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【開催報告】「ODAにおけるジェンダー平等への貢献」に関するウェビナー

アドボカシー

更新)

プラン・インターナショナルは、ジェンダー平等な社会の実現を目指し、アドボカシー活動に取り組んでいます。政策、事業などすべての分野にジェンダーの視点を取り入れていくことを意味する「ジェンダー主流化」を促進するため、政府開発援助(ODA)の政策における提言活動にも力を入れています。

その一環として、2022年1月27日に「最新の取り組みから見る日本のODAにおけるジェンダー平等への貢献」と題し、実務者向けのウェビナーを開催しました。これは、昨年11月に開催したウェビナーに続く、第2弾です。当日は、開発協力に携わるNGOや政府機関、研究者を中心に60人以上の方々にご参加いただきました。

「ODAのジェンダー主流化」実践例を紹介

前回のウェビナーでは、ODAのジェンダー政策と実践における改善点について、専門家をお招きして議論を行いました。それを踏まえ、今回はODAの最新の実践例として、JICA(国際協力機構)とNGOの取り組みを紹介しました。

JICAの取り組み

はじめに、JICAジェンダー平等・貧困削減推進室の中島泰子さんが登壇。JICAにおけるジェンダー主流化の取組体制や「ジェンダー平等と女性のエンパワーメント」に関する協力方針についてご説明いただきました。最近の活動例として、「コロナ禍で増加したジェンダーに基づく暴力の状況調査と試験的な事業の実施」や、「南スーダンとパキスタンへのジェンダーに基づく暴力の撤廃に関する専門家派遣」等を紹介。さらに、2021年にJICAが発行した、開発途上国でジェンダー平等と女性のエンパワーメントに貢献する有償資金協力事業の一部の資金に充てる、「ジェンダーボンド」についても解説されました。

写真:JICAによる実践例の紹介

JICAによる実践例の紹介

NGOの取り組み(プランの活動例)

続いてNGOの実践例を、プランの石丸職員が紹介しました。プランはODA資金による外務省助成金事業として、ベトナムで「少数民族の若者の収入向上事業」を実施しています。若者の貧困率が高く、行政の支援が行き届いていない地域で、少数民族の若者たちに生計向上支援やジェンダー平等トレーニングを提供しているほか、研修センター建設などの環境整備も行っています。男性優位の考え方が根強い地域での活動にあたっては、女の子・女性のエンパワーメントだけでなく、男の子・男性への働きかけや多様性の促進を重視していることを紹介。ジェンダー不平等とその根本原因となるジェンダー規範や社会制度を変えていく、ジェンダー・トランスフォーマティブ(変革的)なアプローチを取り入れていることを説明しました。

写真:プランの実践例を紹介

プランの実践例を紹介

ジェンダー平等促進にむけてアドボカシーに注力

質疑応答では参加者から多くの質問をいただき、活発な議論が交わされました。また、ウェビナー終了後は、「具体的な事例が聞けてよかった」、「こうしたウェビナーを定期的に開催してほしい」などの声も寄せられました。
プランは今後もさまざまな関係者と連携しながら、ODAをはじめとする国際協力分野全般におけるジェンダー平等促進にむけ、アドボカシー活動に力を入れていきます。

写真:参加者からの質問に答える登壇者

参加者からの質問に答える登壇者

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