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実話をもとにしたストーリー

ブルキナファソ

ガールズ・プロジェクト

人身取引の危険から女の子たちを守る

人身取引は女の子が直面する深刻な問題のひとつです。西アフリカのブルキナファソに住むある女の子の物語を通じて、現状をお伝えします。

15歳の女の子アデルは、幼いきょうだいの面倒をみるため、小学校を4年生で中途退学しました。

ある日、両親が出稼ぎに行くことになり、アデルたちは叔父さんの家に預けられました。しかし、叔父さんはアデルたちの面倒をみませんでした。

アデルは仕事を探しはじめましたが、読み書きや計算などが十分にできないため、仕事を見つけることができません。

イラスト:15歳の女の子アデル

イラスト:アデルは村の男性から声をかけられました

そんなある日、アデルは村の男性から、「コートジボワールとの国境近くには金鉱がある。多くの人が集まっていて、町が栄えている。仕事もたくさんあるからお金が手に入る。君も働いてみないか?」と声をかけられました。

アデルはその男性の言葉を信じ、一緒に金鉱のある町にむかいました。

町は仕事を求めて集まった人々で、大変な賑わいです。
一方で、性産業で働かされている女の子も少なくありません。
アデルはこうした事実を知らないまま、町に到着しました。

村の男性はアデルを別の男性に引き渡し、彼女を家事使用人として働かせました。

それから数週間後、アデルは雇い主から町の中心にあるホテルに行くようにと言われました。

イラスト:村の男性はアデルを別の男性に引き渡す

イラスト:ホテルを訪れたアデル

新しい職場だと思ってホテルを訪れたアデルは、どうしていいか分からずウロウロしていました。

そのとき、偶然パトロールをしていた「子どもの保護委員会」のスタッフが、アデルの行動を不審に思い事情を聞きました。

スタッフは、アデルが典型的な人身取引に巻き込まれていることに気がつきました。

以前にも同様の事件がこのホテルであり、「子どもの保護委員会」が注意を払っていたのです。

アデルは保護され、無事に村に帰ることができました。

イラスト:アデルが典型的な人身取引に巻き込まれている

イラスト:プランの支援で縫製の職業訓練を受ける

その後、アデルはプランの支援で縫製の職業訓練を受けることになりました。

出稼ぎに潜む危険について、同世代の女の子たちに伝える活動にも参加しています。

アデルは助かりましたが、女の子が人身取引の犠牲者になるケースは絶えません。地域全体で取り組む必要がある問題なのです。

illustration by Noriyuki Goto
2019年7月発行のプラン・ニュースの記事を再編集し掲載しました

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