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3/22は世界水の日 人々の健康と命を守る水

世界の各地から

更新)

3月22日は「世界水の日」。水の大切さ、安全な水の重要性を国際社会がともに考えることを目的に制定された日です。2020年のテーマは「水と気候変動」。気候変動による洪水や水不足に対応できるように備えれば、人々の健康や命を守ることができます。

現在、世界に蔓延する新型コロナウイルスの感染拡大の大切な予防法のひとつは手洗いですが、これにも安全できれいな水は不可欠です。日本人にとって身近に安全できれいな水があるのが当たり前ですが、世界の水事情に思いを馳せ、水について考えてみてはいかがでしょう。

プラン・インターナショナルの活動のなかにあらわれる、さまざまな「水」の事例をいくつかご紹介します。

モザンビーク

モザンビーク
2019年3月14日にモザンビークに上陸したサイクロンにより、数千人の子どもたちが教育を一時停止。プランは教室と学校のトイレを再建しました。「水道ができて水が汲めるし、手も洗えるようになりました。床も泥でなくセメントになったので、蚊の心配もあまりしなくてよくなりました」

ザンビア

ザンビア
気候変動による干ばつ、雨季の遅れ、洪水は南アフリカの農業に大きな影響を与えており、ザンビアでは230万人が食料不足に直面しています。プランは食料危機への対応の一環として、学校給食プログラムを実施しています。 週3回、生徒の保護者たちがボランティア組織を組み食事を提供しており、食事を終えた子どもたちは各自の食器を水道で洗います。

ラオス

ラオス
遠隔地のコミュニティで、小学校の建設、奨学金、教材の配布を通じて子どもたちの教育を支援しています。食事の準備のため水を家の近くの水道に汲みにきた、9歳の少数民族の女の子は、プランが支援している小学校に通っています。「好きな科目はラオス語です。ラオスができるようになったら、将来お金を稼いで家族をサポートできるようになりたいです」

エチオピア

エチオピア
家事の責任を負う女の子と女性たちは、毎日水を集めるために、小川や水溜りなどの衛生的ではない水源から水を集めます。乾季には水源を求めてさらに移動することで、時間がかかるだけでなく、誘拐や危険な目に遭うことも。学校へ遅刻したり、勉強する時間がとれなかったりすることで、男の子たちより勉強が遅れがちです。また、清潔ではない水は病気の原因にもなります。プランの支援で太陽光発電を利用した水道ができたことで、こうした問題が解決されました。

インドネシア

インドネシア
プラン・スポンサーシップに参加している150人のチャイルドたちが暮らす遠隔地のコミュニティ。ここでは女の子と女性たちが何世代にもわたり、毎日川や池への水汲みに約6時間を費やしていました。プランの支援でコミュニティに水道ができ、身近で清潔で安全な水を使えるようになりました。13歳のフェミさんは、「女の子たちが遊びや勉強に、もっと時間をあてることができるようなりました」とうれしそうに話してくれました。

ウガンダ

ウガンダ
2013年以来多くの南スーダン難民を受け入れているウガンダ。プランは、難民居住区と難民を受け入れているホストコミュニティで、教育や子どもの保護、平和構築に取り組んでいます。ユニセフと協働し、乳幼児教育センターでは、6歳までの子どもたちが遊び学ぶことができる安全な居場所を設置しました。手洗い場も設置したほか、栄養をサポートするための食事も提供しています。 センターでは、保護者を対象に子どもの健全な成育のためのセッションも開催してサポートしています。

ブラジル

ブラジル
ブラジル北東部では、15%の家にまだ水道がありません。17歳のラニーリーさんは11歳のときから、1日3回、水を汲みに小川へ行きます。水汲みは、水源への移動、列に並んでの順番待ち、重い水の運搬とかなりの時間を取られる仕事です。プランの支援で、新しい給水システムがコミュニティに建設され、状況はすぐに変わりました。 「もう重たい川の水を運ぶ必要がなくなり、きれいな水をコミュニティで手に入れることができます。とても幸せなことです」

フィリピン

フィリピン
ダーウィンさんは7歳のころ、毎朝明け方に起き、学校へ行く前に家族のために水を汲むのが役割でした。「牛を使って20リットルの缶を運びますが、 道は急で泥だらけで滑りやすく、転んで怪我をしたこともあります。学校にもよく遅刻しました。プランが最初にコミュニティで取り組んだのは水道を設置すること。ほとんどの家にトイレもでき、生活も衛生的、健康的になり、授業に集中できます」

カンボジア

カンボジア
北東部の小さな村では、ほんの数年前まで、トイレは近くの森ですませており、お腹をこわす原因でした。下痢性の疾患は5歳未満の子どものおもな死因のひとつです。プランはコミュニティの人々や学校、地元の起業家、診療所、地方自治体と協力して、安全な水の利用と衛生習慣の実践に取り組みました。 プロジェクト開始後8カ月、このコミュニティは「屋外排泄撤廃」を宣言した地域の3つの村のうちの1つになりました。


プランは活動のなかで、安全な水と衛生習慣を身につける支援をはじめ、干ばつや洪水などの自然災害の影響を受けた地域への緊急復興支援を実施しています。安全な水は、人の命を守るだけでなく、子どもたち、とりわけ女の子の教育やその後の人生にも大きな影響を及ぼします。プランは引き続き活動地域の人々が、安全で衛生的な生活を送れるように支援を行っていきます。

気候変動が途上国の女の子と女性に及ぼす影響を削減するために、プランは各国がいち早く取り組むべき対応と行動を提言しています。 詳しくはこちらをご覧ください。

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