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14歳で妊娠、シングルマザーとなったシルマさん~ニカラグア~

女の子だから

更新)

10代の妊娠への対策が社会的な課題となっているニカラグア。プランは、2012年から、若者たちが保健の知識を身につけて、家族や仲間たちに10代での妊娠がもたらす問題について伝える活動を行っています。

困難をともなう10代の妊娠

写真:10代で妊娠した体験を話すシルマさん

10代で妊娠した体験を話すシルマさん

北大西洋自治区に暮らす、16歳の女の子シルマさんは14歳のときにボーイフレンドと1年ほど交際していました。あるとき妊娠6カ月であることが判明すると、彼は姿を消し、それ以来一度も顔を見せなくなってしまいました。シルマさんは出産直前まで学校に通いましたが、その後は子どもの世話をするため、中途退学せざるを得ませんでした。

10代の妊娠により、思春期の女の子たちは子どもらしく成長する時期を失い、大人と同じ義務を背負うようになります。さらに教育、保健などのサービスを受ける機会が制限され、適切な生活水準を維持するのが困難になる場合が多いことが指摘されています。

女の子を守るプロジェクト

16歳のジェニファーさんは、14歳の時、29歳の男性から登校途中にしつこく交際を迫られ、さらにその後、性的な関係を持つよう要求され続けました。妊娠後6カ月間は秘密にしていたものの、家族はジェニファーさんの妊娠に気がつくと、彼女を殴りつけて家から追い出してしまいました。家族にも見放された彼女は、プランが運営を支援しているシェルターで暮らしています。ここでは暴力をふるわれる心配もなく、体調管理、食事、心理的な面でのケアも受けられます。

10代で妊娠して警察署に駆け込んでくる女の子は、シェルターで安全に出産を迎えることができます。

また、早すぎる女の子の妊娠を減らす活動を通して、10代の子どもたちが毎週集まって率直に話し合いができる場が設けられました。彼らは、性と生殖に関する保健知識について学び、自分の身を守るための方法を身につけます。警察もプランと協力して、女の子の権利についての知識の普及につとめるようになりました。今後は、権利に関する知識を身につけた女の子たちが家族や地域の人たちへの伝達者に成長していくことが期待されています。

シルマさんは支援を受けて復学しました。そして、他の子どもたちが自分の二の舞にならないよう願って地域での活動に関わっています。「思春期の子どもたちに自分の経験を伝えることで、10代で母親になることがどれほど人生を大きく変えるのか、あらかじめ理解しておいてほしいと思っています。最近は女の子も男の子も、相談に来てくれるようになりました。私は多くの支援に支えられる幸運に恵まれたので、自分の経験をよい方向にいかして地域に貢献していきたいです」

写真:シェルターで日々を送るジェニファーさん

シェルターで日々を送るジェニファーさん

写真:子どもを抱きかかえる女の子の姿

子どもを抱きかかえる女の子の姿

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