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ハイチ大地震から6ヶ月

皆さまの温かいご支援ありがとうございました。目標額に達しましたので、募集を終了いたしました。

(2010年7月15日更新)

◆ハイチ大地震から6ヶ月
2010年1月12日のハイチ大地震から6ヶ月。プランは、37年間のハイチでの活動で培った地域住民・関係機関との信頼関係や国際組織の強みを活かし、精力的に活動を進めてきました。災害直後からこれまでのプランの活動をご紹介します。プランは、ハイチを子どもたちが望む“新しい国”に再建するために、5ヶ年計画に基づいて復興活動を進めていきます。
  ■ ハイチ大地震から6ヶ月(5分)  

 

 
◆現在の主な支援活動
【仮設住居の支援】
 


「国境なきピエロ」のパフォーマンス


テント学校の設置


子どもの声を復興計画へ
 

3万9,000人(6,871世帯)が居住する44ヶ所の避難キャンプを支援
テントや家族キット3,400組を支給

【保健・衛生】
 

子ども25,673人へ予防接種
移動診療車112台が巡回
1,300万ドル相当の医薬品の支給

【教育】
 

テント学校150棟の設置と運営。幼児教室6カ所の設置・運営
6教室の開校。144教室の開校準備
483校の現状・ニーズ調査
教師500人と校長100人のトレーニング
「学校に戻ろうキャンペーン」

【家計の安定】
 

地域住民が復興事業に従事し、現金報酬を受け取る“Cash for Work”に1万1,800人(男性7,300人と女性4,500人)が参加。瓦礫の除去、清掃、道路修復、学校トイレの建設などを実施

【子どもの保護と心のケア】
 

子どもが安心して過ごせる場である「子どもにやさしいスペース」を30ヶ所に設置
子ども4,000人に心のケアを実施。玩具4,053キットを支給
「国境なきピエロ」のパフォーマンスは6,000人の子どもが鑑賞

【政策提言】
 

ハイチ政府がNGO、国連機関、世界銀行などと進める復興ニーズ調査(Post Disaster Needs Assessment)に、主要メンバーとして1,000人の子どもの声を反映
NGOネットワークと連携し、子どもや貧困層の課題を政府の復興計画へアピール

(2010年6月30日更新)

◆復興計画に活かされる子どもの声!

「これが私の理想の学校です!」
9才の女の子、マリー・アンがポスターに描いた絵を高く掲げました。マリー・アンの通っていた学校は1月12日の大地震で倒壊し、彼女は4月5日からはテント学校に通っています。
「早くちゃんとした学校で勉強がしたい。もっと安全で、地震がきても子どもたちの命を奪わないような」。

6月13日の世界子どもの日、ポルトープランスの会議センターにはマリー・アンをはじめとする100人の子どもがハイチ各地から集まり、ハイチ復興にいかに子どもの声を反映できるかを話し合いました。このイベントは、プランやユニセフなど子どもに関わる団体で組織するネットワーク、Global Movement for Childrenが「ハイチを子どもにふさわしい国に」という共通目的のもとに開催しました。

 
理想の学校を描く子ども

ジャクメル出身の21才のエマニュエラは、子どもたちが描いた絵を説明します。 「この子は、電灯がないために夜間は女の子が危険であることを描いています」。 すると、14才のジョゼッテが提案します。 「懐中電灯を配ることで、女の子をさまざまな危険から守れると思います」。

この様な話し合いが続き、最終的には子どもたちからの提案のいくつかが、復興計画に採り入れられることが決まりました。

「ハイチの復興は数ヶ月や数年で終わるものではありません。まず子どもは教育を受け、よりパワフルな復興の担い手とならなくてはいけません」。 17才のウイドマークが語るように復興には長い道のりが必要です。しかし子どもの声を聴くことは、ハイチを子どもにふさわしい国にする確実な一歩となります。

 
若者グループの発表
プランはGlobal Movement forChildrenのネットワークをリードし、今後も子どもの声を復興計画につなげる活動を進めていきます。

(2010年5月27日更新)

◆子どもを守り、子どもの力を引き出すために

ハイチ大地震から4ヶ月以上が経過した今も、首都ポルトープランスでは、人口の約半数が避難キャンプ生活を送っています。そのような中、子どもたちは大きな危険に晒されています。

大人たちは、生活の建て直しに精一杯で子どものことに気が回らないこともあります。また、再建の目処がたたない焦燥感や避難所生活の疲れなどのストレスが、ネグレクト(育児放棄)、虐待、性的搾取などの形で子どもに波及することもあります。さらに、混乱期には子どもを守るメカニズムが崩壊するため、子どもたちが児童労働や人身売買の危険に晒される度合いも高まります。

ハイチの人口1,000万人のうち、約半数は18歳未満の子ども。プランは子どもを守り、子どもの力を引き出すために総力をあげるとともに関係者への働きかけを行っています。

 
絵を描くことでトラウマを解消し、未来への希望を見出していく
◆子どもを守る活動の3本柱
〔1〕

避難キャンプ・コミュニティに暮らす人々や政府が子どもの保護システムづくりを進めるための支援。
・子どもの保護に関わる人々の能力強化とネットワーク推進
・親を失ったり、離散した子どもの確認
・子どもの権利と保護の意識啓発

〔2〕 暴力、搾取や心的外傷(トラウマ)からの子どもの保護。

・「子どもにやさしいスペース」の設置と運営
・カウンセリングやレクリエーションなどを通じた心的ケア

〔3〕 地震で紛失した子どもの法的書類の再発行や出生登録の推進。
 
レクリエーションを通じて笑顔を取り戻す子ども

(2010年4月30日更新)

