ルワンダの女の子が綴る日々のできごと Girls Diary from ルワンダ

Vol.10

中学校の訪問、そして国際ガールズ・デーイベントでの登壇

男女が並んで座っているのが印象的でした

男女が並んで座っているのが印象的でした

こんにちは。レベッカです。

日本は別世界のようで、驚きの連続の日々を過ごしています。

まず、埼玉県上尾市の東中学校を訪問しました。
最初は、英語の授業を訪問。みんなが私たちのために英語で質問を考えてきてくれていました。最初はみんな緊張していたようでなかなか質問は出てきませんでしたが、ルワンダでも中学生はみんなシャイなので、似ているなと思いました。
生徒たちも、私たちも英語で話すのに慣れていないために、伝えたいことが伝えられず、もどかしい気持ちになりました。私が日本語を話せたら、もっとみんなと通じ合うことができるのに。

音楽の授業では、生徒の皆さんがとてもきれいな歌声を響かせて合唱を聞かせてくれました。ルワンダのリズムとはまったく違うスタイルですが、とても印象に残りました。その後は、みんなと給食を食べて、日本の伝統的なお茶の作法を体験しました。とても楽しかったです。私たちのことを学校全体が心を込めて迎えてくださったのが伝わってきて、感動しました。

男女の声が調和した合唱に感動

男女の声が調和した合唱に感動

生徒と一緒に給食体験

生徒と一緒に給食体験

茶道も体験

茶道も体験

日本の中学校を訪問して驚いたのは掃除です。日本の学校では、毎日帰る前に掃除をするのですね。しかも、男子生徒と女子生徒がいっしょに協力しているのが素晴らしいと思いました。掃除の時だけではなく、授業のときも女の子と男の子が対等で、一緒に座り、むしろ女の子の方が積極的に質問していたりする光景がとても印象的でした。

男女で一緒に掃除するのに驚きました

男女で一緒に掃除するのに驚きました

フランソワーズです。
東中学校を訪問した日、忘れられない体験をしました。生徒たちの前で、将来の夢はジャーナリストになることと話しました。すると、休憩時間に、私たちを取材していた朝日新聞の記者の方が、休憩時間にカメラを持たせてくださったのです!プロが使うカメラを実際に持ってみたとき、「私も絶対にジャーナリストになるぞ」、と思いました。

カメラを持たせてもらえた経験は忘れられません

カメラを持たせてもらえた経験は忘れられません

2016年10月9日は、国際ガールズ・デーのイベント。
照明に明るく照らされた、とても素敵な会場に驚きました。

レベッカと私が螺旋階段をおりて登場すると、みんなが拍手で迎えてくれました。私たちが準備してきた、ルワンダの農村部で暮らす女の子の状況について英語で話すと、とても熱心に聞いてくれました。

実は、正直に言うと、少し失敗したかなと心配でした。でも、あとで、大勢の参加者の人たちが列を作って私たちのところにきて、「とてもよかった」と言ってくれたうえに、一緒に記念写真を撮ろうとしてくれました。
私は、ジャーナリストになりたいので、人前でも話せるようになりたいのですが、日本に来て大勢の人の前で話をしたことで、とても自信がついた気がします。

プレゼンテーションをする私たち(田村浩章/プラン・インターナショナル)

プレゼンテーションをする私たち
(田村浩章/プラン・インターナショナル)

レベッカです。帰国する日の朝に東京女子医科大学を訪問しました。私の夢は医者になること。かつての日本で、女性が医者として社会で活躍するために設立された大学を訪問して、最先端の医療現場を見て、いつかルワンダでもこのような立派な医療ができるようになったらなと思いました。

白衣を着て、聴診器を身につけた私たち

白衣を着て、聴診器を身につけた私たち

フランソワーズはジャーナリスト、私は医者になる夢を持っています。今回、日本に来て、その夢を実現したいと強く思うようになりました。

私たちは、これからルワンダに帰ります。
日本で見たこと、学んだことを私たちはしっかりルワンダで伝えます。
女の子と男の子、女性と男性が仲良く協力しあって生活していること。それから、みんなが時間を大切にしていること。そしてもう一つ、女の子だって、自分たちの意見をはっきりと言って構わないということを。

いつか、皆さんにもルワンダに来てほしいと思います。

日本のみなさん、私たちをあたたかく迎えてくださって本当にありがとうございました!

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