ページの先頭です

ページ内を移動するためのリンク
本文(c)へ
グローバルナビゲーション(g)へ
サイトのご利用案内(i)へ

インド社会を変える!ユースの決意

プログラム部
船越 美奈

Asiaアジア

(2021/02/15更新)

プログラム部の船越です。職員としてプラン・インターナショナルで働いていますが、プラン・スポンサーシップの支援者でもあります。これまでに、プラン・スポンサーシップを通してインドの二人の女の子と交流してきました。

一人は北西部ラジャスタン州に暮らすジータ、もう一人は中部アンドラプラデシュ州に暮らすラディカです。二人ともチャイルドの登録終了年齢(18歳)に達したため、交流は終了しましたが、二人のチャイルドのおかげで、今もインドは特別な親近感を覚える国です。今回は、そんなインドの状況についてご紹介します。

写真:Eラーニングセンターで学ぶ女の子たち(インド)

Eラーニングセンターで学ぶ女の子たち(インド)

根強いジェンダーに基づく差別

ジェンダーに基づく差別が根強いインド。18歳になる前に結婚する女の子は27%にのぼり、そのうち7%は15歳になる前に結婚しています。結婚している女性の約4人に1人は、過去1年以内に家庭内で性的または身体的暴力を受けていると報告されています※1
人身取引の被害者数は1800万人以上、性産業で働く女性の数は約300万人にのぼると言われ、そこには人身取引の被害者である女の子たちが含まれます。

女の子たちの活動を支援

プランは、インドでジェンダー平等を促進するためにさまざまな活動を行っていますが、その一つがガールズ・アドボカシー・アライアンス(以下GAA)※2です。2016年に始まったこのプロジェクトでは、これまでに495人のユースがトレーニングに参加し、早すぎる結婚や人身取引、ジェンダーに基づく暴力をなくすため、自分たちにできることを学びました。

写真:GAAに参加する女の子たち

GAAに参加する女の子たち

  • ※2.GAA プラン、テレデオム、ECPATの3者で協働するガールズ・アドボカシー・アライアンス(GAA)は、女の子と若い女性に対する暴力を排除し、社会での経済活動への参加の機会を強化するための世界的なイニシアチブです。このプロジェクトは、インド、バングラデシュ、ネパール、エチオピア、シエラレオネ、リベリア、ガーナ、ケニア、ウガンダ、フィリピンの10カ国で実施されています

GAAに参加し、インド社会を変えるために活躍する3人のユースをご紹介します。

ウマさん(20歳)
「私が生まれたとき、男の子がほしかった父は、母と私を家から追い出しました。母は祖母の家で綿を栽培しながら私を育て、私の結婚持参金も貯めていました。そんなある日、持参金と家を狙った親戚が家に来て、祖母を殺害したのです。村の評議会に訴えましたが聞き入れられず、家も失いました。

写真:ウマさん(20歳)

そんな状況でも、母は私の教育を諦めませんでした。自分自身が教育を受けられなかったことが多くの不幸を招いたと考え、教育が自立につながると信じたからです。私も『教育が90%の問題を解決する』と信じて、早すぎる結婚の防止や中途退学した子どもたちの復学支援に取り組んでいます」

ラジニさん*(18歳)
「18歳だった母は、自分の結婚に口を挟むことは許されず、親が決めた相手と結婚しました。家は貧しく、私が生まれると、女の子を育てることを負担に感じた父は家を出て行ってしまいました。母は私を一人で育ててくれましたが、その生活は本当に大変でした。その経験があるので、女の子たちを母と同じような目にあわせないよう、早すぎる結婚の防止に情熱を注いでいます。

写真:ラジニさん(18歳)

8年生のとき、クラスメートの女の子が親に言われて結婚することになりました。私はショックを受け、怒り、教師を通じて訴えましたが、女の子の親は聞く耳を持ちませんでした。教師はそこで諦めましたが、私は諦めず、友人たちと一緒に政府機関に訴えに行きました。そうして、ようやく結婚を止めることができたのです。『女の子たちが声を上げれば物事は変わる』ということを実感した瞬間でした。

写真:ラジニさん(18歳)

GAAの活動を通して私と同じような活動をする女の子たちと出会えて、自信がつき、社会を変えようという決意も強くなりました。少しずつですが、変化が起きつつあることを感じています」

  • *個人保護のため仮名です。

スラバニさん(19歳)
「母が父を止めていなければ、生まれてすぐに売られてしまうところでした。女の子は結婚させるときに持参金が必要になるため、負担になると思われたのです。母が離婚を決意したことで人身取引の被害を免れ、現在は学校に通いながら、教育の大切さを子どもたちの保護者に伝えています。

写真:スラバニさん(19歳)

仲のよかったいとこは12歳で結婚し、体が未成熟であるために流産を3回も繰り返しました。今は、アルコール依存症になった夫に苦しめられています。母やいとこを身近で見てきたため、早すぎる結婚の防止には強い決意をもって取り組んでいます。これまでに防いだ早すぎる結婚は、10件以上です。そして、50人以上の子どもたちの復学を手助けしました」

GAAで活動するユースを見ていると、女の子が教育を受け、連携することによって、社会が変わっていくことが感じられます。変化は少しずつですが、活動を継続していれば、女の子や女性にとって生きやすい社会が作られていくと確信しています。これからも、交流をした二人のチャイルドに思いを馳せながら、プランとともに女の子たちの活動を応援していきます。

あなたの寄付で、誰かの人生に可能性が生まれる。

寄付をする

  • 説明会 「プラン・ラウンジ」
  • イベント・キャンペーン カレンダー
  • プラン・ブログ
  • 寄付金控除について
  • マイ・プラン・ページ
  • 国連グローバル・コンパクト
  • メールアイコン
  • Instagramアイコン
  • YouTubeアイコン