【開催報告】プラン・ラウンジ4月「インドネシア国統括事務所長による活動報告」

4月のプラン・ラウンジは、国際会議のために来日したインドネシアの国統括事務所長ディニ・ウィディアスチュチによる活動報告でした。当日は社会貢献活動の一環として、ミスコンテスト、ミス・グランド・ジャパンのファイナリストの27人にもご参加いただきました。
講演に先立ち、日本事務局の職員が、プラン全体の活動概要と、インドネシアにおけるプランの活動について映像を交えて紹介しました。

続くディニの講演では、はじめに2018年9月28日に発生したインドネシア中部スラウェシ島地震の緊急支援について報告がありました。死者1200人以上、避難者6万人以上の被害をもたらした地震では、発生直後の調査隊派遣、状況調査を経て、現地のニーズに即した効果的な支援に至りました。国連や他団体がリーチしないような遠隔地にまで赴き、子どもや妊産婦、障がいを抱えた人がいる家族への優先的な支援や、シェルターキット（テント、防水シート、マットレス、毛布など）や衛生用品を配布し、安全な水やトイレなど衛生環境の整備を行なったことなど、多大なご寄付をくださった日本の皆さまへの感謝の言葉とともに伝えられました。

一番印象深かったエピソードは、一連の支援活動を終えた後プランの事務所に、支援を受けた遠隔の人たちから、たくさんの魚や野菜が贈られてきたことがあげられました。プラン・スポンサーシップの説明では、頻発する地震や津波、火山や洪水、地滑り、森林火災などの自然災害に備える対策や、災害に強い学校づくり、沿岸部の地域での減災対策、気候変動の理解向上と緑化対策など、インドネシアならではの活動について説明がありました。