「夏休み読書感想文コンクール2015」　国際ガールズ・デーに表彰式｜国際NGOプラン・インターナショナル　寄付・募金で世界の女の子を支援

「夏休み読書感想文コンクール2015」　国際ガールズ・デーに表彰式

第2回読書感想文コンクール（主催：公益財団法人プラン・ジャパン、後援：国際連合広報センター、外務省、協力：公益社団法人ガールスカウト日本連盟、NPO法人16歳の仕事塾）には、全国22の都府県から、中学生1235人、高校生465人の合計1700人が応募くださいました。

2015年の課題図書は、『マララ　教育のために立ち上がり、世界を変えた少女』（岩崎書店）、『わたしは13歳、学校に行けずに花嫁になる。未来をうばわれる2億人の女の子たち』（合同出版）ほか、プランがグローバルに展開するBecause I am a Girlキャンペーンに関連した4冊。中学生・高校生の皆さんが同世代を生きる途上国の女の子の課題とパワーを知り、何ができるかを考え、思いを綴ってくれました。

第4回国際ガールズ・デー　プレイベントで入賞者発表

2015年10月11日に国際ガールズ・デーイベントにおいて行われた表彰式では、厳正な審査を経て入賞が決まった6人が発表されました。山口県や大阪府からの参加を含む入賞者5名が出席し、表彰状の授与が行われました。

入賞者を代表して、中学生・高校生の最優秀作品が発表されました。中学1年生の中込蓮さん（大阪府、中学1年生）は、『Because I am a Girl わたしは女の子だから』（英治出版）の感想文「ぼくは男の子だから」を朗読、続いて、高校2年生の米子佳蓮さん（東京都、高校2年生）は『わたしはマララ　教育のために立ち上がり、タリバンに撃たれた少女』（学研パブリッシング）の感想文「より良い世界へ」を発表しました。

写真：プラン・ジャパン理事長の川上隆朗より、表彰状を贈呈

プラン・ジャパン理事長の川上隆朗より、表彰状を贈呈

写真：感想文を発表する米子さん

感想文を発表する米子さん

審査員長角田光代さんが講評を発表

写真：審査員長の角田光代さんが講評を発表

審査員長の角田光代さんが講評を発表

本コンクールの審査員長を昨年に引き続きつとめて下さった、直木賞作家でプランの支援者である角田光代さんからは、講評を発表いただきました。

「指定された本を読んでくれてありがとうと、今年も私はまず思います。指定された本はみんな、中学生、高校生のみなさんにとって、けっして愉快で爽快な読書体験を与えてはくれないと思うからです。それでもみなさんは一冊の本を読み、自分と同世代のさまざまな女の子たちに会ったことでしょう。マララさんのように勇敢な女の子もいれば、学校にいけない子も、誕生を祝福されない子も、道具のように酷使される子もいます。多くの方が、その現状に驚き、怒り、そして、自分のめぐまれた環境に思いを馳せ、『知る』ことの重要さに気づいたと書いていました。『知る』ことができたから、読んでよかったという言葉に、私はとても感動し、また、みなさんの作っていくだろう未来をたのもしく思いました」

で始まる講評では、本コンクールに参加した中学生・高校生全員に向けたあたたかなメッセージと入賞者一人ひとりの作品にふれたコメントを頂きました。

また、今年から新たな賞として学校賞が設けられ、100作品以上の応募のあった6校が表彰されました。プレイベントとして実施された、読書感想文コンクール表彰式は国際ガールズ・デー　イベントのために来日したインドのプリヤンカさんのスピーチに先立ち、日本の中学生・高校生の声を発信する機会にもなりました。

全入賞作品、角田光代さんの講評（全文）は、以下よりご覧いただけます。
応募くださった皆さま、ありがとうございました。