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【開催報告】プラン・アカデミー第7回(8/9・日比谷)
女の子だから
(更新)
Because I am a Girlキャンペーンやジェンダー平等について理解を深め、キャンペーンを多くの人に広めるアクターを養成するプラン・アカデミー。第7回は、外務省と文部科学省からスピーカーを招いて、日本政府の政策についてお話をうかがいました。
第7回 ~日本政府の教育協力政策~
2015年8月9日(日)、第7回プラン・アカデミーでは、外務省国際協力局地球規模課題総括課企画官の永澤浩之氏をお招きし、ポスト2015開発アジェンダといった国際的な潮流やすべての女性が輝く社会づくりに向けた国際的な取り組みについてお話しいただきました。今後、新しい教育協力政策を策定するにあたり、女子教育、母子保健や平和安全保障への女性の参画といったジェンダー平等の分野に注力していく方針が述べられました。
続いて、文部科学省国際統括官付国際統括官補佐の野田昭彦氏より、持続可能な開発のための教育(以下、ESD:Education for Sustainable Development)に関するこれまでの取り組み、今後の推進方策についてお話いただきました。ESDとは、持続可能な社会の担い手を育むため、地球規模の課題を自分のこととして捉え、その解決に向けて自分で考え、行動を起こす力を身に付けるための教育です。今後、教員を対象としたESD実践の手引きを作成するとともに、普及・活用を図っていくとのことです。
午前のセッションの様子
みんなで記念撮影
女の子も男の子も平等に教育が受けられる世界を目指して~私たちの提言を作成~
日本政府の講演やこれまで自分たちが学んできたことを元にして、Because I am a Girlキャンペーンが掲げるゴールを達成するために、1)日本政府への提言、2)自分ができること をそれぞれまとめました。日本政府への提言はひまわりに、自分ができることを葉っぱに書いて、ひまわり畑を完成させました。
私たちの提言が完成!
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日本政府への提言
- 教育を受けたくても受けられない子どもたちを1人でも多く救える国が日本であってほしい。
- 国際的な対話の場で積極的に女子教育、女性のエンパワーメントについて問題提起をすることで、世界全体で問題解決をする潮流を起こしてください。
- 途上国における教育の「質」の向上につながる教員育成、カリキュラム改善など、社会インフラのソフトの面にもODA予算を増やしてください。
- 世界の子どもたちの教育を後押しするGPE基金への拠出を増やし、世界中の女の子が教育を受けられるようにしてください。
- 途上国支援の成果・効果について、もっと分かりやすく社会へ伝え、支援の重要性・必要性を説き続けてください。
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自分にできること
- 寄付や周知など自分ができることを継続して行っていきたいです。
- 周りの男性への周知・理解の機会をつくります。
- 世界で起こっていることを自分事ととらえて、当事者意識をもって多くの人に伝え、巻き込んでいけるように努力します。
- 現実を見る、知る、学ぶ、考える。それらをまわりの友人・知人に発信し、共に考えます。
グループに分かれてアクションを企画~国際ガールズ・デーを盛り上げよう!~
提言をまとめた後、グループごとに国際ガールズ・デーを盛り上げるアクションを企画。5つのグループに分かれていますが、グループごとの連携も生まれ、相乗効果が期待できそうです。
スタッフもアクションにアドバイス
フットサル・イベント&出前授業
ガーナで実施されているサッカープロジェクトの事例にヒントを得て、チャリティ・フットサルイベントを企画。ゲームの前後に映像を活用して、キャンペーンの啓発を行います。高校生向けの出前授業も検討中です。
大学生チーム
大学や高校で出前授業を行った際に、ジェンダー平等に賛同する声を集めた動画を作成。ソーシャルメディアで拡散します。出前授業は他のチームや修了生にも協力してもらう予定です。
メディアに現れるジェンダー分析チーム
日本のメディアで描かれているジェンダーの固定観念を分析し、インターネット上で発信します。途上国のジェンダー課題は遠い国の出来事ではないことを多くの人に知ってもらうことが目標です。
チーム西東京
地元に根付いたアクションを展開し、キャンペーンを広めます。高尾山登山、古民家カフェでのチャリティヨガ、上映会、ワークショップを企画。地元のお店に協力してもらい、チャリティグッズの販売も検討中です。
政策提言チーム
途上国の女の子が中学校まで修了できるように、日本政府が支援を強化することを国際社会に発信してもらうことを目的として、国会議員への働きかけを行います。
10月11日の国際ガールズ・デーに向けて、様々なアクションが繰り広げられます。今後の展開にご期待ください。
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