後、日を追うごとに変わります。それに合わせて、支援内容とその実施計画なども予算を検討しながら見直していきます。行政による支援は、できれば一人ひとりに公平な支援を提供することを大切にしていると思いますが、我々NGOの支援は、ニーズがあれば、可能な範囲で支援をし、現場で生活している人々がこれからの目標や未来に向かって進めるよう寄り添うことだと考えています。

「支援する」と言っても、実はさまざまなカタチがあると思います。現場で実際に活動する、寄付をする、正確な情報をネットやSNSで伝える、被災地から物品を購入する、被災地に旅行に出かけるなどなど、一人ひとりが可能な範囲でそれぞれの「支援」方法で、お互いに支えあい、そこで暮らす人々が希望を持ち、地域の未来へとつなげて欲しいと願います。プランの熊本地震緊急支援は、今回の活動をもってひと段落しますが、一連の支援を通じて得た知見を、プランが取り組む災害時のリスクの軽減のための意識啓発、災害後の復興支援に生かしていきたいと考えています。

写真:白くペンキが塗られた下駄箱

白くペンキが塗られた下駄箱

写真:子どもたちが絵を描きこみます

子どもたちが絵を描きこみます

写真:太陽や山など思い思いの絵が描きこまれました

太陽や山など思い思いの絵が描きこまれました

写真:南阿蘇西小学校 児童会から届いた感謝の手紙

南阿蘇西小学校 児童会から届いた感謝の手紙

寄付をくださった皆さまへ感謝の手紙が届きました

今回の支援校から、熊本緊急支援へ寄付をくださった皆さまへ感謝の手紙をいただきました。熊本地震から約10カ月が過ぎ、まだ復興したとは言い切れない状況ですが、これから村の未来を担っていく子どもたちには、それぞれの夢や目標に向かって進んでいって欲しいと願います。

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