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【完了報告】「インドネシア地震緊急支援」~インドネシア~
アジア
緊急支援
(更新)
緊急・復興支援2019年度活動報告
衛生習慣や防災・減災の知識も伝える
活動内容
発災直後から調査隊を派遣し、ただちに支援活動を開始しました。7万世帯近い家屋が被災し、一時は20万人以上が避難生活を強いられました。プラン・インターナショナルは、シェルターキット、ソーラーランタンや衛生キットを配布し、少しでも避難者が快適に過ごせるよう支援活動に取り組みました。災害を経験した子どもたちにもっとも大切なことは、早く安全な日常生活を取り戻すことです。学校も被災し、家の周りも瓦礫だらけで子どもたちの行き場がないなか、プランは移動式の「子どもひろば」※を運営。安心して遊べる場の提供をする一方、子どもたちの心理状態やニーズなどを踏まえながら、衛生習慣や防災・減災の知識を伝える活動等にも取り組みました。
- ※「子どもひろば」
災害・緊急時に、子どもの保護と心のケアのために設置・運営されます。現地では、混乱のなか、子ども、とりわけ女の子は虐待や搾取の対象となる危険性が高まります。子どもたちが一日もはやく日常を取り戻せるよう、遊びや学習を取り入れることで、子どもたちが抱えるストレスを軽減させ、自尊心を育み、自分を守ることができるようになることも視野に入れて活動します。また、保護者も含めた子どもの保護への理解を深める場としても重要です(詳しくはこちら)
おもな活動の成果
地域 | インドネシア中部のスラウェシ島 | ||||||||||
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期間 | 4カ月(2018年9月~2018年12月) | ||||||||||
2019年度 おもな支援内容と対象 |
対象 1万3042人(うち女の子 3246人、女性3344人) おもな活動内容
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プロジェクト背景
2018年9月28日、インドネシア中部のスラウェシ島でマグニチュード7.5の地震が発生し、沿岸部に津波が押し寄せました。死者2274人、負傷者2531人、行方不明者561人という甚大な被害をもたらしました。避難生活を強いられている人は2019年1月現在、16万人以上に及んでいます。
関連リンク
現地の声
リスカさん、16歳(右)と家族
「シャワーを浴び終えたときに地震があり、急いで外に出ると、近所の人とその子どもが地面の陥没でできた穴に飲み込まれてしまいました。私はショックで何もできませんでした。次々に建物が倒れ出し、穴に落ちないよう家族みんなで手をつなぎ必死で逃げました。瓦礫で道が塞がれ、波が迫ってきましたが、なんとか高台に逃げました。大きなモスクにたどり着いた所で、家族とはぐれてしまい、眠れない夜を過ごしましたが、再会できました。すべてを失いましたが、生き延び、家族と再会できたことに感謝しています。プランからいただいたシェルターキットでテントを建てて暮らしています。雨風を防げますし、マットレスやブランケットで寒さをしのげます。ご支援に感謝しています」