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4/23は国際ICTガールズ・デー~ICTの世界をジェンダー平等に~

世界の各地から

(2020/04/23更新)

「国際ICTガールズ・デー」は、女の子や女性が情報通信技術(以下、ICT)の分野において、研究やキャリアを検討し奨励する世界的な取り組みです。国際連合の専門機関である国際電気通信連合(ITU)が、毎年4月の第4木曜日を「国際ICTガールズ・デー」と定めています。

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2020年、世界では新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大を防ぐために、多くの人々がICTを用いて仕事やコミュニケーションを行っています。特に今年は、ICTの進歩とその活用について、だれもが意識せざるを得ない状況です。これまでに37万7000人以上の女の子と若い女性が、170カ国以上で行われた1万1400のイベントに参加しています。 プラン・インターナショナルは、ICTに関するスキルを身に着ける女の子が増えることで、ジェンダー平等を加速できると考えています。

偏りのあるICT業界

今、多くの人が必要としているこのICTの分野は、男性の占める割合が非常に高い分野です。新しい技術革新、製品には、製作者の視点、考えが反映されますが、この分野においても、意図しないままに男性の視点によって構築され、男性優位な仕様になっています。

「認識」されない女性の声

身近な例として、音声認識システムについての調査があります。2016年の社会言語学者の調査によれば、男性の話者は60%の確率で正しく聞き取られている一方、女性の話者は47%と半分を切っています。たとえば、交通事故直後に車の中に閉じ込められて、助けが必要になっても、女性のボイスアシスタントの50%以上が反応してくれないということです。

誰に対しても平等であるべき技術

技術は誰に対しても平等であるべきです。偏ったジェンダーの視点で開発されていたなら、今ある不平等をさらに深刻化してしまいます。
プランは、2017年にSheBoardというアプリを開発しました。ジェンダーの固定観念に基づく言葉を、関連予測で発展的な言葉に置き換えるアプリです。
開発の背景にあるのは、「人はジェンダーによって異なる話しかけをしている」という調査報告です。女の子は「かわいい」、男の子は「かっこいい」とそれぞれ異なる言葉をかけ続けられた結果、子どもたちは6歳までに、違和感を感じなくなります。

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SheBoardは、そうした固定的な言葉を、より前向きで、発展的な言葉を関連予測するよう考えられています。従来の女の子から想起される「かわいい」「きれい」といった言葉を使って文章を作る代わりに、「冒険的な」「できる」といった、女の子たちをより力づける言語を提案するように設計されています。まさに技術で、ジェンダー平等を推しすすめているのです。

女の子たちに危険なソーシャルメディア

今、誰もがインターネットを利用していますが、そのオンライン上で、女性たちは男性の27倍も嫌がらせを受けているという調査結果があります。およそ女性の利用者の4分の3が何かしらの暴力をオンライン上で経験しているのです。仕方なく、利用をあきらめICTから自ら距離を置いてしまう女の子や女性もいます。女性の視点が欠けたままでオンライン上の暴力について放置することは、ジェンダーの固定概念を放置し逆に強めてしまうことになりかねません。

ソーシャルメディア企業は、こうしたオンライン上の暴力を認識しています。ツイッター社は攻撃的な内容を隠す各種機能を導入し、インスタグラムは有害な内容を投稿するユーザーに対して警告を発することで、視覚的にユーザーを規制できるようにしました。

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しかし、まだ十分ではありません。それは発生してからの手直しと調整であり、根本的な設計や問題に対処するものではありません。さらに言えば、新しく開発された機能が常にポジティブな使われ方をするものでもありません。SNSへ投稿し24時間以内に消える機能のテストが開始されていますが、虐待の新しい手段として利用されないかとの指摘も上がっています。

多様性が前進の鍵となる

より安全なオンライン空間を強化していくためには、広範な平等性のあるテクノロジーの開発が鍵となります。その分野へすすむためのSTEM(科学・技術・工学・数学)の教育において、女の子、女性が少ないことは、日本のみならず世界共通の課題です。早い時期から、女の子たちもテクノロジーに親しみ、男性優位のイメージのあるテクノロジー分野を変えていくことが大切です。テクノロジー分野への女性の進出と昇進、そしてその製品への資金調達を進めることで、女性たちを遠ざけてきた差別的基準や構造の問題に本気で取り組まなければなりません。

写真:コンピューター技術を学ぶ女の子(エクアドル)

コンピューター技術を学ぶ女の子(エクアドル)

ノラ・リンドストロム プラン・インターナショナル デジタル開発グローバルリード

「テクノロジーは中立的である、という概念を前提に考えてはいけません。SNSは公平性を先んじるように設計されていなければ、開発もされていません。そのプラットフォーム上で広告を表示できるように膨大なユーザーのデータを使い、利益を生み出すためのものです。残念ながらこれまでは、プラットフォーム上の虐待をなくすためにデータは活用されてはきませんでした。しかし、今一度、何を優先すべきか、公平性の基準を見直し設計していくことはできるはずです。偏っているテクノロジーの平等性を前進させ、平等なテクノロジーを作りあげていく必要があります」

写真:ウェブのトレーニングを受ける若者たち(マリ)

ウェブのトレーニングを受ける若者たち(マリ)

人々の権利を認め、尊重されるオンライン空間を作り上げるために、女性を含めた多様性のある視点は重要です。プランは、オンライン上での女の子と女性の安全を守りつつ、彼女たちが自分たちの意見を発信できる場を作りあげていくための支援を行っていきます。

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