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【開催報告】角田光代さん×金原瑞人さんトークセッション ~『わたしはマララ』出版記念~(12/7・新宿)

イベント

女の子だから

更新)

2013年12月7日、女子教育の大切さを訴える活動を続けるマララ・ユスフザイさんの手記、『わたしはマララ:教育のために立ち上がり、タリバンに撃たれた少女』の出版を記念して、プラン・ジャパンは東京の紀伊國屋書店新宿本店にて、トークセッションを開催しました。
これは、出版元であり、プラン・ジャパンの長年の支援者でもある学研グループの協力を得て実現しました。

トークセッションには、プラン・ジャパンの支援者で作家の角田光代さん、同書の翻訳を手がけられた金原瑞人さん、西田佳子さんが登場しました。
11月にパキスタンを訪れ、プランの女子教育プロジェクトを視察したばかりの角田さんからは現地の様子などが、金原さん、西田さんからは翻訳を通じての感想などが語られました。以下にトークセッションの一部を抜粋します。

写真:キャプション

トークセッションの様子

トークセッション

― 教育が武器になる

角田さん:「この本では、タリバンが最初はラジオの人気DJのようになって、識字率の低い街の人々の心をとらえていく。読んでいて、その過程が本当に恐ろしかったです。教育は武器となり、教育がないと丸腰になってしまう。この本は、なぜ教育が必要かをもう一度考えさせてくれました」

金原さん:「確かに、カリスマ性のある人物がいて、他に情報源がなければ信じてしまう。そんななか、マララさんは自分のするべきことをして、言うべきことを主張している。脅迫されても恐がっていない。この強さは何だろう?と思ってしまいます」

西田さん:「ひとつには、お父さんが筋金入りの活動家であり、信念のある人だということがあると思います。そして親子の絆が強く、愛情も深い。お父さんとマララさんは同志。普通の女の子ではないですね」

写真:『わたしはマララ:教育のために立ち上がり、タリバンに撃たれた少女』

『わたしはマララ:教育のために立ち上がり、タリバンに撃たれた少女』

― 日本人だから理解できる、途上国の女の子の問題

角田さん:「日本にもついこの間まで、女性への差別がたくさんあったと思います。だから、途上国の女の子の問題を見ても、感覚として分かる。それを変えるには長い時間がかかることも理解できる。日本人だからこそできることがある、と感じています」

金原さん:「まさにうちの父親の世代はそうだったし、いまでもその傾向は残っていますよね」

西田さん:「あまり聞きたくない話もたくさんあると思いますが、女性の差別の歴史にももっと目を向けていかなければと、この本を通じて思いました。知ることは本当に大事です」

写真:トークセッションののち、サイン会で参加者と歓談

トークセッションののち、サイン会で参加者と歓談

写真:金原さん(左)、西田さん(中央)、角田さん(右)

金原さん(左)、西田さん(中央)、角田さん(右)

参加者の声

参加者は、『わたしはマララ』、もしくは昨年、角田さんが翻訳された『Because I am a Girl-わたしは女の子だから』を購入された40名の方々。以下のような感想が寄せられました。

  • 「女の子の教育への偏見をなくすには、一世代かかる、という言葉が印象的だった」
  • 「 “女性だから差別される感覚が分かる”ということに共感できた」
  • 「何も分からない私と同じ目線で話してもらえ、安心し、興味がもてました」

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