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実話をもとにしたストーリー

ヨルダン

ガールズ・プロジェクト

新型コロナウイルス感染症が変えた
ナイラの日常

シリアと国境を接するヨルダンに開設されているアズラック難民キャンプには約3万6,000人が生活しています。新型コロナウイルス感染症により、紛争で家を追われた難民の女の子たちの日常がどのように変わったのかをお伝えします。

ナイラは、ヨルダンにあるアズラック難民キャンプに暮らす13歳の女の子。

難民キャンプ内の学校に通い、プランが実施するワークショップにも参加しています。

2020年3月11日にWHO(世界保健機関)が新型コロナウイルス感染症の世界的流行を発表すると、難民キャンプでは外部との人の行き来が禁止になりました。

イラスト:難民キャンプ

イラスト:難民キャンプ内の子どもたち

難民キャンプ内の子どもたちは24時間外出禁止になりました。

学校も休校になりましたが、ナイラは家事の負担が増え、なかなか自宅で勉強ができずにいました。キャンプの外で暮らす先生たちは、SNSを使って子どもたちと連絡をとろうとしました。

しかし、ほとんどの家庭では一台の携帯電話を家族で共有しているため、なかなか連絡がとれませんでした。

ナイラの難民キャンプでは、8世帯でひとつのトイレを共有しているうえ、医療環境も十分ではありません

誰かが感染してしまったら、あっという間に広がってしまうかもしれません。

難民キャンプへの出入りができなくなったことで、マスクや生理用品も不足してきました。

さらに、外出できないストレスから家族間のトラブルが増え、ナイラの不安は高まるばかりでした。

イラスト:24時間外出禁止

イラスト:勉強の時間だけ携帯電話が使えるよう、家族を説得

こうした状況で、プランのスタッフは各家庭に電話をして、ナイラと連絡をとりました。

難民のなかには、プランの講習を受け、子どもたちのケアなどにあたるコミュニティ・ボランティアがいます

スタッフからナイラの話を聞いたボランティアはナイラの家を訪ね、勉強の時間だけ携帯電話が使えるよう、家族を説得しました。

また、プランはナイラに消毒済みの手芸キットを渡し、携帯電話のグループ通話によるマスク作り講習会に参加できるようにしました。

こうしてナイラの不安は少しずつ解消していますが、新型コロナウイルス感染症との闘いは、未だ終わりが見えません。

ナイラは「自分ができることを探し、励ましあってこの時期を過ごしたい」と話しています。

イラスト:マスク作り講習会に参加

illustration by Noriyuki Goto
2020年7月発行のプラン・ニュースの記事を再編集し掲載しました

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