◆教育はハイチ再建の柱
ジャクメルのマリー・リーン女子小学校。
そこでは、女の子たちが学校での小さな出来事をくすくす笑いながらおしゃべりしたり、休み時間には縄跳びを楽しんだり、リボンでかわいく髪をまとめたり、、、。
元気に学び遊ぶハイチの女の子たちの姿が見られました。
 
元気に学び遊ぶハイチの女の子たち
 

しかし、マリー・リーン女子小学校は1月12日の大地震で一変してしまいました。
校舎は倒壊し、女の子の笑顔は消えてしまいました。

その後、プランは速やかにテント学校を開校。
テント学校の建設にあたっては被災地にある資材を活用し、シュロの葉で日よけを作るなどの工夫をしています。児童や教師用のトイレも併設しました。

災害直後からプランは教育支援をひとつの柱として取り組んでいます。クロア・デ・ブーケでは30ヶ所の避難民キャンプを含む75のコミュニティで、ジャクメルでは8ヶ所の避難民キャンプを含む50のコミュニティで包括的な教育支援活動を進めています。これまでの主な活動は以下の通りです。

 
テント学校で学ぶ女の子たち
◆子どもを守る活動の3本柱
〔1〕

避難キャンプ・コミュニティに暮らす人々や政府が子どもの保護システムづくりを進めるための支援。
・子どもの保護に関わる人々の能力強化とネットワーク推進
・親を失ったり、離散した子どもの確認
・子どもの権利と保護の意識啓発

〔2〕 暴力、搾取や心的外傷(トラウマ)からの子どもの保護。

・「子どもにやさしいスペース」の設置と運営
・カウンセリングやレクリエーションなどを通じた心的ケア

〔3〕 地震で紛失した子どもの法的書類の再発行や出生登録の推進。
 
レクリエーションを通じて笑顔を取り戻す子ども
「子どもにやさしいスペース」を14ヶ所に設置。トラウマ(心的外傷)ケアや娯楽活動を推進
「学校へ戻ろう」キャンペーンを展開。400人の若者ボランティアが子どもや両親がトラウマを乗り越え、学校に通学できるように支援
教育省のアドバイザーとして、296人の教師や校長に教授法、災害への備え、子どもの権利などのトレーニングを実施
両親やコミュニティ住民が“Cash for Work”の活動を通して、学校再建地の清掃などに従事
仮設学校50校の建設
学校にトイレと手洗い場の設置
学前教育と教師トレーニングにおける再建委員会を主導

プランは教育をハイチの再建の柱と位置づけ、子どもたちの声を活動や政策に含めながら、今後も包括的な支援活動を進めていきます。

 

(2010年4月15日更新)

◆ハイチ大地震から3ヶ月〜ハイチを子どもたちが望む“新しい国”へ〜

ハイチは人口の46%が18才未満の子どもたち。この大地震は約150万人もの子どもに直接的な被害をもたらしたと推定され、“子どもたちの緊急事態”と言われています。震災前ですら、13人に1人の子どもは5才まで生きられず、学齢期の半数の子どもが学校に通えず、5人に1人の子どもが栄養失調という状況であり、この大災害は子どもたちをより厳しい状況に追い込んでいます。

プランは、災害直後から子どもの最優先ニーズに応える活動を進めてきました。そして、復興段階においては、子どもや若者の復興計画づくりへの参加を積極的に支援しています。ハイチを子どもたちが望む“新しい国”へ。プランは子どもや地域の人々とともにより良いハイチへの復興に向けて活動を進めていきます。
◆現在の主な支援活動
避難キャンプの支援

避難キャンプの衛生改善に重点をおき活動。合計2万7,000人が居住する37避難キャンプを支援。貯水タンク7基、水浴場7ヶ所、移動式トイレ30台、トイレ30基の設置。
  教育

テント学校には合計5,912人の子どもが通学。4月中旬には避難キャンプの6,500人の乳幼児を対象とした幼児教育プログラムを開始。教師トレーニング、「学校に戻ろうキャンペーン」、ハイチ教育省からの要請による子ども・親・教師の心的支援を中心とした国家プログラムづくりも進行中。
 
       

子どもの保護


子どもが安心して過ごせる場である「子どもにやさしいスペース」を14ヶ所に設置。子どもの保護・参加に関するスタッフ・トレーニングを実施。プランは牽引役として、ハイチ国の「子どもの保護」政策の策定や予防に関わり、人身売買や暴力、搾取の予防と保護を推進。

  保健衛生

移動診療車101台が被災地を巡回し、これまで6,339人が利用。子ども2万5,673人への予防接種。本格的な雨季に向けて、衛生教育キャンペーンを加速。ハイチ保健省からの要請による計画づくりが進行中。
 
       
家計の安定

地域住民が復興にむけた事業に従事し、現金報酬を受け取る“Cash for Work”には、のべ3万3,221人が参加。瓦礫の除去、清掃、学校トイレの建設、道路修復など。
  心のケア

校長、教師、「子どもにやさしいスペース」ボランティアを対象としたトレーニングの実施。
「国境なきピエロ」のパフォーマンスは20ヶ所で6,000人の子どもが鑑賞。

 
       
防災

本格化する雨季や今後の災害への備えに向け、職員へのトレーニング実施。教育復興活動においては、耐震強化の校舎再建、防災訓練を通じた意識啓発、防災教育のカリキュラム化など、復興活動に防災の観点を強化。
     
       

(2010年4月9日更新)

◆子どもたちに「学び」と「笑い」を!

