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【インド】鉄欠乏性貧血対策プロジェクト
※プロジェクト予算は、送金月の指定レートを適用し、日本円換算いたします。
実施場所 | ウッタラーカンド州、ウッタルカシ県およびチャモーリ県内の合計3地域 |
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プロジェクトの規模 | 約600万円 |
実施内容 | 子ども、青年層、成年男女を対象とした鉄欠乏性貧血に対する意識啓発活動 |
インド国内の現状
インド政府が国内の貧富格差を縮小するために始めた国家農村保健ミッション政策※の一環として2014年に実施した国民の栄養状態の調査によると、インド国民の約75%は年齢や性別を問わず鉄欠乏性貧血であることが判明しました。特に子ども、若年層の女の子、妊産婦の微量栄養素の不足が放置されがちで、深刻な問題になっています。鉄欠乏性貧血は妊娠や出産に直接影響を及ぼし、疾病率の上昇や寿命にも影響を与えます。女性が鉄欠乏性貧血に罹患した場合には妊産婦死亡率が高まり、妊産婦死亡の20%は鉄欠乏性貧血が直接の原因とされています。
活動地域内において路上劇を通じて意識啓発活動を実施している様子
- ※2005年4月に策定されたインド政府の政策。公衆衛生・保健サービスの指標やインフラ整備が特に低いとされている州を主対象に、特に乳幼児死亡率及び妊産婦死亡率の低下をはじめとする母子保健の改善に重点を置いて、公共医療施設へのアクセスの改善及び信頼できる保健・医療サービスの提供を目指している。
ウッタラーカンド州の現状
ウッタラーカンド州では、子どもの約80%に軽度、中度もしくは重度の鉄欠乏性貧血が見られます。また同州の10代の女の子に限ると全体の91%が鉄欠乏性貧血で、そのうち39%は中度、29%は重度の貧血です。中度以上の鉄欠乏性貧血は、インド国内の都市部よりも農村部で多い傾向があります。また、鉄欠乏性貧血の事例は、女の子が受けた教育水準とは関係なく散見されています。また、本プロジェクトの実施を予定しているウッタルカシ県およびチャモーリ県では、保健医療施設の体制は整備されつつあるものの、住民が疾病を予防するための活動はまだ十分に機能しているとはいえません。
プロジェクトの概要
本プロジェクトは、鉄欠乏性貧血の問題を包括的に解決するためにインド政府が実施している鉄欠乏性貧血患者の検査および鉄分・葉酸タブレットを支給する行政サービスと連携し、子ども、青年層、成年の男女に対し鉄欠乏性貧血への意識啓発活動を大規模に行い、住民たちの健康状態の改善を図ります。
プロジェクトにご関心がありましたら、どうぞお気軽にお問合わせください。
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