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「私たちが望む未来」女の子たちからの提言~国際女性デー2024~

お知らせ

女の子だから

更新)

3月8日は、「国際女性デー(International Women’s Day)」です。女性の権利を守りジェンダー平等の実現を目指すため、1975年に国連により定められました。

女の子たちが望む未来とは?

ジェンダー平等の実現は、持続可能な開発目標(SDGs)にも掲げられている、国際社会が一丸となって取り組むべき課題です。しかし世界のいたるところで多くの女の子や女性たちが差別や偏見にさらされ、教育を受けたり、経済や政治などの意思決定の場に参加したりする機会を奪われ続けています。

プラン・インターナショナルは2024年の国際女性デーに際し、プランとともにより良い未来の実現にむけて活動している若い女性たちにインタビューを実施。彼女たちが望む変化とは何かを語ってもらいました。3人の女性たちのメッセージをご紹介します。

ジェンダーに基づく暴力のない世界

写真:ヤー・クポドさん、20歳(ガーナ)

ヤー・クポドさん、20歳(ガーナ)
私はガーナ出身の看護学生で、ジェンダー平等に取り組む活動家でもあります。ガーナでは、残念ながら、女の子たちが身体的、精神的、性的虐待や児童婚など、さまざまな形のジェンダーに基づく暴力の影響を受けています。私は母国の女の子と若い女性たちを取り巻く状況を改善したいと考えています。

写真:立ち上げた団体の仲間とヤーさん(右)

立ち上げた団体の仲間とヤーさん(右)

私は常に、世界を女性にとってより良く、より安全な場所にすることを夢見てきました。そのために、女の子や若い女性のエンパワーメントやリーダーシップを促進し、社会的・経済的な自立を後押しすることを目的とした団体を設立しました。

「女の子が教育を受ける権利の推進」「ジェンダーに基づく暴力の防止」「女の子のリーダーシップと意思決定への参画」を提言します。性別、出自、障害の有無、政治的、宗教的所属に関係なく、女の子や若い女性が尊重され、いかなる形態の暴力や差別からも解放される世界を見てみたいのです。

重要なのは、政府がジェンダーに基づく暴力の防止にむけ優先的に取り組み、その取り組みを継続的に評価し、改善することです。政府の支援があれば、私たちはこの問題に対処する上で大きな進歩を遂げることができます。

ジェンダーに基づく暴力は、深刻な人権侵害です。この問題を解決することは、ジェンダーの違いに関係なく誰もが活躍できる社会の実現にも貢献します。誰もが敬意をもって平等に扱われる世界。すべての人の声が届き、権利が保護され、暴力や差別を恐れることなく生活できる世界。すべての人にとって平等な世界を築くことが、包括的で公正な社会の実現につながっていくはずです。

すべての子どもたちが教育を受けられる世界

写真:アシールさん、22歳(ヨルダン)

アシールさん、22歳(ヨルダン)
私はパレスチナ系で、ヨルダンに住んでいます。英語と英語文学を学び、現在は視聴覚翻訳の修士号を取得しています。新しいことにも臆することなく挑戦してきた私にとって、活動家になることは自然な道でした。

私が望む未来は、何よりも教育が重視される未来です。私たちは生徒のニーズを最優先した教育を目指して取り組まなければなりません。古いやり方では、私たちの世代や将来の世代がテクノロジーの急速な発展に追いつくことができません。経済的に余裕のある家庭の子どもだけでなく、すべての子どもたちが言語とテクノロジーのリテラシーを身につけるべきです。

学校が安全で、教育を受ける権利が守られる未来を想像しています。学校は爆撃されるべきではないし、教師が攻撃の標的にされるべきではありません。紛争によって学校に通えなくなるべきではないし、子どもたちは飢えや寒さにさらされたり、避難を強いられたり、虐待を受けたりするべきではありません。子どもたちが軍事攻撃や紛争の対象にならない未来を願っています。

また、障害のある子どもも、障害の種類を問わず、尊厳と配慮をもって扱われるべきであり、高等教育を受ける権利を有するべきです。子どもたちは私たちの未来であり、私が望むのは明るく公正な未来だけです。

女の子たちが偏見を打ち破り、リーダーシップを発揮できる世界

写真:セラフィーネさん、23歳(ケニア)

セラフィーネさん、23歳(ケニア)
私は活動家で、女の子や若い女性への不平等や偏見に立ち向かうことに情熱を持っています。私は、意思決定の場において、女の子がリーダーシップを発揮し、意見を述べることを提言します。

自分たちに関わる最も身近な意思決定の場においてでさえ、女の子と若い女性の意思が反映されることはほとんどありません。これは、女の子が賢くない、勤勉でないからではありません。世界に女の子や若い女性のリーダーが少ない主な理由は、社会全体に根深くあるジェンダー・ステレオタイプにあります。自己主張をする若い女性は、攻撃的で「嫌われている」と見なされることが多く、リーダーシップを発揮しきれずにいます。

写真:リーダーシップ・プログラムに参加するセラフィーヌさん(左)

リーダーシップ・プログラムに参加するセラフィーヌさん(左)

また、ジェンダー平等は、性と生殖に関する健康と権利についての情報とサービスへのアクセスを確保することなしには達成できません。不十分な情報とケアが、毎年、大きな可能性を秘めた何百万人もの女の子たちの将来を妨げています。しかし、性の健康に関するケアや情報を求める若い女性は、非難されたり道徳性が低いとみなされたりする可能性があります。私たちがこの偏見を打ち破らない限り、若い女性にチャンスはないのでしょうか?

リーダーの役割を志す若い女性のことを、残念なことに人々は「リーダーとはこうあるべき」という先入観で見がちです。女性であるという理由だけで生きにくい社会のなかで、女の子や若い女性たちがリーダーシップを発揮するにはどうすればよいのでしょうか?
女の子たちは、女性であるという理由だけで、社会に自分自身を証明するための苦労をする必要がない未来を望んでいます。

世界の女の子や女性が活躍するために

写真:ガールズ・プロジェクト

ジェンダー平等な社会の実現を支援するために。
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