ハイチは人口の46%が18才未満の子どもたち。この大地震は約150万人もの子どもに直接的な被害をもたらしたと推定され、“子どもたちの緊急事態”と言われています。震災前ですら、13人に1人の子どもは5才まで生きられず、学齢期の半数の子どもが学校に通えず、5人に1人の子どもが栄養失調という状況であり、この大災害は子どもたちをより厳しい状況に追い込んでいます。

プランは、災害直後から子どもの最優先ニーズに応える活動を進めてきました。そして、復興段階においては、子どもや若者の復興計画づくりへの参加を積極的に支援しています。ハイチを子どもたちが望む“新しい国”へ。プランは子どもや地域の人々とともにより良いハイチへの復興に向けて活動を進めていきます。


学校へ通えることは何よりの喜び

 
再開したテント学校

一方、被災状況が大きかったポルトープランスやクロア・デ・ブーケでは未だに学校再開の目処がたっていません。プランは、政府や地方自治体と連携をはかり再建地の選定を進めています。また、“Cash for Work”(*)の活動を通して、親や地域住民による瓦礫の除去、男女別トイレの建設も進めています。

(*)“Cash for Work”
地域住民が復興にむけた事業に従事し、現金報酬を受け取るもの。これまでの経験では、生活立て直しに役立つだけでなく、地域住民が自らの尊厳を回復し、生きる気力を取り戻す効果が出ています。

クロア・デ・ブーケでは、各地で「国境なきピエロ」がパフォーマンスを実施。子ども250人と親が楽しみ、トラウマを癒すとともに、今後への活力を培いました。


「国境なきピエロ」によるパフォーマンス

 
観衆には笑顔が!

(2010年4月1日更新)

災害直後からこれまでのプランの活動を、被災した子ども、プラン職員の声と併せてご紹介します。

  ■ハイチ大地震後のプランの緊急・復興支援活動(8分40秒/英語)  
   
     

3月31日、国連本部で開催されたハイチ震災復興に関する支援国会合では、参加国・機関が今後1年半の再建計画に対し、計53億ドル(約4,950億円)の資金協力を約束しました。日本も3000万ドル(約28億円)の追加支援を表明。今後、これらの支援金をいかに効果的に活用し、復興支援活動を着実に進めていくかが鍵となります。

プランは、ハイチ国政府の教育復興政策におけるアドバイザー的な役割を担っています。また、ハイチ政府がNGO、国連機関、世界銀行などと進める復興ニーズ調査(Post Disaster Needs Assesment:PDNA)の主要メンバーとして「子ども参加」分野を率いています。復興支援、国の再建はこれからが正念場。プランは一層、ハイチ政府や関係機関との連携を進め、プランの専門分野である「子どもの保護」と「教育」を柱に、復興活動を進めて参ります。

 
仮設テントで暮らす家族。
日中は「子どもにやさし いスペース」で過ごす
◆プランの復興支援における7つの目標
1. プラン活動地域において、被災した子ども・大人が生きていくための緊急ニーズに応えながら、中長期的な復興計画づくりを支援する。
2.
  1. 被災した子どもが質のよい初等教育・乳幼児教育が受けられるよう、学校の再建や制度づくりを行う。
3.
  1. 家族・コミュニティ・行政職員が、進んで子どもたちを暴力や搾取から守ることができるように支援する。
4. 子ども、青少年、家族が心身ともに健康を取り戻し、災害からの回復力を高められるよう支援する。
5.
  1. 子どもの成長のために、家族の経済的な安定を支援する。
6.
  1. 子ども・大人が近親者の死を受け入れ、悲しみを乗り越えるための心的支援を行う。子どもにやさしい環境づくりを行う。
7.
  1. 防災に配慮した緊急・復興支援活動に、子どもやコミュニティともに進める。

(2010年3月8日更新)

◆復興計画に子どもたちの声を!

災害から50日が過ぎ、緊急支援活動は復興を見据えた活動に移行しています。ハイチ政府は、NGO、国連機関、世界銀行などとともに、復興ニーズ調査(Post Disaster Needs Assesment:PDNA)を進めています。プランはその主要メンバー。「子ども参加」分野のリーダーとして、復興期に見落とされがちな子どもの声をニーズ調査に反映するために、「1,000人の子どもの声を復興ニーズ調査に!」という活動を展開しています。

クロア・デ・ブーケとジャクメルでは合計12の子どもグループが活動を推進。子どもグループは男女各45人、合計1,080人で構成され、5〜10才、11〜16才、17〜24才の年齢別で彼らを取り巻く現状とニーズを把握するための話し合いが進んでいます。また、ポルトープランスとキャップエチエンでは子どもリーダーと子どもジャーナリスト27人に向けたワークショップが開催されました。

「被災した子どもも含め、すべての子どもが教育を受けられることが重要です」 ダプミカ(15才)

「再建はポルトープランスに集中するのではなく、他の都市に対しても行われるべきです。被災者は地方に移住し、今後さらにスラム化が進むからです。学校や産業も各都市に再建されることが重要です。そうすれば子どもたちは学校に行き、大人たちは仕事を得ることができるからです」 メイテ(17才)

 
再建について真剣に話し合う子どもたち
プランは子どもの声を政策に、そして地域づくりに反映するために、子どもとともに活動を進めていきます。

(2010年2月26日更新)

◆ハイチ被災地の女性たち

被災地で緊急支援にあたるプラン・スタッフのブログから、ハイチ女性の現状をお伝えします。

「ハイチのいたる所を走る色とりどりのバスには、愛、アベ・マリア、永遠は偉大といったメッセージが描かれ、ハイチの人たちの深い信仰心がうかがわれる。夜になって人々の歌声や元気な音楽が周囲から聞こえてくると、“ハイチは大丈夫”という、安易な思い込みにとらわれてしまう。

