新年のご挨拶2024～女の子が差別されない公正な社会の実現にむけて～

皆木職員（グアテマラ駐在）
「約3年間活動してきた『先住民族の女の子の収入向上』プロジェクトも、今年がいよいよ最終年となりました。
皆さまにご支援いただき、多くの女の子たちが収入を得る術を学ぶことができています。
引き続き、事業終了まで、若者たちを応援していきたいと思います」

サリマタさん、12歳（マリ）
マリでは、飢餓と紛争によって何千人もの人々が避難生活を余儀なくされています。
サリマタさんも国内避難民の1人です。
「友だちと一緒にいるときには、ここに来る前の話をすることはあまりありません。
将来は服屋さんになって、自分で生活していけるようになりたいです」

石丸職員（ベトナム駐在）
「ベトナムの『早すぎる結婚の防止』プロジェクトも残り数カ月となりました。
活動に参加している女性たちを見た地域の子どもたちが
『女の子にも早すぎる結婚以外の選択肢があることを学んだ』と話してくれました。
事業終了後もこのような変化が継続されるよう、最後まで責任をもって携わりたいと思います」

サムさん、18歳（カンボジア）
「8年生のとき、父から学校を止めるように言われ、勉強道具をすべて燃やされてしまいました。
私は肥料店などで働かなくてはなりませんでした。
その後プランのガールズ・リーダーシップ・プログラムに参加して、
人生における明確な目標を持つようになりました。
両親を説得し、学校にも復学できました。将来は小学校の先生になりたいです」

武田職員（トーゴ駐在）
「『障害のある子どもの教育支援』プロジェクトも2年目になります。
2年目は子どもクラブを設立し、障害のある子をメンバーとして迎えました。
障害のある子も教育を受ける権利があることを、子どもたち自身で地域に訴えていきます。
写真は、子どもクラブを訪問し、子どもに手話の挨拶を教えているところです」

ヨセリンさん、14歳（グアテマラ）
「私たちのコミュニティでは、女の子や女性に対する暴力や、10代での妊娠が大きな問題です。
プランとの活動を通して、女の子たちが自信をもって自分の意見を言えるよう手助けしたいです。
危険にさらされている女の子がいたら、自分の身を守るための方法を伝えたいです」

水上職員（ラオス駐在）
「ラオスの『女の子の衛生改善』プロジェクトは、初年度の活動も半ばに差しかかりました。
学校衛生設備の建設や教員研修を終え、学校での衛生習慣の実践や生徒クラブの活動などのモニタリングを行っています。
少数民族も多い北部ウドムサイ県にて、子どもや若者、特に女の子が主体となり、衛生改善を通じて、
ジェンダー平等、特に生理に対する前向きな意識を広めることができるよう、これからも活動してまいります」

エスターさん、24歳（シエラレオネ）
「スラム街で暮らしていた私は、気候変動の大きな影響を目の当たりにしました。
洪水に見舞われた地域では、子どもたちが学校の備品を失ったり、
危機的状況下で女の子へのセクシュアル・ハラスメントが増えている状況を見てきました。
このようなことが起こるのを見たくありません。正義のために立ち上がるときです」