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【開催報告】プラン・ラウンジ6月「世界難民の日。ロヒンギャ難民の若者たちが見つけた希望と未来」

イベント

更新)

2023年6月17日に、プラン・ラウンジ6月「世界難民の日。ロヒンギャ難民の若者たちが見つけた希望と未来」をオンラインで開催しました。すでにプラン・インターナショナルをご支援くださっている方や、難民支援、途上国支援にご関心のある方など85名がご参加くださいました。

当日は、3月にバングラデシュのコックスバザールにあるロヒンギャ難民キャンプを訪問した内海職員が登壇。プランが2019年から行っている「ロヒンギャ難民の識字教育」プロジェクトについて紹介しました。

「No Way Out」苦境を生きるロヒンギャ難民

写真:ロヒンギャ難民の概要を説明

ロヒンギャ難民の概要を説明

内海職員は、はじめに6月20日の「世界難民の日」に寄せて、世界で1億人以上に達している難民の現状を統計資料で紹介。そして、ミャンマー南西部のラカイン州に暮らしていたイスラム系少数民族ロヒンギャの人々が、難民となった背景や経緯を説明しました。進むことも戻ることもできない難民の人々が置かれた逃げ場のない状況を「No Way Out」という言葉で表現し、追い詰められたロヒンギャの人々が難民キャンプで何を感じどのように生活しているのかを、写真や動画を交えて紹介しました。

プランの識字教育を通して若者たちが見つけた希望

続いて、難民キャンプにおける学びの意義について説明しました。難民キャンプでは、以前から子どもを対象とした教育支援は実施されていますが、15歳以上の若者を対象とした支援は行き届いていません。プランは難民キャンプ内で、15~24歳の若者たちを対象に以下の支援活動を行っています。
・識字教育(英語の読み書き、計算)
・手工芸やレクリエーションなどの課外活動
・ジェンダー平等促進にむけた啓発活動
活動に参加する若者たちが発した「何もすることがなく、多くの不都合や不安のなかで日々過ごしていたが、学びやコミュニティ活動を通して未来に希望をもてるようになった」という前向きな声も紹介しました。

写真:女性学習者のクラス。安全・安心な居場所にもなっている

女性学習者のクラス。安全・安心な居場所にもなっている

写真:プランから支給されたおそろいのバッグでクラスにむかう

プランから支給されたおそろいのバッグでクラスにむかう

最後に、今日本の私たちができることとして、何よりも「関心を持ち続ける」ことが重要であること、各々の気持ちがいつか輪になって支援につながると述べ、報告を締めくくりました。

お詫びと訂正

当日いただいたご質問への回答に誤りがございました。お詫びして訂正いたします。
■正しい情報:バングラデシュ政府は最終的にバサンチャール島へ約10万人を移住させるという政策を掲げており、2022年12月末までに約3万人がすでに移住しています
■誤ってお伝えした情報:「30万人計画で、10万人がすでに移住しています」

参加者の声

  • 事実を数字の裏付けを示してお教えくださり、理解しやすかったです。女の子、男の子という視点で難民支援を考えた講座は受けたことがなかったのですが、この視点なしで難民支援はできないと知りました。
  • 大学で国際問題について専攻していますが、恥ずかしながらロヒンギャ難民については知りませんでした。将来はすべての人が教育を受けられるような世の中にしたいと考えているため、今回のお話はとても興味深かったです。学習者の父親の「学習をして初めて学習の枯渇に気づく」という言葉が印象的でした。
  • 大変勉強になりました。そもそもの教育の意義や重要性をあらためて学んだ気がします。「社会は変わっていく」という学習修了者のコメントにはハッとさせられ、こんなに恵まれた環境にありながら、ちっぽけで無力な存在だと打ちひしがれていた自分を恥ずかしく思いました。貴重なお話をありがとうございました。

次回は7月22日(土)に開催予定です。多くの皆さまのご参加をお待ちしています。

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