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人生を変えたコミュニティ・ボランティア
世界の各地から
(更新)
活動を支えるコミュニティ・ボランティア
プラン・インターナショナルの活動は、現地に暮らす、コミュニティ・ボランティアに支えられています。
2018年度、プランは1748のプロジェクトを5万4352のコミュニティで実施しました。これには彼らの存在なくしては成り立ちません。
ウガンダでコミュニティ・ボランティアとして活躍しているナイカさんを紹介します。
コミュニティ・ボランティアのナイカさん
コミュニティ・ボランティアのお仕事
農業を営むナイカさんは26歳、3人の子どもの父親です。農地での長時間の厳しい仕事にも関わらず、日々コミュニティ・ボランティアとしての時間を作り活動しています。
ナイカさんは、プランの健康と衛生に関するトレーニングに参加し、その知識をほかの人々へ伝える保健員のボランティアになりました。「自分の住むコミュニティで変化が起きるところを見たかったのです」とナイカさんは言います。
ナイカさんの住むコミュニティでは、多くの人は学校に通ったことがなく、衛生、栄養、そして安全な水やトイレなどの衛生設備のない環境で、育児についての十分な知識をもっていません。コミュニティの保健所は、栄養失調の子どもを見つけるために、定期的に体重測定を行い、ナイカさんも手伝っています。また、マラリアのような危険な病気の患者を見つけだし、子どもの命を救う薬についての指導などをするための家庭訪問も行います。保健所へ行く機会のない人たちが多いコミュニティで、家庭訪問により病気の子どもに必要な治療を速やかに提供しています。
子どもたちの体重をチェック
「トレーニングへの参加で私の人生は変わりました。多くのことを学び、家庭でも実践しています。たとえば、トイレを設置し、より衛生的な習慣をまわりに伝えました」とナイカさんは言います。
忍耐強く活動
保健員のボランティアのほか、ナイカさんは子どもの保護委員会と地域の危機防止のための災害リスク軽減グループのメンバーでもあります。それぞれの分野のトレーニングを受け、女の子の権利や子どもの結婚、教育の重要性などについて、コミュニティの人々に定期的に話をしています。また、栄養不良や家庭内暴力に遭った経験がある子どもたちなど、特別な支援が必要な子どもたちもサポートしています。
「こういったことを人々に話すのは簡単なことではありません。忍耐が必要ですし、時間をかけて何度も同じことを話す必要があります」
活動に欠かせない自転車
活動で身につくさまざまなスキル
地域開発において、コミュニティに住む人々は当事者として重要な存在です。子どもから大人までが確実に参加していることに常に注意を払い活動しています。ナイカさんが住むコミュニティでのプランの活動はまだ日が浅いですが、近隣のコミュニティでは長年活動しており、成果を出しています。ほとんどの家にトイレが設置され、病気の流行も抑えられて子どもの死亡率が低下しています。加えて、早すぎる結婚も減少し、より多くの子どもたちが義務教育を修了するようになりました。
「以前、私は役所に出向くのには不安がありました。多くの人の前で話すなんて考えられませんでした。今は違います。ボランティアとしての仕事は私に自信を与えてくれ、人前でも自由に話せるようになり、コミュニティの人々が尊敬してくれることに感謝しています」
体重測定にきた乳幼児
プランは活動するすべての国で、コミュニティ・ボランティアとともに支援に取り組んでいます。彼らのサポートのおかげで、より多くの地域で活動することができるのです。
プランの活動が終了しても、専門知識やスキルは、ともに活動をしたコミュニティ・ボランティアに受け継がれていきます。コミュニティ・ボランティアとして活動してきた人は、なくてはならない存在となり、その後コミュニティのリーダーとして活躍する人たちも多くいます。コミュニティの人々のスキルを高め、自立を後押しする地域開発に、プランは引き続き取り組んでいきます。
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