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ユースが訴える「気候変動が女の子に及ぼす影響」~第74回国連総会~

アドボカシー

女の子だから

更新)

第74回国連総会が、2019年9月17~30日まで、ニューヨークの国連本部で開催されました。今年は「貧困撲滅、質の高い教育、気候アクションおよび包摂のための多国間の取組の活性化」をテーマに世界193の加盟国・地域の代表が協議しました。プラン・インターナショナルは総会に合わせ、気候変動が女の子に及ぼす影響についてのイベントを実施しました

気候変動が女の子に及ぼす影響とは

気候変動は若者たちの未来を奪うだけではなく、弱い立場にある人に悪影響を及ぼすといわれています。性別と年齢による2重の差別を受けている女の子は、気候変動によってより大きな影響を受けることが明らかになってきました。たとえば、気候変動はすでにある「早すぎる結婚」のリスクを高めます。急速な気候変動に適応することができない貧しい家庭は、経済的負担を軽減させるために女の子を結婚させる傾向があります。それにより、ジェンダーに基づく暴力や早すぎる妊娠などのリスクも高まるといわれています。

写真:気候変動は不平等を拡大させ、女の子の 教育、安全、健康を阻害する

気候変動は不平等を拡大させ、女の子の 教育、安全、健康を阻害する

ユースと協働しイベントを開催

プランはフィンランド政府、ウルグアイ政府、リベリア政府、アイルランド政府、ユニセフそしてユースとともに、気候変動が女の子に及ぼす影響についてのイベントを実施しました。スペインのユースメンバーのパトリシアさんは、気候変動に関する政策には、女の子のニーズが反映されるべきであり、そのためには当事者である女の子や若い女性が意思決定に参画できることが必要だと訴えました。

写真:サンチェス首相(左)に請願書について説明するパトリシアさん

サンチェス首相(左)に請願書について説明するパトリシアさん

写真:プランのイベントで発言するパトリシアさん(左)

プランのイベントで発言するパトリシアさん(左)

このイベントに先立ち、パトリシアさんは、国連総会に参加するためにニューヨークを訪れていたスペインのサンチェス首相を訪問。プランとともに作成し、スペイン市民数千人から賛同を集めた請願書を届けました。 スペイン政府への請願内容は以下のとおりです。

  1. パリ協定※1を遵守し、温室効果ガスの正味排出量を削減させること
  2. 気候変動政策の意思決定プロセスに子どもや若者(特に、女の子や若い女性)が参画できるようにすること
  3. 気候変動対策のための予算を確保し、スペイン国内と途上国で女の子の権利促進やニーズに沿った対策を講じていくこと
  4. 再生可能および持続可能なエネルギーを促進する技術への投資をすること
  • ※1 パリ協定:温室効果ガス削減に関する国際的な取り決めを話し合う「第21回国連気候変動枠組条約国会議(通称COP21)」(2015年)において、世界の平均気温上昇を産業革命以前に比べて1.5℃に抑えること、そのために温室効果ガスの正味排出量を削減させることを合意した協定

気候変動への迅速な対応を求める若者たち

9月23日に開催された気候行動サミットで、10代の環境活動家グレタ・トゥーンベリさんが、温暖化対策に積極的でなかった政策決定者たちを厳しく問いただしたスピーチは、多くのメディアで報道されました。全世界で400万人の若者たちがデモに参加し、気候変動が喫緊の課題として浮上しています。

世界には、紛争や自然災害によって学校に通えていない女の子が3900万人います※2。自然災害の増加は、温暖化の傾向と一致しています。プランはこうした危機状況下に「取り残された」子どもたちへの教育支援への拠出増加を、日本をはじめとする各国政府へ引き続き働きかけていきます。

写真:グレタさんに賛同し、迅速な対応を呼びかける若者たち(オーストラリア)

グレタさんに賛同し、迅速な対応を呼びかける若者たち(オーストラリア)

  • ※2 Nicolai, S.,et.al.2016. Education Cannot Wait: proposing a fund for education in emergencies. London: ODI

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