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プランとともに振り返る2021年
お知らせ
(更新)
いつもプラン・インターナショナルの活動に、温かいご理解とご支援をいただきありがとうございます。前年に続き、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を大きく受けた2021年。活動国でも感染症対策が日常になるとともに、コロナ禍における女の子特有の問題が顕在化した一年でもありました。
今年のプランの活動を、生理/難民/女性性器切除(FGM)/気候変動 の4つのキーワードで振り返ります。

【キーワード1】生理・月経の問題
日本でも「生理」に関する考え方・捉え方が話題にのぼり、特にコロナ禍での「生理の貧困」について耳にすることの多い1年でした。プランも、女の子の生きる力を育むための支援を行う団体として、日本の現状を調査で明らかにしたほか、情報発信を強化しました。

スタッフより、一年を振り返って
今まで可視化されてこなかった生理の問題。「生理の貧困」というテーマを通して日本でも認識が高まり、私たちが作成した調査報告書を目にした方から多くのお問い合わせや取材の依頼をいただく1年でした。
(アドボカシーグループ 長島千野職員)
「この生理用品って自分に合っているのかな」と疑問を持ちながらも同じメーカーのものを使い続けているという声を耳にします。ちょっとした疑問について大人も一緒になって考えることが、その先に繋がるのかなと思います。
(国内支援事業グループ 福田職員)
【キーワード2】難民の問題
かつてない紛争の激化で難民問題も深刻化しました。難民の多くは女性や子どもです。プランは新たにベネズエラ避難民の寄付募集を開始したほか、シリア難民、南スーダン難民、ロヒンギャ難民などの現状を伝えてきました。

スタッフより、一年を振り返って
ペルーで暮らすベネズエラ避難民は、自ら収入を得て生活を築いていかなければなりません。活動2年目の今年は、避難民が能力をいかしてコロナ禍を生き抜けるよう新たに技術訓練や経営指導に着手、学びの多い1年となりました。
(プログラム部 山形職員)
コロナ禍でも紛争は止まず、エチオピア北部を発端とした紛争被災者への支援など、新たな悲劇に対応するための活動も始めました。現地スタッフの根気強さと、オンライン会議といったテクノロジーに感謝した1年でした。
(プログラム部 道山職員)
【キーワード3】女性性器切除(FGM)の問題
女性性器切除(Female Genital Mutilation、以下FGM)は、女性の外部生殖器の部分的または全体的な切除をする有害な慣習です。プランはFGMの根絶にむけ活動を行っています。世界中の女の子を応援する「国際ガールズ・デー(10月11日)」には、NHK記者柳澤あゆみさんを迎え、現地の様子をお話しいただきました。

スタッフより、一年を振り返って
スーダンでFGMの実態とプランの活動を取材くださった柳澤さん。誠実なお人柄が伝わる報告に、多くの方から感動と共感のコメントが寄せられました。今年も、世界のさまざまな問題を知っていただくために有意義な発信に努めました。
(広報マーケティング部 平田職員)
スーダンでは「女の子クラブ」へのトレーニングを実施し、女の子たちが主体となりFGM撲滅のための啓発活動を実施する体制を構築しました。来年も、彼女たちのFGMを撲滅させるという強い意志を支えながら、活動を実施していきます。
(プログラム部 冨田職員)
【キーワード4】気候変動の問題
COP26が開催され、改めて地球規模の問題である気候変動について、考える機会が多い1年でした。プランは、気候変動問題とユースの関わりについてレポートをまとめたほか、 ⼥の⼦や若い⼥性に及ぼす影響に対して警鐘を鳴らしています。

スタッフより、一年を振り返って
気候変動は、特に途上国の女の子やユースの権利を奪う新たな脅威となっています。プランの調査を日本に紹介するなかで、女の子やユースが声を上げるためにもジェンダーに配慮した環境教育の重要性を再認識しました。
(アドボカシーグループ 長島美紀職員)
世界中で気候変動への関心が高まる中、プランとしても、気候変動対応を強化した1年でした。世界各地で女の子や若者たちが声を上げています。それらの声や思いを世界に伝えていくことの大切さを実感しました。
(プログラム部 倉橋職員)
プランでは、社会課題について個別に取り組むだけではなく、プラン・スポンサーシップを通じた地域開発にも力を入れています。来年も皆さまとともに、貧困や差別のない社会を実現するため、世界に変化を起こしていきたいと思います。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

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