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【開催報告】プラン・ラウンジ4月オンライン報告会「パンデミック発生から1年~ジェンダー平等を後戻りさせない!~」
イベント
(更新)
2021年4月17日、プラン・ラウンジ4月オンライン報告会「パンデミック発生から1年~ジェンダー平等を後戻りさせない!~」を開催しました。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大の影響で、昨年6月以降プラン・ラウンジはオンラインで開催しています。今回も日本各地から、60名を超える方々にご参加いただきました。
感染症により女の子の環境が悪化
世界保健機関(WHO)が、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックを宣言してから1年が経過しましたが、いまだに収束の兆しはみえていません。パンデミック発生前から課題が山積していた途上国において、休校や経済状況の悪化が負のサイクルを生み、ジェンダー不平等の再拡大が懸念されています。今回のラウンジではプログラム部の馬野職員が登壇し、大勢の子どもや女の子たちが直面する甚大なリスクについて解説しました。
グラフを示して解説する馬野職員
ジェンダー平等を後戻りさせない 2つの取り組み
世界の感染状況に言及したのち、特に重要な2つの取り組みについてご説明を行いました。
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学校再開後の復学サポート
女の子の将来を閉じさせないためには、学校再開後に女の子が復学できる環境を整える必要があります。施設の整備のみではなく、コミュニティや親への啓発活動、教師へのトレーニングや、場合によって非公式教育を提供するなど、柔軟な取り組みが求められています。
女の子の復学にむけて
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生計向上による貧困対策
女の子が学校へ通うためには、家計の安定が必須です。貧困世帯では教育が後回しになり、地域によっては「早すぎる結婚」が加速する傾向もみられます。起業支援や生計向上の支援も行いますが、コロナ禍で厳しい状況にある家庭へは、食料支援などを行う場合もあります。
家計の安定が大切
女の子のエンパワーメントが重要
ジェンダー平等を促進するためには、女の子が自信をつけ、周囲も巻き込みながら互いを尊重する関係を作っていくことが重要です。説明の中ではモザンビークでの事例を取り上げ、女の子が支援によりお店をオープンし、学び続けることができた実例をご紹介しました。馬野職員の生き生きとした解説に、具体的な現地での活動や、アフリカにおける新型コロナウイルスの感染状況についてなど、多くのご質問が寄せられました。
屋台を立ち上げ復学できた女の子(モザンビーク)
有事の際に効果を発揮 プラン・スポンサーシップ
「プラン・スポンサーシップ」は、地域に根差した活動で信頼関係を培い、有事の際のセーフティネットとなる支援です。コロナ禍においてもジェンダー平等に向けて、歩みを止めず活動を続ける基盤となっています。
ラウンジ終了後、支援についてご質問を受け付ける場では、20名以上の方が残られ「チャイルドはどのように活動に参加するのですか」「現地の子どもたちに不平等は生じないですか」など、チャイルドや地域全体を気にかける多くの質問をいただきました。皆さまがお持ちの疑問に、個別にお答えすることができる貴重な機会となりました。
参加者の皆さまと
プランでは当面、感染症予防のため多くの方に集まっていただいての説明会の開催は控え、オンライン上での開催を予定しています。次回の開催は5月です。多くの皆さまのご参加をお待ちしています。
次回の予定
2021年5月22日(土) | 14:00~15:00 |
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