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【開催報告】国際女性デーイベント「PLAN MOVEMENT~ジェンダー平等の実現にむけ、ともに世界を変えていこう!」
イベント
(更新)
プラン・インターナショナルは、3月8日の国際女性デーに、ジェンダー平等な社会を実現するために、ともに社会を変えていく取り組みPLAN MOVEMENTを始動させました。
この取り組みは、機会を奪われ差別や偏見の対象になってしまいがちな国内外の女の子や女性たちが未来にむけてはばたくことができる社会の醸成にむけ、パートナー企業であるPLAN MOVEMENT PARTNERとともに社会にムーブメントを起こすことを目的としています。
この新たな取り組みにご理解・ご賛同をお寄せいただくため、プランは同日、企業やメディアを対象としたイベント「PLAN MOVEMENT~ジェンダー平等の実現にむけ、ともに世界を変えていこう!」を開催しました。
イベントには、パートナー企業の株式会社ファーストリテイリング、ヴァスト・キュルチュール株式会社、そしてプランをご支援くださっている眞鍋かをりさんと辻愛沙子さんをゲストに迎えトークを展開。さまざまなステークホルダーが力を合わせて「MOVEMENT」を起こすためのヒントを考える場となりました。
PLAN MOVEMENTとは
はじめに、プランのマーケティング・コミュニケーション部部長 小泉が登壇し、PLAN MOVEMENTを始めることになった背景と趣旨について説明しました。
日本では、男女雇用機会均等法の施行から30年以上が過ぎ、女性の管理職や男性の育休取得率をあげるための制度改革が進んでいるものの、ジェンダー・ギャップ指数は先進国のなかで最下位。衆院議員で女性が占める割合は10%と依然として女性がリーダーシップを発揮できない状況が続いていることを説明。
また、「女性は理系分野が苦手である」とのステレオタイプが存在していること、性犯罪や性暴力に巻き込まれる割合が高いことなど、日本国内にも課題が山積していることを指摘。
これらの課題を認識し、女の子や女性が能力を十分に発揮できるジェンダー平等な社会を作っていくために、PLAN MOVEMENTを始動させ、女の子の未来を切り拓くためのイベントを展開するために、多くの企業と手を携えて社会を変えていきたいと語りました。
コーポレートパートナーシップのあり方・社会貢献の方法
続いて登壇した、株式会社ファーストリテイリングのシェルバ英子氏とヴァスト・キュルチュール株式会社山本耕太郎氏は、プランのパートナー企業として、それぞれの事業に合わせて進めている社会貢献活動について説明しました。ファーストリテイリングでは、服の回収活動やチャリティTシャツの販売を通じて、多くの人々が社会貢献活動に参加できるタッチポイントをつくることが重要であると考えていること、気軽に購入することができる商材を持つ特性を活かして人々に機会を提供することの大切さを語りました。
一方、富裕層を対象にしたプライベートバンクであるヴァスト・キュルチュールの山本氏は、社会貢献活動を事業に直結させ、プランのようなNGOやNPOに伴走しながら継続的に社会課題に取り組むことこそがより良い世界につながるヒントであるとの考えを述べました。
両社とも、単体では実現が難しいことに、多くのステークホルダーと力を合わせて取り組むことで、社会を変えられるとの強い信念のもと活動していることを明示しました。
「社会を変えるために、私たちにできること」
スポンサーとしてジンバブエのチャイルドと交流されている眞鍋かをりさんと、KIFFMAという寄付と「フリマ」を組み合わせた仕組みでプランを支援してくださっている辻愛沙子さんのトークでは、自分たちにできる社会貢献についてのお二人ならではの視点が印象的でした。女の子の可能性を阻むジェンダー・バイアスについても話題にあげ、世代間や住む国や地域によって異なる価値観を理解し合うには、真っ向から否定するのではなく、互いを認め合いながら時間をかけて話し合いを重ね、距離を縮めていくことが重要であると語りました。
今日からでも取りかかることができることとして「買い物は投票だ」という言葉を紹介。社会との接点は日常の買い物など自分たちのすぐ近くにあるという目線を大切にして、紛争に関与している企業や女性蔑視の発言が問題になった企業の商品を買い控えるなど、買い物という日常的な行為で意思表示をすることが重要であるとの意見にお二人が合意してトークが終了となりました。
国際女性デーのシンボル、ミモザの花が会場を春色に!
今回のイベントでは、プランの活動に賛同いただいた第一園芸株式会社が、会場全体を国際女性デーのシンボルフラワーであるミモザで装飾してくださいました。
イベント終了後には、同社ご提供のミモザのブーケを一人ひとりにお渡しし、参加された皆さまに春を感じていただくことができました。
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