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ロヒンギャの人々への聞き取り調査報告~国際NGO3団体による緊急共同レポート~

お知らせ

(2018/02/26更新)

プラン・インターナショナルは、セーブ・ザ・チルドレン、ワールド・ビジョンと協力し、ロヒンギャ族の難民キャンプで2017年12月2日~5日に聞き取り調査を実施し、報告書『Childhood Interrupted(失われた子ども時代)』を発表しました。対象者は、難民キャンプに住む人々と、難民キャンプを受け入れているコミュニティ(以下、ホスト・コミュニティ)の子どもたちと母親です。

Childhood Interrupted(失われた子ども時代)

2017年8月末にミャンマー西部ラカイン州で起きた暴動とその混乱の拡大により、国境を接したバングラデシュのコックスバザール県に避難したロヒンギャ族は68万人以上にのぼります。うち、およそ半数以上が子どもたちです。避難を余儀なくされたロヒンギャ族の子どもたちは、残忍な暴力行為を目撃したり自宅が焼き討ちにあうなど、恐怖にさらされてきました。避難先の難民キャンプもまた、子どもたちや母親にとって安全な場所とはいえません。

報告書は、聞き取り調査のなかで子どもの目を通して特定された課題を中心に、二部で構成されています。
第一部は、多くの子どもたちからの聞き取りを元に、架空の兄妹とホスト・コミュニティの少年の3人を設定し、難民キャンプに暮らす子どもたちの典型的な日常を説明する形で報告しています。
第二部は、難民とホスト・コミュニティのそれぞれが特定した、主な課題と分析、結果を報告しています。これは双方の子どもと母親への会話形式による質問を通して調査されたものです。

子どもたちの日々のニーズと権利に沿った適切な支援を提供するために、子どもたちの声に耳を傾けることを優先していくことが求められます。プランは、この聞き取り調査の中で明らかになった課題を、今後の支援プログラムの策定や実施に生かしていきます。また、ほか支援機関に活用されることを願っています。

報告書は以下のページからお読みください。

紹介資料のご案内

調査対象

  • 難民キャンプに住むロヒンギャ族の子どもたち 140人
  • ホスト・コミュニティに住む子どもたち 60人
  • 6歳までの子どもがいる母親と妊婦 40人

対象年齢

7~17歳を以下の3つの年齢層別にグループ化しインタビュー

  • 7~10歳
  • 11~14歳
  • 15~17歳(さらに既婚と未婚に分ける)

報告書の概要紹介

インタビューからは、気の休まる間もない過酷なキャンプでの生活状況が浮かび上がってきます。

  • 家や家財道具などの全てを国に残し、何もない狭いテントに窮屈に身を寄せ合って暮らすストレス
  • トイレや水汲み場が混んでいるうえに、女の子と女性は不特定多数の男性の目にさらされる居心地の悪さ
  • 女の子や女性が体を洗うのにもプライバシーが守られない
  • 炊事に必要な薪を集めるため行く森で遭遇する、象やヘビなどの野生動物や、暴力を振るったり罵声を浴びせてくる人に対し身の危険を感じる
  • 混雑したキャンプ内での子どもの連れ去りや人身売買
  • 夜間の灯りもないキャンプ内で、施錠もできないビニールシートで覆った住居に暮らす不安

サブカさん(13歳、キャンプに住む女の子)

「ここにあるすべてのことが好きになれません。故郷に帰りたいです。故郷から遠く離れたこの地では、夜を温かく過ごせる衣類もありません。近隣の人からお皿や水差しをもらいましたが、調理に使う薪がほとんどありません。数日おきに森へ薪を集めに行きますが、男の人に狙われないようにほかの女の子たちと5~6人のグループでむかいます。みんなで離れないように行動しますが、それでも恐怖を感じます」

写真:サブカさん

ホスト・コミュニティに住む6歳の子どもの母親

「難民が押し寄せる前は、家の裏や空き地で子どもたちが楽しそうに遊んでいました。今、空き地は難民たちで埋まり、親たちは田んぼの手伝いや水汲みをさせていた娘たちを、外には出すのは危ないと考えるようになりました。子どもを誘拐しようとする者が動き回り、混みあったコミュニティの中で子どもたちが道に迷い、連れ去られてしまわないかと心配です」

今後求められる支援

子どもたちの安全を確かなものにするために、対策を講じる必要があります。
キャンプ内の夜間の照明設置や道順を示す標識の設置、安全を確保するためのパトロールなどが求められています。また、人身売買の発生を未然に防ぐために危険性を伝え、誤ったうわさを信じ必要以上に恐れることの無いよう、意識啓発をすすめる必要があります。また、子どもたちが安全に学び過ごせる学校の教室や、遊び場の設置も重要です。

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