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【開催報告】女性がリーダーになれる社会とは~女性リーダーシップレポート2021公開記念イベント
イベント
(更新)
6月17日、プラン・インターナショナルは「日本における女性のリーダーシップ2021」レポートの公開を記念したオンラインイベント「日本で女性のリーダーが育つためには?教育が果たす役割を考える」を開催しました。2時間のイベントに140名ほどの方がご参加くださり、女性が活躍できる、そして「リーダーになりたい」と思える社会について考えました。
日本で「リーダーになりたい」と考える女性は約1割
はじめにプランの職員がレポートの概要を説明し、回答者の多くが男女共に「リーダーになりたくない」と考えている調査結果を紹介。その背景として、「責任ある仕事は負荷が高く、長時間労働につながる」、「(特に女性は)家事育児や介護といった無償ケア労働の負担が多く、責任ある仕事を避けたい」と考える傾向にあることを説明しました。
また、女性リーダーを推進するために、「リーダーシップに関する学校や職場での学び」と「ジェンダー平等に関する理解の促進」の重要性も示されました。

リーダーになることを希望しているのは男性で30.6%、女性では10.4%
いま求められるリーダーシップを改めて考える
レポートの総評を行った大崎さん(特定非営利活動法人Gender Action Platform理事)からは「日本における性別役割分業や、固定化されたリーダー像といった日本の『障壁』が浮き彫りになった」として「企業や政府に読んでもらいたいレポート」と評価いただきました。
また、2019年にプランが行った調査※では、世界の若年女性の多くがリーダーを「ポジティブな変化をリードする人」、「チェンジメーカー」と捉えていることを紹介。国内でもサステナビリティやジェンダー平等を重視する政策・経営への転換が求められるなかで、改めてリーダーシップとは何かを考えることの重要性を指摘しました。
レポートの総評を行った大崎麻子さん
レポートの総評を行った大崎麻子さん
リーダーシップを学ぶのは学校だけではない ユースの意見
後半は2回のディスカッションに分かれて議論が行われました。第1ディスカッションではユース世代の3名に登壇いただき、彼女たちが考える「リーダーになる」ことについて意見が交わされました。学校で男女差があることや、学校外での活動を通じてリーダー経験を積んだ体験談など、学校だけではない学びの可能性について議論しました。
「リーダーになる」ことについて意見を交わしたユースの皆さん
登壇した1人である日本YWCA運営委員の藤原さんは、「女子高だったのでリーダーが女の子になるのは当たり前だったが、大学や社会に出て性別分業やジェンダーへのバイアスを目の当たりにした。性別にとらわれず、自分が選んだ道が認められる社会になってほしい。そのためには個性豊かなロールモデルを示していければいいのでは」と述べました。
女性リーダーが育つために必要なリカレント教育とケアワーク・働き方の見直し
第2ディスカッションでは、石川さん(UN Women日本事務所 所長)がモデレーターとなり、日本の女性リーダーが育つためには何が必要かについて、下記のような内容が議論されました。
- 産官学連携したリカレント教育(社会人の学び直し)の推進を通じ、ロールモデルとなる女性リーダーの成功体験の共有や意識の変革の機会が提供できる。
坂本さん(女性のためのリカレント教育推進協議会会長) - 女性が、特に雇用の場でリーダーシップを発揮するにはケア労働の評価と平等な分担が不可欠であり、従来の働き方を変革する必要がある。女性のリーダーシップで社会と世界は変わる。女性リーダーが育つにはトップの意識も重要だが、女性が高校や大学でリーダーシップ経験を積んでいくことも重要。世界はリーダーも男女同数の時代に移りつつある。女性自身が女性の力を信じて「固定観念」に縛られることなく扉を開いて欲しい。
三輪さん(アジア・太平洋人権情報センター(ヒューライツ大阪)所長)
第2ディスカッションの様子
プランでは、誰一人取り残されない社会の実現のために、女性や女の子が能力を発揮できることが不可欠だと考えています。そのためには、女性や女の子が「社会を変革させる当事者」として意見を表明していかなければなりません。引き続き、女性や女の子のリーダーシップに関する調査・発信を行っていきます。
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