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【Girl’s Project】「女性への暴力撲滅・保護プロジェクト」を開始しました~ネパール~

女の子だから

更新)

寄付の募集を締め切りました。ご支援いただきありがとうございました。

ネパール西部のバルディヤ郡は都市部から遠いため、開発が進まず経済的に困窮している地域です。地域には多くの課題がありますが、人々の間に男性優位の考えが根強いことから、女性への家庭内暴力や性暴力の問題が深刻化しています。司法が公正に判断しないこともあり、加害者の男性は罰せられず、逆に被害者である女性が差別され、行き場を失い、人身取引の犠牲になることもあります。被害女性の保護や支援をする行為への反発も強いことから、問題の解決には行政の協力や関係者の能力強化が欠かせません。

Girl’s Project(寄付受付期間2017年6月末まで)の一つとして立ち上げられた「女性への暴力撲滅・保護プロジェクト」では、保護施設の設置や被害者支援の充実、女性人権擁護スタッフ、警察、病院など関係者の能力強化や行政への働きかけによって、暴力の被害にあった女性たち150人が安心して生活できる環境を作り、ジェンダーに基づく暴力をなくします。

女性への暴力に関する現状と政府の対策

ネパールでは性暴力の被害者の70%が18歳未満で、そのうち60%が16歳未満とされています。しかし性暴力の調査結果は十分とはいえず、実態の解明にはいたっていません。政府は、2010年を「ジェンダーに基づく暴力撲滅元年」に設定して予防と啓発に取り組んでいます。加害者の処罰や裁判の早期結審、無料の法律相談などの整備に力を入れているほか、被害を受けた女性が最低40日間は安全に過ごせる保護施設をすべての郡に1つ設立することを目指しています。しかし、そうした取り組みが一般の人々に浸透するまでにはいたっておらず、さらなる対策が必要です。また、社会において、女性の人権や保護を訴える人や団体への反発もいまだに強いのが現状です。

プロジェクト実施地域の現状

プロジェクトの実施を予定しているバルディヤ郡は首都から離れたネパール西部の平原地帯(タライ平原)に位置します。アクセスが難しい遠隔地域であるため、開発が進まず、経済的にも困窮しているため、さまざまな問題を抱えていますが、ジェンダーに基づく暴力もその一つです。この地域では暴力といっても、身体的、言葉によるもの、性的、ダウリーや一夫多妻制などに関連するものなど多様な形があります。早すぎる結婚も多いことから、幼い妻が夫やその家族に殴られるという痛ましいケースもみられます。

実施プロジェクトの説明

対策としては、「予防」「保護」「リハビリ」という3つのプロセスが重要です。プロジェクトでは予防対策として女性の人権擁護に関わる人々の能力強化に力を入れる一方で、保護策の促進のために、保護を必要とする女性をすみやかに受け入れ、政府基準よりも長く女性を保護できる施設の建設を進めます。また、リハビリのために運営サポートやカウンセリング、学業への復帰、社会で暮らしていくための生計向上支援などを行ないます。女性たちに安全な場所を提供すると同時に、関係者や地域住民の能力強化を図ることで、女の子と女性への暴力を許さない社会づくりを目指します。

現地担当者からの声

写真:カマラ・ライ/バンケ現地事務所 ジェンダーと子どもの権利プログラム担当スタッフ

カマラ・ライ/バンケ現地事務所 ジェンダーと子どもの権利プログラム担当スタッフ
「私自身も女性人権擁護のためのボランティアスタッフとしてかつて働いたことがあります。今回の実施パートナーである女性人権擁護ネットワークはよく知っているので、上手に連携して、他の地域のお手本になるような仕組みづくりを目指します」

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