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女の子のための国際デーとは?
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女の子だから
(更新)
10月11日は、国連で定められた「国際ガールズ・デー2018」。プラン・インターナショナルの働きかけにより、女の子の権利を広く国際社会に呼びかける日として、2011年に制定されました。 この日、プランでは、途上国で弱い立場に置かれる女の子が自信をつけ、地域を変えるアクターになれるよう、毎年イベントなどで世界の女の子の可能性をアピールしています。
女の子のための国際デーが必要な理由
サハラ以南のアフリカでは、18歳までに結婚する女の子の割合は40%※1。子育ての経済的な負担などから「女の子は早く嫁に出すべき」という考えは根強く残っています。「早すぎる結婚」は中途退学の原因となり、女の子の夢を奪うだけでなく、嫁いだ先で女の子が過酷な家事労働や暴力にさらされる背景となります。
15~19歳で出産する女の子は毎年1600万人※2。未熟な体での出産は合併症などのリスクを高め、母子の命さえも危険にさらします。また、母が十分に教育を受けていない家庭の女の子は、貧困のなかで自分自身も早すぎる結婚を余儀なくされるため、10代での出産は貧困が繰り返される背景となります。
妻が食べ物を焦がした、断りなく外出した……など、いくつかの理由のうち、何か1つでも該当すれば夫が妻に暴力をふるうことも仕方ないと考える人の割合は、サハラ以南のアフリカでは男性35%に対し、女性は52%※3。男性より女性自身が「女性は男性に従うもの」と考えていることが、早すぎる結婚・出産がなくならない背景にあります。
この状況を変えるためには、女の子が自信をつけて、立ち上がることが必要とされています。国際ガールズ・デーは、差別に立ち向かい、自分の人生を切りひらく女の子たちを後押しする日です。
※1,※3. 世界子供白書(UNICEF, 2015)
※2. Guidelines on Preventing Early Pregnancy and Poor Reproductive Health Outcomes among Adolescents in Developing Countries (WHO, 2011, ix)
16歳のある日、知らない男性と結婚させられた
西アフリカのベナンに暮らすケビンヌも、「早すぎる結婚」や暴力を甘んじて受け入れるしかできなかった女の子でした。「16歳だったある日、叔父が私をバイクでほかの村まで連れて行き、ある男性の家の前でおろしました。私は彼を知りませんでしたが、彼の4番目の妻になるように強要されました」。1カ月後、ケビンヌは妊娠しました。気を強く持とうとしましたが、夫からの暴力が激しくなり、ついには歯を折られてしまいました。自分自身とお腹の赤ちゃんを守るため、ケビンヌは実家に逃げ戻ることを決めました。「私は自分の身に起こったことを残念に思っています。私はいつも泣いています。でも、私と子どものためによりよい未来を望んでいます」。
「将来は自分の店を開きたいです」と話すケビンヌ
ケビンヌは現在、プランの支援により女の子も自分の夢を追求していいことを知り、美容師になるために訓練を受けています。自分で子どもを養えるようになるのが、ケビンヌの夢です。
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