3/8は国際女性デー　3月は女性の権利を考えよう

3月8日は国連が制定した「国際女性デー」です。1975年に制定されて以来、政治や経済などさまざまな分野で女性の権利が促進され、女性の可能性を確認し、次のステップについて考える日です。さまざまな会議が開かれるなど、3月は女性の権利を考える機会が多くあります。ジェンダー平等を実現するために、一人ひとりがまずは知って、考えてみませんか。

プランはこうした流れを変えるために、女の子と女性リーダーシップに関する世界的な調査を開始し、日本も参加しています。調査結果をもとに、世界のリーダーたちに早急な対応を求めていきます。結果は、2019年6月にカナダ・バンクーバーで開催される、ジェンダー平等、女の子と女性の健康、権利と幸福の実現について話し合う世界最大の国際会議Women Deliverで発表される予定です。

国際女性デーと同じ3月に、毎年世界の女性の権利分野の課題や進捗について話し合われる、国連女性の地位委員会（Commission for the Status on Women：以下CSW）がニューヨークの国連本部で開催されます。
63回目を迎える今年のCSWは、3月11～22日に開催され、ジェンダー平等と女性と女の子のエンパワーメントのための社会保護システム、公共サービスや持続可能なインフラなどについて話し合われる予定です。プランは、成人女性の話が対象になることが多いこの会議で、「女性と女の子」が常にともに語られるように喚起し、以下の提言をします。

さまざまなテクノロジーが目覚しく進歩していますが、テクノロジー分野で専門職として働く女性は決して多くありません。たとえば、AI業界の専門職につく女性は22％しかおらず、78％は男性が占める男性優位な業界です^※2。テクノロジー分野への女性の参画を促すためにも、女の子へのSTEM教育の奨励が世界的な課題になっています。STEMとは“Science, Technology, Engineering and Mathematics”それぞれの頭文字を取った言葉で、科学、技術、工学、数学の教育分野の総称です。また、女性のなかでも、都市部と農村部ではSTEM教育の大きな格差があることから、こちらも解消すべき深刻な課題です。