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6/20は「世界難民の日」~西アフリカ サヘル地域の難民の女の子たち~

世界の各地から

(2020/06/19更新)

6月20日は「世界難民の日」です。世界には紛争などで避難を余儀なくされ、また、住む場所や国を追われた人々が7000万人以上います。西アフリカのサヘル地域※にあるマリ、ブルキナファソは、イスラム過激派組織ボコ・ハラムやそれに関連した武装グループからの暴力的攻撃が繰り返され、状況はさらに悪化しています。その影響を受けるのは特に弱い立場にある女の子たちです。プラン・インターナショナルは、2020年2月から、この地域の女の子たちを調査し、厳しい状況にあることを明らかにしました。

  • ※サハラ砂漠の南縁部の西アフリカを指す。広くは、東西にわたる帯状の地域をさす

調査の背景

複雑で多層的な紛争により不安定な状況が続いています。過去12カ月の間に、ブルキナファソの国内避難民の数は10倍に増え、84万人を超えました。その84%が子どもと女性です。また、マリの国内避難民数も23万9000人を超え、国内の370万人が食料不安に直面しています。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19 )の感染拡大以前から、人々は長期間にわたり緊張を強いられる生活を送っていました。現在は、新型コロナウイルスの脅威が重なり、さらに生活上のさまざまな制約が加わっています。すでに存在していた不平等や格差を深め、社会的・政治的・経済的システムの脆弱性を露呈させています。経済活動や行動制限は人々のストレスを増大させ、その矛先は弱い立場にある子どもや女の子、女性たちへむけられます。

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これまでも不平等な立場におかれてきた最大のグループである女の子と女性は、感染症の影響でさらに厳しい立場に置かれています。難民で、女の子という不利な条件が重なっています。

調査から見えた女の子たちの思い

2020年2月にプランは、グループディスカッションやインタビューなどを通じて、800人以上の女の子たちからの聞き取りを行いました。この時点ですでに大きな格差が見えて取れます。

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※画像クリックで拡大します

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現地の声

ブルキナファソ

10~14歳の女の子のグループインタビュー
「多くの場合、自分のやりたいことができません。自分は自分のものではないからです」
「危機が私の住む町にまで達し、大きく影響を受けました。テロリストたちは学校を焼き払うつもりです。それでほかのまちに移ったのです」
「お金と安全があれば、私たちの生活は改善します。そして水道があったらとても助かります」

15~19歳の女の子のグループインタビュー
「テロリストによって強制的に住む場所を追われて悲しいです」
「私たちは結婚に怯えています。私たちは暴力をふるう男の人との結婚を恐れています」
「外に出て、政策決定者に私たちの困難について伝えるつもりです。そうすれば私たちを助けてくれるでしょうから」

マリ

写真:キャンプに暮らす女の子(マリ)

キャンプに暮らす女の子(マリ)

10~14の歳の女の子のグループインタビュー
「率直に言って、自分の教育に関する決定に口をはさめません。それを決めるのは両親です。私が学校にいくのは、両親の決断だからで、教育に関わるすべてを決めるのは両親なのです」
「人々は女の子たちが学校に行くのを嫌います。早く結婚をしてほしいのです」
「私は勉強を終えて、偉くなって、車と電話を手に入れたいです」

15~19歳の女の子のグループインタビュー
「毎週日曜日に市が立ちますが、ひとたびテロリストの襲撃に遭うと、誰も市場へやってきません。私たちはひたすら状況が落ち着くのを待つしかありません。でもそれまでどうやって生活をすればいいのでしょう」
「私のなによりもの願いは、この危機がじきに終わることです。そして将来、私は女性起業家になりコミュニティを助けたいです」

聞き取り調査から判明したこと

  • さまざまな恐怖を感じ暮らす思春期の女の子たちにとって、平和を築くことが優先事項です。不安は、教育、健康、食事、生計といった生活のすべてに影響しています。
  • ブルキナファソとマリの両国で、調査対象の女の子のほぼ3分の1は、学校へ一度も通ったことがないか、または1年しか通っていません。多くの学校が武装組織により破壊され、登校することが安全ではないためです。また、慣習によりある年齢以上の男女の同席を防ぐために、女の子は家にいるものとされ学校に通えなくなることが多くあります。
  • 早すぎる結婚の蔓延により、教育の機会やその恩恵を含めて女の子の人生のあらゆる側面に影響をもたらします。
  • 女の子たちへの「性と生殖に関する健康」に関する情報提供を優先し、心理社会的サポートも必要としています。
  • 女の子たちの生計手段も重要です。お金を稼ぎ家族に貢献するとともに、自分の未来の安心を確実にしたいと考えています。

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プラン・インターナショナルの支援

プランは以下を優先して支援を実施しています。

  • 子どもの健康を守る
  • 水と衛生へのアクセスの改善
  • 教育のサポート
  • すべての子どもたちを保護し、ジェンダーに基づく暴力を阻止する
  • コミュニティの関与と意識の向上

写真:自宅学習用の教材を受け取る子どもたち(マリ)

自宅学習用の教材を受け取る子どもたち(マリ)

新型コロナウイルスの感染拡大予防活動

プランは、西アフリカのサヘル地域で、衛生用品の提供と正しい感染症対策のための情報提供をすすめています。ブルキナファソでは、学校の再開に合わせてスピードスクールと名づけた学習センターを開設し、小学校の学習へスムーズに戻れるよう支援しています。また、ラジオを通じた「性と生殖に関する健康」と「ジェンダー基づく暴力」についての啓発と情報提供の番組を作成しています。マリでは、国内避難民キャンプ内のコミュニティリーダーたちとともに、子どもの保護への監視を強化するとともに、特に厳しい状況にある世帯や障がいのある子どもの世帯を特定し、支援をしています。

写真:学習センターで勉強する子どもたち(ブルキナファソ)

学習センターで勉強する子どもたち(ブルキナファソ)

プランの活動は難民支援に加えて、紛争後に荒廃した地域で活動を開始し、人々との信頼関係を築きながら、地域を再建している事例もあります。現在、取り組んでいる長期的な地域開発は、「紛争を生まない地域づくり」です。 世界ではいまだに多くの紛争が起こっていますが、プラン・インターナショナルは男の子と男性を巻き込み、女の子と女性をエンパワーし、社会的、経済的に自立できるよう長期的に支援していきます。引き続き、皆さまのご支援をよろしくお願いいたします。

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