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【開催報告】国際ガールズ・デー イベント2016開催報告(10/9 東京・代官山)

女の子だから

更新)

2016年10月9日、代官山CARATO71にて第5回となる国際ガールズ・デーの記念イベントを開催しました。プラン・インターナショナルでは今年の国際ガールズ・デーに合わせ、9月より特設サイトをオープン。ジェンダーによる暴力が根強く、学校設備も女の子に配慮されていないルワンダにおいて、女の子が安心して通える学校を作るプロジェクトを進めてきました。今回のイベントでも、このルワンダのプロジェクトを題材に、さまざまなバックグラウンドを持つ人が世界の女の子の現状やその解決を訴えました。

ルワンダから女の子が来日

まず登壇したのは、実際にプロジェクトに参加しているルワンダの2人の女の子、フランソワーズとレベッカ。「生理用品を男の先生から受け取ることに抵抗があり、生理中は学校に行きづらい」など女の子が快適に学校に通うには障壁があること、また、女の子への差別や暴力をなくすため、男の子とともに「ボーイズ・フォー・チェンジ」というグループを結成して活動していることを伝えました。

慣れない英語で懸命にルワンダの現状を伝える2人の姿には、「可愛らしかった」「頑張ってほしいと思った」などの声が寄せられました。さらに、2人と一緒に来日したプラン・インターナショナルのジェンダー専門家のグレースより、国会議員に占める女性の割合が世界一高い国でありながら、都市から離れた地域においてはジェンダーによる差別が強く残っているというルワンダの現実を紹介。2人のプレゼンの背景を解説しました。

村を出るのも初めてというフランソワーズとレベッカ。堂々とスピーチしてくれました

村を出るのも初めてというフランソワーズとレベッカ。堂々とスピーチしてくれました

フランソワーズとレベッカによる「Girls Diary from ルワンダ」も更新中の国際ガールズ・デー2016特設サイトはこちら
国際ガールズ・デー2016 特設サイト

男女差別の根幹とは

ルワンダの現状に続いて、社会生態学者として独自の視点から社会問題を論じ、女性装を通じて「ありのままの私」を表現している東京大学教授、安冨歩先生が登壇。日本においても「男性は男性らしくふるまう」というような「立場主義」が存在していることを指摘しました。学校、地域、会社など日本のあらゆる組織は、個人が性別や役職などの属性に応じて与えられた「立場」にしたがってふるまうことで成立しています。

男女差別を本質的になくすためには、その根幹である立場主義にとらわれず、「ありのまま」にふるまうことが必要だというメッセージを伝えました。豊富な具体例で鋭く社会の構造を指摘する安冨先生の話には、来場者の方も「とても勉強になった」「刺激的だった」と感想を述べていました。

「立場主義がある限り女性差別はなくならない」と語る安冨歩先生

「立場主義がある限り女性差別はなくならない」と語る安冨歩先生

全員で「ガールズ・パワー」をアピール

第一部の最後では、ルワンダの「ボーイズ・フォー・チェンジ」と同様にジェンダー平等を訴えている日本の男子大学生2人が登壇。日本版ボーイズ・フォー・チェンジとして、「男性が女性のエンパワーメントを促進する世界を作ろう」とアピールしました。ジェンダー平等の実現のためには、このような男性の協力が不可欠です。

第一部は、女の子が十分にパワーを発揮するために私たちにできることを、多様な登壇者がそれぞれの視点から訴えた充実の内容となりました。第二部のご報告も近日公開します。

写真撮影:田村浩章

最後は「ガールズ・パワー!」のかけ声で登壇者全員が記念撮影

最後は「ガールズ・パワー!」のかけ声で登壇者全員が記念撮影

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