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【動画】障害のある国内避難民の子どもを支援~ブルキナファソ~
動画
(更新)
西アフリカのブルキナファソでは、2018年以降、武装勢力による戦闘や暴力行為が激しさを増しています。その結果、人口の1割にあたる180万人以上が住む場所を追われ、国内避難民として厳しい暮らしを強いられています。こうした状況下において、特に障害のある子どもたちは、必要最低限の支援も受けられないまま取り残されてしまいがちです。
人目を避けて暮らす6歳の男の子
ラヒムさん(左)と弟
6歳のラヒムさんは、住んでいた村が武装勢力の襲撃を受け、プラン・インターナショナルが活動するバム県の国内避難民キャンプに家族と逃れてきました。ラヒムさんは、話すことや歩くことができませんが、相手の言っていることを理解し、自分の欲しいものを指差しで伝えることができます。
ブルキナファソでは、伝統的な考え方や知識不足のため、障害は「恥ずべきもの」と見なされています。根強い差別や偏見のなか、障害のある子どもたちは社会に溶け込むことができません。両親は、ラヒムさんが人目につかないよう、なるべく家から出さないようにしていました。
プランの働きかけで「子どもひろば」に参加
プランは一家が暮らす国内避難民キャンプで「子どもひろば」を運営しています。暴力や戦闘行為を目の当たりにした子どもたちが、遊びを通じて心の傷を癒し、安心して日常を取り戻すことができるよう、スポーツやゲーム、歌やダンスなどさまざまな活動を提供しています。
笑顔のラヒムさん(右)と家族
ある日、「子どもひろば」に一度も来ていない子どもを特定するため、プランのスタッフがキャンプ内を巡回していたときのことです。仮設テントの陰に隠れ、孤立しているラヒムさんに気づきました。プランはすぐに両親の話を聞き、心理士によるサポートを提供。「子どもひろば」への参加も促しました。ラヒムさんは、今ではほかの子どもたちに溶け込み、プランのスタッフに見守られながらさまざまな活動を楽しんでいます。両親も、「同世代の子どもと関わり刺激を受けることが、彼の発達によい影響を及ぼしている」と話します。
国内避難民キャンプで、障害とともに生きるラヒムさんと家族の動画をご覧ください。
「子どもひろば」で待っているよ~障害のある国内避難民 ラヒムさんのストーリー~(ブルキナファソ) / プラン・インターナショナル(3分35秒)
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