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アンデスの女の子たちのリーダーになる~エクアドル~

世界の各地から

(2021/04/14更新)

南米大陸の北西部、アンデス山脈が連なる国エクアドルは、多様な自然と気候に恵まれている一方、火山や地震などの自然災害が頻発しています。また、経済格差も大きく、伝統的に女の子や女性の立場も弱いため、暴力の被害に遭う、早すぎる結婚や妊娠をしてしまうなどのケースも多く見られます。

女の子と女性を後押し

プラン・インターナショナルはエクアドルで、女の子たちのリーダーシップを後押しするプログラムを実施しています。「ガールズ・ムーブメント」と名づけられた活動では、ジェンダー平等や女の子と女性の権利について学ぶほか、他地域の女の子たちとのオンライン会議やラジオ放送での啓発、国際ガールズ・デーに合わせたイベントなどさまざまな取り組みを行っています。この活動に参加している女の子の一人、ヤディラさんを紹介します。

写真:エクアドルのアンデスにあるプランの活動地域

エクアドルのアンデスにあるプランの活動地域

コミュニティ・ボランティアの父親を見て育つ

18歳のヤディラさんはエクアドルのアンデス山脈の遠隔地に住んでいます。父親のミギュエルさんがプランのコミュニティ・ボランティアをしていることもあり、幼いころから父親について活動に活発に参加してきました。成長してからは自分もコミュニティ・ボランティアとして活動し、子どもたちやその親たちをはじめ、誰とでも上手にコミュニケーションをとるヤディラさんを、みな自然にコミュニティのリーダーとしてみるようになりました。

ヤディラさんは今や自分の住むコミュニティのみならず、州広報官として活躍の場を広げています。母親のマリア・ロサさんはそんな娘を誇りに思っています。「娘は会話好きで面白く、いつも楽しそう。話すだけでなく書くことも得意です。娘がテレビに映っている姿を見たり、ラジオで話したりする声を聞いて、とても誇りに思います。近所の人たちも、娘の社会性に驚いています」

写真:地域のリーダーとして活躍するヤディラさん

地域のリーダーとして活躍するヤディラさん

「ガールズ・ムーブメント」に参加

写真:放送を通して語りかけるヤディラさん

放送を通して語りかけるヤディラさん

ヤディラさんは3年前からプランの「ガールズ・ムーブメント」に参加しています。自分たちのコミュニティやソーシャルネットワーキングサービス(SNS)など、オンライン上で、ジェンダー平等について啓発活動を行う若い女性たちのグループです。
ヤディラさんは社交性やリーダーシップによって、じきに州広報官としても活躍する存在となりました。「ガールズ・ムーブメント」の一員として、2019年には、ジェンダーに基づく暴力の課題に関して、国連特別報告者、ドゥブラヴカ・シモノビッチ氏との討論会にも参加しました。

ラジオを通じて聴衆に語りかける

写真:プランが作成した冊子『女の子たちの手紙と夢』

プランが作成した冊子『女の子たちの手紙と夢』

ヤディラさんは、2019年3月から地域のコトパクシ・ラジオ局で、毎週金曜日に放送されるラジオ番組のゲストプレゼンターをしています。8人の若い男女の仲間とともに、番組内で一番人気のコーナー「ガールズ・レター(女の子たちの手紙)」を担当し、脚本を書いています。これは、2017年にプランが女の子たちの体験談を取りまとめて出版した本に掲載された話を元にしています。

「ラジオで話すときは、ラジオのむこうで聞いていてくれている人たちのことを思います。女の子が暮らしている厳しい現実を、みんなに伝えることが私の原動力になっています。私は社会から拒絶されて、声を上げることのできないすべての女の子たち、若者たち、女性たちの声を代弁していると思っています。誰かが声を上げてくれていることで、聞いている人たちの不安も減っていくと思います」と話してくれました。

コロナ禍で追い詰められる人々

新型コロナウイルス感染症拡大に伴う緊急事態宣言が発令され、暮らしが一変したヤディラさん。学校の授業はオンラインで受けています。しかし、遠隔地に暮らしているため、家のインターネットアクセスは不安定で、この地域で最も標高が高く電波状況のよい場所へ移動しなければならいこともあります。「少しずつ家の中のものが不足し始めました。特にお金と食料です。私の家だけでなく、人々のストレスや心配からくる不安定な状況が、周囲の家の中の明るい空気を少しずつ消していきました。そして、多くの家で家庭内暴力が起きていました」。ヤディラさんは、職を失ったり、自分や家族を養うことができなくなったりした両親を持つ、多くの子どもたちや若者たちへの影響を心配しています。

同世代を励ましたい

ラジオを通じてさまざまなメッセージを伝えているヤディラさん。女の子たち、男の子たち、若者たちに、自分一人ではないのだから、黙っていないでと励ましています。
「将来へのさまざまな思いや夢を持つ私たちはみんな、言葉を持ち心があります。困難に負けないようにしましょう。私たちはどんな問題にも立ち向かえます。目標を立てて、勇気を持って前にすすみましょう」

ヤディラさんの夢は、心理学者と法律の専門家になること。「10年後には、暴力の被害に遭う女の子や女性たちの権利を守る専門家になっている自分を思い描いています」と言います。そのために大学進学のための勉強にも励んでいます。

写真:家の窓から外をみる女の子

家の窓から外をみる女の子

プランの活動とともに成長した女の子が、さらなる専門性を身につけ地域の女の子たちの新たなロールモデルになっています。ヤディラさんに続く女の子たちを、プランは引き続きコミュニティの人々とともに、後押しをしていきます。

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