ご存知のとおり、地震が起こる前からハイチには複雑な社会問題があった。加えて今、避難キャンプの夜は、女性や女の子にとっても危険極まりない。ひと気のない場所やトイレに行く道は最も危険だ。多くの女性や女の子たちは常にジーンズを身につけるようにしている。

先日、プラン・ハイチで保健アドバイザーとして20年以上も女性を暴力から守るために闘ってきたアンドリエッテとともに、女性保健省が主催する会議に参加した。この会議の議題は、“ハイチ国内の全ての関係機関(政府、警察、NGOなど)がどのように連携すれば、避難キャンプ内でおこる女性への暴力をなくせるか”というものだった。

 
地域の家を訪問するアンドリエッテ(左)

その会議に参加していたNGOで長年にわたって地域住民と活動しているのはプランだけ。それ以外の保健専門家にしても、アンドリエッテほどに現実の女性たちの気持ちや置かれた危険な状況を知る者はいない。
帰りの車中で、女性への暴力がこれほどまでに多いのはなぜかと尋ねた。アンドリエッテは、それは女性や女の子を単に性の対象としかみていない男性の精神性にあり、それに被害者女性たちのほとんどは泣き寝入りしてしまうという悲しい現実も、男性の問題行動をあおる結果につながっている、と答えた。

震災後、プランはユニセフや他のNGOとともに数多くの「子どもにやさしいスペース」を作っている。そこでは子どもたちが歌ったり、遊んだりしながら、立ち直りのきっかけを作っている。子どもたちがいない時間には、ここを女性のための避難所にする予定だ。そこは、辛い経験を女性たちが、同じ辛さを体験した人にしか分からない思いを安心して話し合える場所になるはずだ」

ヘイディ・リード、プラン・スタッフ

(2010年2月19日更新)

◆本格的な雨季に備え、活動を推進

まもなく始まる本格的な雨季を前に、今週始めから雨が続いています。2月15日の大雨では、土砂崩れが発生。北部キャプ・エティエンの学校1校が崩壊し、子ども4人が死亡、8人が重症を負いました。ポルトープランスでも大雨が続いており、土砂災害に加え、衛生状態の悪化による感染症が懸念されています。雨季が始まるとジャクメルまでの基幹道路が遮断されるため、救援物資の搬入はじめ、支援活動への影響も心配されます。

プランは仮設テント1,000張や経口補水塩をまもなく支給するとともに、子どもたちが安心して学び、過ごせる場として仮設学校と「子どもにやさしいスペース」の準備を進めています。組み立て式の大型テント60張は、数十人の子どもたちが学び・過ごすには十分な広さを備え、7〜10年は耐えうるものです。プランは3月中旬に組み立てを行い、4月1日から仮設学校を開始します。

避難キャンプはポルトープランス近辺だけでも500以上あると見込まれますが、過密状態で支援物資やサービスが行き渡らず、キャンプを転々とする被災者も数多くいます。また、12日には5,000人の避難キャンプ住民が、事前通告なしに強制退去させられるなど、キャンプに関する重要事項が政府関連機関により一方的に決められてしまうという事態が生じています。

プランは避難キャンプ住民の登録制度を設け、キャンプに関わる事柄について住民が関与できるよう、他団体とともにハイチ政府に働きかけを行っています。

 
   
        子どもたちの笑顔を守るためにも、早急な活動が必要    

(2010年2月12日更新)

◆ハイチ大地震から1ヶ月〜子ども・ユースの参加が復興の鍵

23万人が命を落とし、100万人が被災した大地震から1ヶ月。 4月の雨季の始まりとともに衛生状況が悪化することから、被害はさらに拡大する恐れがあります。ハイチの人々が安心して過ごせる日はまだ遠く、支援活動は休みなく続きます。

プランは今後も、「子どもの保護」を中心とする緊急支援を進めていきます。また、ハイチの復興計画に子どもやユースが参加できるよう、次のような働きかけを行います。
・地震が子どもにもたらした影響と今後起こりうるリスクについて子どもの声を聴く
・ラジオ番組で子どもの声を発信する
・子どもたちによる被災状況調査を、政府の復興計画に含める

 
◆これまでの主な支援活動
食糧の支給

クロア・デ・ブーケの栄養センターで、1,500世帯に子ども1週間分の食糧を支給、サロン・メノスで403食糧キットを支給

  仮設テントの支給

ジャクメルで4,385、クロア・デ・ブーケで50テントを支給


         
家族キットの支給

総数5,800キットが準備され、これまで2,064キットを配布
(懐中電灯、電池、ろうそく、マッチ、ビニールシート、燃料缶、調理用ナイフ、カップ・皿、バケツ、魚の缶詰、豆、飲料水、紅茶・コーヒー、砂糖、浄水錠剤、石鹸、タオル、下着、生理用品、トイレットペーパー、歯ブラシ、歯磨き粉など)

  子どもの保護

「子どもにやさしいスペース」の設置、人身売買防止を訴えるポスターの作成・掲示、「子どもの保護」ガイドライン策定、ユースや幼稚園教師などのトレーニング、トラウマ(心的外傷)ケアやレクリエーション活動

         
教育

状況調査、仮設学校の設置、学校再建準備、ハイチ教育省の要請による子ども・親・教師の心的支援を中心とした国家プログラムづくり

  水と衛生

実施地域の調査・選定、トイレ、給水所、共用シャワーの建設準備


         
生計向上

ジャクメルで物資の配布など支援活動に関わった住民にその対価として現金を支給

     

(2010年2月5日更新)

