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請願書を市長に提出~ネパール人身取引をなくすために立ち上がった女の子たち
世界の各地から
女の子だから
(更新)
7月30日の「人身取引反対世界デー」にあわせて、ネパールで人身取引を終らせるための署名を、女の子たちが市長に提出しました。
#GirlsAgainstTrafficking
イギリスのプラン・インターナショナルが協力して6月中旬から始まったこのキャンペーンは、#GirlsAgainstTraffickingのハッシュタグでSNSを通じて広がり、最終的には、2カ月弱で4万6013人分の署名を集めることができました。拡散や署名にご協力をくださいました皆さま、誠にありがとうございました。
キャンペーンの先頭に立ったサリタさんとサビナさん
国内外から多くの賛同
ネパールでは、国境が開かれているコミュニティに住む女の子たちには、人身取引の被害にあう危険がさらに高まります。毎年8000人以上が被害にあっているというネパールでは、人身取引は女の子や女性にとって身近な危険でもあります。すべての子どもたちへ確実にその危険性を伝えるために、サリタさん、サビナさんをはじめとする若者が協力して取り組みました。
大きな反響を呼び、イギリス国内だけでも2万5619人の署名と3000件を超える応援メッセージが寄せられ、7月30日の署名期日直前の数日間で、国内外から約3万人が賛同しました。
ともに活動した若者たち
制度を動かす好機に市長へ請願書を提出
ネパールは、国家レベルから地方レベルへの権力転換、憲法や政治体制への変化など、政治的な大きな変化の途中にあります。地方の法律や行動計画書を策定する権限をもつ市長が新たに選出されたこの時期は、変化を起こすよい機会でもありました。
嘆願書提出の式典には、地域の主要な政党の代表者全員と、地元の学校の若者を含む約400人の人々が参加しました。市長は社会への意識向上キャンペーンを実施することに同意し、それを実現するための予算をあてることを約束しています。また、人身取引に取り組むための広範な計画の一環として、プランと協力し続けたいと表明しました。
市長へ嘆願書を提出
今回のキャンペーンは、ネパールでの人身取引を撲滅していくための大きなステップとなりました。今後も引き続き行政とともに、人身取引の撲滅に取り組んでいきます。
式典で上演された若者たちによる啓発劇
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