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寄付で難民の子どもたちに希望を~シリア難民の子どもの教育支援~
お知らせ
(更新)

寄付の募集を締め切りました。ご支援いただきありがとうございました。
このプロジェクトは、2018年まではエジプト・ヨルダンの2カ国で実施してきました。エジプトでの活動に一定の成果が表れてきていると考え、2018年7月からは、ヨルダンの難民キャンプでの活動に注力していきます。
2011年から始まったシリア紛争が原因で人道支援を必要としている人は世界中に約1350万人。その半数が子どもたちです。シリア難民の子どもたちは紛争の衝撃とその後の避難生活から、心にストレスを抱えています。子どもたちが再び日常生活を取り戻すためには、安心して学べる環境が必要です。シリアの未来をつくる子どもたちの心のケアと教育支援に、ご協力をお願いします。
*上記は例です。いただいたご寄付は、他の取り組みや管理費にも充てさせていただきます
ヨルダンとエジプトでの教育支援
プラン・インターナショナルは皆さまからの寄付を募り、エジプトでは2016年から、ヨルダンでは2017年から活動しています。ヨルダンの難民キャンプでは就学前教育センターの設置にむけた準備もすすんでいます。しかし難民の数は多く、支援が十分とはいえない状況です。
教育センターの設置運営、奨学金や学用品の普及、ホストコミュニティ側の設備改善、保護者に対するさまざまなケアなど、家族や故郷を失い心に傷を負った人々に対して、私たちがすべきことはまだ多くあるのです。
就学前教育センター(エジプト)
サナさんのストーリー
奪われた故郷、奪われた命
シリア紛争を逃れ、5人の子どもとともにヨルダンのアパートに暮らすサナさん(仮名)。穏やかな表情の陰には、壮絶な体験がありました。
「あるとき、私は爆撃の音で目を覚ましました。幼い双子の娘と障がいのある次男を連れて、家を飛び出しました。あまりに慌てて、シェルターに着いてから長男と三男がいないことに気づいたほどでした」。
戦況の悪化を受け、サナさんは妊娠中だったにもかかわらず、ヨルダンへの避難を決意。しかし、混乱が続くなかでの避難は悲劇の連続でした。
苦難を乗り越え、前向きに語るサナさん(31歳)
ヨルダン国境付近の街では、兵士がサナさんの父と兄を射殺。放置された血まみれの遺体に泣きついていたサナさんは、ショックのあまり、知らない人に引き離されたことも曖昧にしか覚えていません。さらに、銃撃を逃れて走りついた先で出血が始まり、お腹にいた赤ちゃんは死産となりました。
子どもたちには将来があるから、私も頑張れる
愛する家族と故郷を失ったサナさんは、厳しい避難を生き抜いた子どもたちに希望を託しています。学齢期と紛争が重なった14歳の長男の復学はまだ叶っていませんが、双子の5歳の娘はプランの就学前教育グループに参加することができました。「私は質素で普通の生活で十分です。でも子どもたちには素晴らしい未来が待っているかもしれない。そう思うと、これからも困難に立ちむかっていこうと思えます」。
5人の子どもたちと。障がいのある次男にキスをしている
「シリア難民の子どもの教育支援」プロジェクト 詳細はこちら
寄付の募集を締め切りました。ご支援いただきありがとうございました。
エジプト・ヨルダンに暮らすシリア難民の子どもたちを対象に、成長期に必要な教育やケアを提供します。また、負担が増している難民受け入れ側のコミュニティでも教育を充実させることで不公平感を軽減し、難民の子どもたちがより受け入れられ、お互いが暮らしやすい環境づくりを目指します。
主な活動内容
【エジプト】
- 受け入れ側のコミュニティの公立小学校での衛生施設の改善と衛生知識普及活動(8校)
- シリア難民の子どもたちへの奨学金支給(約580人)
【ヨルダン】
- 就学前教育センターの設置と運営(3カ所)
- 保護者対象の育児トレーニング
- 保護者たちの相互扶助を目的とした育児グループの立ち上げ など
あなたの寄付で、誰かの人生に可能性が生まれる。
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