◆子どもの笑顔が学校に戻るために

救援物資を待つ母親と子ども
 

被災生活が長期化するなか、未だ数十万人もの被災者へ仮設テントが行き渡らない状況です。衛生状況も劣悪で、さらに約7,000基のトイレの設置が必要と見込まれています。2,500〜4,600校が全壊もしくは半壊し、子どもたちは学校に行くことができません。被災を逃れた学校は2月1日より授業を再開しましたが、多くの子ども・親たちが地震のトラウマ(心的外傷)により、学校内に入ることを恐れ、数人の子どもしか登校していない状況です。

プランは災害直後から被災者のトラウマケアを進めていますが、この度ハイチ教育省から要請を受け、子ども・親・教師の心的支援を中心とした国家プログラムづくりを担うことになりました。子どもたちの笑顔が学校に戻ること、それは子どもや親が「日常」を取り戻す第一歩です。子どもが安心して学べ、親も安心して復興活動に専念できるよう、プランは多方面から教育支援を行っていきます。

 

◆ 避難キャンプで女の子が暮らすということ

16才の女の子マリーの人生は、ハイチ大地震の後、大きな苦悩の中にあります。しかし、第一子の出産を3ヶ月後に控え、その苦悩はさらに大きくなっています。 子どもの父親はおらず、彼女は母親、いとこ、妹と暮らしています。現在は、雨露をしのぐこともできない、簡易なビニールシートを張ったテントに段ボールを敷き、女性4人で寝起きしています。テント内は暑く、がれきからの砂埃や異臭が蔓延しています。

マリーの最大の心配事は、この窮屈で非衛生なキャンプで、医療サポートなしに出産をしなければならないということです。

◆ より厳しい状況を強いられる女の子

ハイチ大地震が1月12日に発生して以来、生存者の生活環境の劣悪さは、老若男女問わず、すさまじいものです。しかし、とりわけ女の子は厳しい状況を強いられています。

マリーの隣人の18才のアンジェレは避難キャンプで5日前に出産しました。今のところ赤ちゃんは健康ですが、母親は母乳のために必要な、安全な水や栄養価の高い食糧を得ることができません。
 
より厳しい状況に置かれる女の子
◆ プライバシーの欠如


プライバシーがない避難キャンプ

 

公衆衛生も大きな課題です。人々はプライバシーのないところで入浴しなくてはなりません。「体を洗う際、私はいつもTシャツを着なくてはいけないんです。そんなこと嫌なんですが」とマリーの妹、フランソワーズは語ります。

また多くの女の子にとって月経が大きな心配事となっています。「生理用品を買うお金がありません」とフランソワーズは言います。「Tシャツを重ねて使用していますが、とても衛生的とは言えません」
トイレも彼女らにとって問題の一つです。穴をあけただけのトイレは丸見えでプライバシーはありません。

◆ 暴力のリスク
被災地入りしたプランの子どもの保護アドバイザー、ソルベ・ルーサーはこう語ります。
「避難キャンプでは法秩序もなく、女性はトイレや沐浴のために遠くまで歩かなくてはならないため、女性に対する性暴力が頻発します。災害後には子どもや女性を守る特別な対策が必要です」

日没後、避難キャンプは暗闇になります。電力が制限されているからです。「若い男性が夜キャンプをうろうろしています」とフランソワーズは言います。11才の少女、ミッシェルは毎晩悪夢を見ます。悪霊に脅かされ、子どもたちはさらわれ、食べられてしまうという夢です。避難キャンプで母親たちは、子どもがどこかに行ってしまわないためにこのような話をするためかもしれません。

◆ 子どもへの支援

ミッシェルや彼女のいとこジョセフィーンにとって、被災前と今で違うことは何でしょうか。
「学校へ行けないこと」と2人は即座に答えます。
避難キャンプの子どもにとって苦痛なことは、食べ物や飲み物がないことだけではありません。退屈なことです。おもちゃ、本、紙やえんぴつもありません。ビニール袋で凧を作って遊ぶ男の子もいますが、多くの子どもたちは毎日、ただ漫然と家族と避難キャンプで過ごすだけです。

「外で遊ぶのは難しいです」13才のマリアンヌは言います。「いたるところに瓦礫があって足を怪我してしまいます。それにとても暑いです。だから、ただおしゃべりをしたり、冗談を言い合ったりして、時間を潰しています」

◆ 希望

プランの子どもの保護チームは、子どもが何を緊急に必要とし、どのように彼らを支え、保護すれば良いかを見極めるための調査を終えたところです。

 
避難キャンプで生まれた子ども

病院から赤ちゃんがさらわれるというケースが15件確認されています。このような人身売買や誘拐のケースは未確認のものも含めるとさらに多くなります。避難キャンプの女の子たちは、このようなリスクが高まります。性的搾取、家事使用人として搾取、暴力や人身売買のターゲットとなるからです。

プランは子ども、住民、政府、軍・警察関係者、国境警備員に対して、子どもの保護の啓発キャンペーンを主導しています。

またプランは、ミッシェル、ジョセフィーン、マリアンヌのような子どもたちが安心して遊び、笑顔を取り戻すことができるよう、避難キャンプに子どもの安全エリアを設置しています。

(2010年2月1日更新)

◆子どもの笑顔が学校に戻るために

地震発生から半月が経過し、被災地では食糧配布・保健・物資調達・教育など、政府機関、国連、NGOなどが相互に連携を取りながら被災者への支援を継続しています。

国連によると、被災者への食糧支援は未だ不足しています。WFP(世界食糧機関)は約50万人に1,300万食以上を支給しましたが、さらに200万人分の食糧が必要です。一方で、食糧配給をめぐる混乱は各地で続き、食糧を積んだNGOのトラックが略奪されるなどの報告が後を絶ちません。

