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【開催報告】プラン・ラウンジ2月「女性性器切除(FGM)を根絶に導く活動とは?~エチオピア・スーダン~」

イベント

更新)

2023年2月18日に、プラン・ラウンジ2月「女性性器切除(FGM)を根絶に導く活動とは?~エチオピア・スーダン~」をオンラインで開催しました。すでにプラン・インターナショナルをご支援くださっている方や、途上国の女の子たちが直面している課題にご関心のある方など、77名がご参加くださいました。
当日は、プロジェクトを担当する冨田、水上職員が登壇し、FGMの弊害やプランの取り組みを、写真を交えて紹介しました。

女の子の一生に悪影響を及ぼすFGM

写真:FGMとは何かを詳しく説明

FGMとは何かを詳しく説明

現在、世界で暮らす女の子と女性のうち、約2億人がFGMを経験しています。水上職員は、「FGMを違法とする国が増え、実施率は減少傾向にあるものの、今でも毎年410万人の女の子たちが新たにFGMを受けている」という現状を紹介。「FGMは女の子に対し、生涯にわたる悪影響を及ぼす」と述べ、その弊害として、「施術時のショック・トラウマ」、「思春期の排尿・月経時の障害、感染症のリスク」、「結婚後の性交渉・出産時の痛み」、「妊産婦死亡率の高さ」などを挙げました。

エチオピア、スーダンでFGM根絶を目指すプランの取り組み

写真:スーダンの活動例

スーダンの活動例

続いて冨田職員が、プランがFGM根絶にむけてエチオピア、スーダンで実施している取り組みを紹介しました。重要なのは、「女の子・女性の能力強化とケア」、「家族やコミュニティへの働きかけ」、「行政や宗教指導者など影響力のある人たちへの働きかけ」の3つです。プランでは、施術を受ける女の子だけでなく、周囲の人たちを巻き込み、地域全体の意識と行動変容を促していることを、事例を挙げて解説しました。

最後に、エチオピアでプロジェクトを担当している現地職員の「皆さまのご支援により、長年続く慣習を自分たちの世代で断ち切る決意をした地域の人々をサポートできています」というメッセージも紹介。「FGMのことを知り、プランの活動に関心を持っていただきたい」と報告を締めくくりました。

参加者の声

  • ネットで調べてみても、なぜFGMが必要なのか分かりませんでしたが、今回の報告でその背景をよく理解することができ、少しずつFGM根絶に向け活動が広がっていることが分かりました。 プランのスタッフの方々の真摯な活動に対し、感謝の気持ちでいっぱいです。
  • 以前にFGMに関する新聞記事で、現地の若者が「FGMが女性の身体にとって良くないことは分かるけれど、自分が結婚する相手にはやはりFGMを受けた人を選ぶ」と話していたのを見て、この問題の根深さを知るとともに絶望的な思いになったことがありました。しかし、プランのセッションを受けFGMの問題を理解した若者が結婚相手にはFGMを求めないと言っているのを聞いて、長年の活動の成果と問題解決に一筋の光を見たようでとても嬉しく思いました。
  • 知りたいと思ったことが、よく分かる内容でした。若い世代ではやめるべきと考えている人が男女ともに増えていることは、活動の成果でしょうし、喜ばしいです。今後も、女の子であることだけを理由に暴力を受けたり、さまざまなことが抑制されたりすることがない社会にするための活動を続けていただきたいと思います。
  
 

次回は、4月22日(土)に開催予定です。多くの皆さまのご参加をお待ちしています。

次回の予定

2023年4月22日(土) 11:00~12:00

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