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【開催報告】プラン・ラウンジ5月オンライン報告会「ジェンダー平等実現の鍵~男の子・男性を巻き込む活動」

イベント

更新)

2021年5月22日、プラン・ラウンジ5月オンライン報告会「ジェンダー平等実現の鍵~男の子・男性を巻き込む活動」を開催しました。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大の影響で、昨年6月以降プラン・ラウンジはオンラインで開催しています。今回、多くの方のお申し込みがあったため、急遽Zoomウェビナーに変更し、100名以上の方々にご参加いただきました。

ジェンダー問題の解決には「男の子・男性の参加」が不可欠

今回のラウンジでは、2016年から3年間ラオスに駐在し、「学校でのジェンダー平等促進」プロジェクトを担当した長島職員が、自身の経験やプランの活動事例を交えて、ジェンダー問題を解決するための「男の子・男性の参加」の必要性を語りました。

写真:プランのプログラムに参加する男の子

プランのプログラムに参加する男の子

参加型のアプローチで男の子の意識と行動が変化

長島職員は、「男らしさ」をポジティブな意識と行動に変えていくことが重要であり、ジェンダー平等を達成するための活動が男の子と男性にとっても良い結果をもたらすと説明。男の子・男性の主体的な参加を促すプランのアプローチについて、ラオスやナイジェリアなどで実施した具体的な活動を紹介しました。

長島職員が駐在したラオスのプロジェクトでは、事前調査で明らかになった問題点を、イラストを使って啓発したことや、問題の改善方法を寸劇を用いて考える参加型のワークショップを行ったことを報告。プロジェクト終了時には、男の子たちのジェンダーに基づく暴力や差別に対する意識の改善がみられ、自分たちの行動が女の子の日常にどのような影響をもたらすのかについても理解が深まったと話しました。

写真:ラオスでのプロジェクトで活用した啓発イラスト

ラオスでのプロジェクトで活用した啓発イラスト

多様性を尊重した幼少期からのジェンダー教育が大切

ジェンダー平等達成のための男の子・男性の関わりには、以下の3点が必要です。

  • 価値観が柔軟な子どものころからの学校でのジェンダー教育が必要
  • 男の子・男性の特権・権力(加害者性)や弊害(被害者性)だけを強調するのではなく、多様性の違いを考慮し、反発や分断を生まないバランスと支援が求められる
  • 特に大人の参加には、「ジェンダー平等に男性が関わることが、女性だけではなく男性にもメリットがあること」を説くことが参加への導きとなる

写真:早期のジェンダー教育が重要

早期のジェンダー教育が重要

ジェンダーに関する問題は「女性の問題」と捉えられがちです。しかし、社会的・文化的につくられた「男らしさ」の押しつけによって男性自身にも影響を及ぼすものです。参加者の皆さまからは、多くのコメントやご質問が寄せられ、ジェンダー平等への関心の高さがうかがえました。

参加者の声

  • ラオスの学校の実際に起きている状況も知ることができ、また考える機会となりました。 別の国の話ではなく、今の日本の中にも浸透している価値観の中で同じようなことは日々起きていると感じました。
  • ラオスの子どもたちへのアンケート調査の回答からは、男の子も「重労働をしなければならない」「泣けない」などのジェンダーステレオタイプに縛られていることが浮き彫りになっていて、とても興味深かったです。「ジェンダー平等」の教育は、男性にとっても、生きやすくなるということを改めて実感しました。
  • もし自分が10代でこのような教育を受けていれば、もっと早い人生の時期から理解できるようになっていたと感じました。定年退職して家庭を支えているという思いから抜け出して、お互い対等の立場になり、ジェンダー平等という考えに共感できるようになりました。 

ご参加くださいました皆さま、誠にありがとうございました。

プランでは当面、感染症予防のため多くの方に集まっていただいての説明会の開催は控え、オンライン上での開催を予定しています。次回の開催は6月です。多くの皆さまのご参加をお待ちしています。

次回の予定

2021年6月19日(土) 14:00~15:00

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