こうした中、プランはユニセフや他のNGOと協力して、教育現場の状況調査をまもなく開始します。国内にある1万6,000校のうち、6,000校が被災地域にあり、そのうちの65%は完全に崩壊してしまいました。被災した教師たちを学校に戻らせることもこれからの大きな課題です。また教育再建計画には、国内で83%を占める私立校と公立校の授業カリキュラムを統一し、格差を補う内容も含まれています。

プランの水と衛生チームは、安全な水の供給と公衆衛生の改善に関して、新たな活動計画をまとめました。また4〜6人が使える公共トイレを36カ所に設置する計画も進行中です。
 

プランは‘PreventionAgainst Trafficking(児童売買から子どもたちを守る)’グループに参加し、ポスターを作成して、危機に乗じて子どもたちを狙うブローカーから子どもたちを守る意識啓発を行っています。プラン・ドミニカ共和国では、ドミニカに逃れてきた被災したハイチの子どもたちを支援するための資金を要請中です。

 

(2010年1月29日更新)

ハイチの子どもたちの多くは、地震が起きる前から、さまざまな困難を抱えて生きてきました。

12歳のマデリンも、その一人。
母親に捨てられたマデリンは、ある日、虐待を続ける継父の元を逃げ出しました。「私の首をナイフで切ると脅したんです」消え入りそうな声で、マデリンは語ります。「怖くなって、走って逃げました」

ほかの大勢のストリート・チルドレンと同じように、マデリンはすぐに人身売買ブローカーの標的となり、家事労働を行う奴隷として売られてしまいました。その細い足や背中に残るムチの跡が、彼女へのひどい仕打ちを物語ります。

それでも、マデリンは幸運な方です。警察に助け出されたマデリンは、プランが以前から支援する保護施設に入ることができたからです。

 
◆地震の日――

保護施設の責任者であるポーリーンは、その日、プロパンガスを買いに出かけていました。
「施設に残っている子どもたちのことが心配で、じっとしていられませんでした。私が施設にいない時に、こんなことが起こるなんて。子どもたちの無事を、神様に一心に祈り続けました」

 

施設には12人の子どもたちが残っていましたが、マデリンの親友を含む5人が亡くなりました。建物の損壊が激しく、最後の遺体が発見されたのは3日後のことでした。

なんとか建物を抜け出したマデリンは、「私は大丈夫」と言いながらも、以前よりもずっと口数が少なくなってしまいました。

◆トラウマを癒すために

現在、ポーリーンが運営する保護施設では、マデリンを含む200人の子どもたちのトラウマケアを行っています。その多くは、今回の地震によって、両親を亡くしたり、家族とはぐれてしまった子どもたちです。

「この施設がなければ、子どもたちはまた路上生活に戻っていたでしょう」 そう語るポーリーンは、子どもたちが家族と再会するための手助けも行っています。

この混乱に乗じて、人身売買ブローカーは弱い立場におかれた子どもたちを付けねらいます。子どもたちが、家事労働や性産業に従事する奴隷とされないよう、プランはこの施設のセキュリティーを強化しました。また、今後は、ミニバスや物資の支給、職業訓練の再開などを予定しています。

 

(2010年1月26日更新)

「ハイチを再建するのは僕たちです」

こう語るのはクロアデブーケ出身の22歳の大学生MCです。現在、彼のようなハイチの若者たちが自発的にプランの緊急支援活動に参加しています。彼ら自身も、大切な家族・友人を失くし、夜は路上で寝るという大変な生活を強いられている被災者。しかし、MCはこう続けます。「大地震では誰もが被災しました。子どもも誰ひとりとして学校に行くことができず、皆が路上での生活を強いられています。だから僕たちは今できることをしなくてはならない。それがここに僕たちが集まった理由です。ハイチを再建するのは僕たちです。歴史上初めてのことだけれど、今それができるチャンスでもあるのです」

  ■ハイチ大地震後の復興活動を行う若者たち(2分15秒/英語)  

 

 

彼らは、これまでプランがドミニカ共和国から陸路で救援物資を運び込み、被災者に配布する際にも大活躍。1日に家族キット630セットと食糧ボックス100セットを子どもや家族に配布しました。

プラン・ハイチの職員ミリアムはこう言います。「彼らはプランのユース・グループとして活動してきたメンバーです。彼らが自発的に緊急支援活動に参加し、国の再建に意欲を見せてくれたことを嬉しく思います」

プランは今後もハイチの若者の力強い活動を支援し、彼らとともに緊急・復興支援活動を進めていきます。

 
倉庫の前に集う若者たち
 
倉庫から救援物資を運び出す若者たち

倉庫から救援物資を運び出す若者たち

(2010年1月22日更新)

被災地では保護者もなく取り残されている子どもに対するケアが大きな課題となっています。プランは子どもの保護、子どもが安心して過ごせるスペースの設置、子どもたちのトラウマ(心的外傷)調査とゲームなどを通じたトラウマケアにあたっています。

このような状況下、ハイチ大地震の影響で親を失った子どもや保護者とはぐれた子どもを「養子」として受け入れたいという動きが欧米を中心にあがっています。プランはそのことに対し警告を発し、子どもたちにとって最善の解決方法を提起するとともに、その実現に向けて活動を進めています。

 

 
地域で子どもを守り育てていくことをプランは支援

支援物資の到着を待つ子ども
 

「たとえ善意からであっても、海外の里親が子どもを本来属しているコミュニティから引き離すことは、子どもにさらに混乱や苦悩、恐怖を与えることになります。被災したハイチの子どもを養子にすることは、真の解決ではありません」 
プラン・インターナショナルCEOナイジェル・チャップマンは語ります。

