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エボラ出血熱の被害を乗り越える若者たち~シエラレオネ~

世界の各地から

更新)

2015年、西アフリカではエボラ出血熱ウイルスの感染により1万1000人以上が命を失いました。特に、10年にわたる内戦で不安定な状態にあったシエラレオネにとって、エボラ感染の拡大は社会の基盤を揺るがしかねない脅威となりました。プラン・インターナショナルは首都フリータウンの貧困地域に暮らす若者たちのグループとともに、生活を立て直していくための活動を行っています。

厳しさを増した子どもたちの環境

シエラレオネでは、エボラ出血熱により多くの子どもや若者が両親や親戚を失いました。親が学費の面倒を見られないという理由で中途退学し、その後、貧困のために結婚せざるをえない状況に置かれた女の子や、働きに出ざるをえない子どもたちの数が増加しました。

児童労働、10代での結婚、虐待などは以前から存在した問題ですが、エボラ出血熱の流行により貧困状況が悪化したことで、子どもたちを取り巻く環境はさらに厳しさを増しました。プランは、エボラ出血熱により経済的にも深刻な影響をうけた貧困地域の若者にボランティア参加を呼びかけて、子どもたちが勉強したり遊んだりすることの大切さ、権利について伝える活動を立ち上げました。

写真:エボラ出血熱により親を亡くした子どもを差別しないよう伝える看板

エボラ出血熱により親を亡くした子どもを差別しないよう伝える看板

写真:エボラ出血熱の感染により亡くなった人々のお墓

エボラ出血熱の感染により亡くなった人々のお墓

感染症から身を守る術を伝える若者グループ

ボランティアたちは、感染症から身を守るための指導も行っています。また、感染拡大期において医療機関の専門スタッフが駆けつけて感染の防止策を施す前に、感染症の可能性がある人を隔離しておくトレーニングも受けました。メンバーの一人、23歳のアブドゥル・ラーマンさんは、エボラ出血熱の流行前、幼い娘を育てながら、学校にも通っていました。エボラの流行により、母、弟に加えて、わずか3歳だった娘まで亡くし、学校も辞めざるをえませんでした。今、アブドゥルさんは悲劇的な体験を他の人たちのために活かしたいと願い、子どもたちが子どもらしく生きることが大切という信念のもと、地域の人々を助けるために活動に参加しています。

西アフリカで最も被害を受けたシエラレオネ、リベリア、ギニアでは、これから再建に向かって前進しなければなりません。保健システムの機能不全、食料や石けん、清潔な水などの生活必需品不足という問題も深刻です。

プランは、保健所の設置、衛生物資の配布を続ける一方で、若者たちとの活動により、感染リスクを減らしながら、貧しい子どもや若者たちがよりよい生活環境で生きていけるようになることを目指しています。

写真:アブデュルさんも大切な家族を亡くしました

アブデュルさんも大切な家族を亡くしました

写真:首都フリータウン近くの貧困地域の街並み

首都フリータウン近くの貧困地域の街並み

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