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気候変動の問題に取り組む若者たち ~フィリピン~
世界の各地から
(更新)
2013年に大型台風ハイエンにより、甚大な被害を受けたフィリピン。気候変動の影響が問題視されるなか、子どもと若者たちが、台風や洪水といった自然災害や環境の変化の影響を軽減するために、コミュニティでさまざまな活動をすすめています。
プランは、西サマール、東サマール、レイテ州の6つの自治体において、気候変動、適応策、実践に関する知識を広める活動の支援を行っています。また、プランの働きかけで、自治体から若者グループの活動に資金が提供されることになりました。活動を通して若者たちは、問題について話し合い、必要な交渉をすすめるなどのスキルを着実に身につけています。
台風ハイエンの被災地(2013年)
台風被害から将来を案じる
15歳のルイーザは、2013年の台風ハイエンで大きな被害を受けた東ビサヤ出身。気候変動を肌で感じ、大きな台風被害を受けた時のような苦しみを再び味わいたくないという思いから、地域の気候変動の問題に取り組んでいます。
海岸の清掃とマングローブの植樹を行い、今年の夏には廃棄物の分別に取りかかる予定です。
気候変動の影響について話すルイーザ
「台風ハイエンの後、海岸が徐々に浸食されており、家を失う恐れがあります。私たちが何かしなければ、将来的にホームレスになるかもしれません。私たちは気候変動を止めることはできませんが、影響を軽減することはできます。私たちのような子どもでさえ、果たすべき役割があると思います」とルイーザは言います。
マングローブの苗を植えるルイーザ
海岸にマングローブを植える活動家たち
気候変動から自分たちの身を守る
ルイーザの友人のグループは、プランが支援する子どもを中心とした気候変動適応プロジェクトのトレーニング・セッションに参加し、地域を気候変動から守ることを決意しました。気候変動の影響やその軽減のために何ができるかについて、ほかの村や学校で伝えています。
活動家の若者たちは、気候変動に関連する状況やイベントをより多くの人々に伝えて、行動に結びつくよう努めています。
気候変動について若者にトレーニング
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