大地震後の混乱の中では、子どもたちの両親が本当に亡くなってしまったのかは早急には判断できません。たとえそうであった場合でも、親戚とともに、もしくは生まれ育ってきたコミュニティの中で成長していくことが、子どもにとっては最善の方策と考えています。

子どもたちが、家族や自分を愛してくれる人、そして自分の本来のコミュニティで日常を取り戻すことで、最も早くトラウマから立ち直ることができるということを、スマトラ沖津波・大地震などでの支援活動の経験から知っています。

 

プランは37年間、ハイチで子どもにとって安全で豊かな“地域”や生活環境を作る活動を行ってきました。この悲劇の後にすべきことは、地域やそこに暮らす大人が子どもたちを守り育てていく力を後押しする、地域に根ざした支援です。

プランは今後もこの方針に沿って、子どもの保護とケアを柱にすえた緊急・復興支援活動に取り組んでいきます。

(2010年1月21日更新)

地震後のハイチ、ジャクメルの状況とプランの支援活動を映像でご紹介します。

  ■ハイチ大地震後のプランの支援活動(1分50秒)  

 

 

<映像の説明>
首都ポルトープランスから南西に30マイルに位置するジャクメルは、今回の地震で廃墟と化しました。60%の建物が倒壊し、356人が命を落としました。プランによる救援物資、仮設テント4,000張と家族キット300セット(食糧、防水シート、浄水剤、石けん、食器、ペンライトなど)を積んだ船は、ジャクメル港に到着。トラックで被災地に運ばれ、安全な飲料水とともに、避難キャンプに暮らす家族・子どもに支給されました。

仮設テントが配布されたことで、子どもたちは安全な場所で寝ることができるようになりました。プランは3カ所の避難所で、毎日1,500世帯に食事を提供しています。調理はコミュニティのボランティアが担っています。プランの支給する1回の食事が、多くの人にとって1日のすべてです。プランは、250人の子どもを対象に、遊びを通してトラウマ(心的外傷)を解消するための支援も行っています。

ハイチでは、いまだに大きな余震が続いており、予断を許さない状況が続いています。
皆さまの温かいご支援をよろしくお願いいたします。

(2010年1月20日更新)

プランは、地震で被災した子どもたちが笑顔を取り戻せるように、トラウマ(心的外傷)ケアを行っています。

「多くの子どもたちは家を失い、路上生活を送っています。常に大きな不安とストレスを抱えて、最初にプランの活動に参加した頃は、言葉もほとんど発しませんでした。遊びを通して、徐々にほかの子どもたちと会話を重ね、少しの間、地震の恐怖を忘れることができるようになったのです」 6割の建物が倒壊または損壊したジャクメルで、国際本部のスチュアート・コールズ職員は言います。

 
プランの活動で笑顔を見せる子どもたち

しかし、中には、塞ぎこんだままの子どももいます。プランは、そのような子どもへの専門家によるカウンセリングも支援しています。ストレスを抱えている期間が長ければ長いほど、通常の生活に戻ることは、より困難になるからです。また、子どもたちが安全に過ごせる場所をプランが用意することで、親たちも安心して生活再建に取りかかることができます。

 
崩れた建物の前で立ち止まる少女

災害で一番大きな影響を受けるのは、子どもたち。特に、5人に1人の子どもが栄養不良というハイチでは、少しの状況変化ですら、子どもたちの生命を大きく左右してしまいます。プランは、食糧や安全な水が子どもたちに行き渡り、医療サービスや住むところが確保され、心のケアも受けられるように、引き続き支援を行ってまいります。

すでに温かいご支援をお寄せくださった皆さまに心からの感謝を申し上げるとともに、引き続き、復興までの長い道のりに関心をお寄せいただきますよう、お願い申し上げます。


仮設シェルターの前で、ボランティアの調理した食事を口にする子どもたち


(2010年1月19日更新)

ハイチでは各国から派遣された43の緊急チーム、総勢1,739人が瓦礫に埋もれた被災者の救出にあたっています。被災者のトラウマ(心的外傷)ケア、応急処置を受けた人々へのフォロー、乳幼児への栄養補給が最大の懸念事項となっています。また、国連機関によると20万世帯分の仮設テントが必要と推定されています。

プランによる緊急救援物資(仮設テント4,000張、家族キット300セット)が現地入りし、間もなく被災者への配布が開始されます。さらに家族キット4,000セットも近々到着予定です。プランでは緊急人道支援チームが南部ジャクメル(ラクィットとキャンプ・シロエの避難民キャンプ)とポルトープランス、クロア・デ・ブーケの避難民キャンプを訪問し、状況調査に引き続きあたっています。

 
崩壊したプランの支援する幼稚園を訪問するレゼネ所長
生き埋めになった園児たちは国連機関により無事救出された

プラン・ハイチ現地統括事務所長レゼネ・テスファマリアンは、次のように語っています。

「ジャクメルは毎年ハリケーンに見舞われるので、緊急事態は経験しているが、このような大地震は初めてだ。プラン職員は緊急事態のトレーニングを受けているので、独自に判断しながら迅速な支援活動を展開している。中には家族を亡くしたスタッフもいるが、献身的に活動にあたっている。彼らは本当に私にとってのヒーローであり、彼らとともに働けることを誇りに思う」

 

 
プランの事務所も損壊したため、駐車場で業務にあたる職員

(2010年1月18日更新)

プランの緊急人道支援チームが現地入りし、プラン・ハイチの職員とともに緊急支援活動にあたっています。

空港は救援物資を積んだ各国の飛行機で過密状態なものの機能せず、多くの飛行機が隣国への迂回を強いられています。プランは隣国ドミニカ共和国から陸路と海路から支援チームや支援物資を供給していますが、基幹道路の破損が激しく、通常6時間の道のりが15時間要するなど、支援活動は困難を極めています。通信手段が限定されていること、明確な情報が入手できないことも大きな障害となっています。

 
被災者で溢れかえる公園

そのような中、一刻も早い支援に向けてプランは総力をあげて緊急支援活動に取り組んでいます。プランの活動地域である南部のジャクメルでは3ヶ所に合計1,000人を収容できる避難所を設置、災害翌日から救援キット、食糧と水の配給をしています。また仮設テント4,000張と、衛生用品や食糧22点からなる家族キット4,300セットの支給を間もなく開始する予定です。

プランは関係機関との連携をリードして、支援活動が重複することなく、迅速かつ効果的に被災者に届くよう、調整しています。 また、「子どもの保護チーム」を結成し、災害下の混乱における子どもの虐待や人身売買の防止に向けて活動を進めています。

ハイチからのブログ(英文/プラン職員:Stuart Coles)


ミリーン
 

ミリーン(12歳)
「ちょうど学校から戻った頃、揺れが始まりました。家は倒壊してしまい、現在は家族と避難キャンプにいます。ここは家を失った大人や子どもで溢れかえっています。

学校は全壊し、私の従兄弟は亡くなりました。怪我をした人や病気の人もたくさんいます。食べ物を分け合っていましたが、今は何もなく、ここ一日何も食べていません。飲み水もありません。衣服もありません。今は成すすべがなく、ただキャンプで寝ているのみです。多くの支援が必要です」



フランソワーズ(母親)
 

フランソワーズ(母親)
「揺れが始まったのは、洗濯をしていた時でした。地響きがし、私は急いで家の中に戻り、子どもを救助しましたが、残念なことに2人の子どもは亡くなってしまいました。夫も命を落とし、残された子どもたちは病に伏しています。

食糧や医療の支援を受けているのは有難いことですが、早く故郷に帰りたいです。今は路上で暮らしていますが、家族のためにも安心して過ごせる家が欲しいです」


【スポンサーの皆さまへ】
現在、プラン職員は時間と闘いながら緊急支援活動に注力しています。チャイルドや家族の被災状況に関しましては、今しばらくお待ちくださいますよう、お願い申し上げます。


家財道具を運ぶ子ども
 
避難所で支援活動にあたるプラン職員

プラン・ハイチ現地統括事務所長レゼネ・テスファマリアンは、次のように語っています。

「ジャクメルは毎年ハリケーンに見舞われるので、緊急事態は経験しているが、このような大地震は初めてだ。プラン職員は緊急事態のトレーニングを受けているので、独自に判断しながら迅速な支援活動を展開している。中には家族を亡くしたスタッフもいるが、献身的に活動にあたっている。彼らは本当に私にとってのヒーローであり、彼らとともに働けることを誇りに思う」

 

 
プランの事務所も損壊したため、駐車場で業務にあたる職員

(2010年1月14日更新)

混乱のなか、被災状況は未だ明らかになっていません。しかし、首都ポルトープランスは壊滅状態、人口の3分の1にあたる300万〜500万人が被災、死者は10万人にも達するなどの未曾有の被害が報道されています。

プランは、国際本部、アメリカ地域統括事務所、ドミニカ共和国、ハイチのスタッフからなる緊急人道支援チームを結成。保健衛生や心理ケアの専門スタッフを現地に派遣し、緊急支援活動に着手するとともに、引き続き被災状況の把握に努めています。

ハイチ国統括事務所スタッフによると、ライフラインが遮断されたため「夜は完全な闇になる」状態とのこと。医療サービス・安全な水と食糧の欠如、全半壊した建物、混乱に乗じた暴力など、大人でさえ危険な災害直後は、子どもたちにはさらに虐待などのリスクが高まります。

 

 
地震で崩れた建物 (Reuter)

空港も機能していないため、隣国ドミニカ共和国を支援拠点とし、陸路でハイチ入りし支援活動に取り組んでいます。このような国際支援機関の強みに加え、37年間ハイチで活動する中で培った地域住民、地元団体、政府機関との信頼関係は活動を進めるうえで大きな力となります。
プランは「子どもの保護」を柱に関連機関と連携をはかりながら、緊急・復興支援活動を進めます。


崩壊した学校の横に座り込む少年(Reuter)
 
地震後に発生した火事(Reuter)

(2010年1月13日更新)

12日午後4時53分(日本時間13日午前6時53分)、ハイチでマグニチュード7.0の大地震が発生しました。
震源は、首都ポルトープランスから南西約15kmで震源の深さはおよそ10kmと推定されています。

プランの活動地、ジャクメル、ポルトープランス、クロア・デ・ブーケでも、数多くの建物が倒壊し、人々がその下敷きになるなど甚大な被害が出ています。今回の災害による被災者は300万人以上に上るとみられ、強い余震も続いていることから、今後さらに増えると見込まれています。また、現在電力などのライフラインが寸断されており、通信が困難になっています。

プランは被災状況の確認を急ぐとともに、以下の緊急支援の準備を進めています。

    • ・救援物資の支給
    • ・緊急医療
    • ・安全な飲料水の確保
    • ・子どもの保護など



 

【スポンサーの皆さまへ】
現時点では、チャイルドや家族への人的被害の報告は入っておりません。チャイルドの被災が判明した場合は、個別にご連絡いたします。また被災地への対応などにより、今後の通信物の到着に遅れが見込まれています。何卒ご了承ください。

ハイチにおけるプランの活動

皆さまの温かいご支援ありがとうございました。目標額に達しましたので、募集を終了いたしました。
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